協調性のないINTJの最低なライフハックの話

INTJは協調性がない。社交性もないと言われるが、それ相応の礼儀と礼節をパターンとして認識してしまえば、そんなに難しくはないと、私は思う。
かく言う私も、協調性がないINTJだ。問題や困難は何度もあったが、それとなく生きていっている。

INTJが最も協調性で困難を感じるのが、F型価値観のコミニティーにいる場合だ。F型と言っても、 Fiはどちらかと言えば、私は私、あなたはあなた、の価値観が強いので、協調性で問題になるのはFe価値観のコミニティーだ。
一応言っておくが、ESFJとENFJ個人の価値観ではなく、Fe的な価値観で運営されるコミニティーの話だ。
友人同士での話なら、さっさと逃げてしまえば事足りるが、家庭や職場だとそう簡単にはいかない。私も何度も一人の時に呪詛を吐いた。

私の解決策は、「今回だけは」作戦だ。
私は自分の意見を通すために喧嘩になるのもやぶさかでないが、やはり時と場合による。喧嘩をして一人負けするような状況なら、丸く収めた方が得だ。
だから、私は「あなたがそうしたいのはわかった。でも、私はこう考えてるから『今回だけは』私はこうする」と言って乗り切る。
どうせ今回だけでは済まないのだが、意外とこれは何回でも通用する。私の体感だが。なんなら、上司や上役にも通用した。Fe型コミニティーでは正面切って強く文句を言うことが、是とされていないのだろう。

三回くらい繰り返せば、大抵の人は「あの人はそういう人なのね」とわかってくれる。諦めると言った方がいいのかもしれないが。

これだけでは、済まないことももちろんある。
Fe型コミニティーの場合、一対一の言い合いにはなりにくい。すぐに他の人が止めるからだ。一番悲惨な状況は、吊し上げだ。Fe型コミニティーの高い協調性が暴走すると、多勢に無勢で戦うハメになる。
正直なところ、Fe型コミニティーには理屈は通りにくい。言葉に重みを持った人ではなく、「みんなで一緒に」ができる人が勝つ世界だ。INTJにとっては絶望的な状況だ。INTJには、人望がないからだ。

ここからが、最低なライフハックだ。
卑怯なやり方なのは重々承知の上で言わせていただくが、生贄を見つけておくのが一番いい。逃げられないコミニティーの中で、魔女狩りの対象になるくらいなら、他人を狩ってしまえばいいのだ。
どんな集団でもそうだが、突然魔女狩りや吊し上げが開催されるわけではない。徐々に不満や不穏な空気が増していくのだ。得意の観察力をフル活用し、その時ばかりは、なけなしの協調性を振り絞って彼らに協調しておこう。それだけで、彼らは勝手に他の魔女に目を向けてくれる。

要は、「INTJも問題あるけど、あっちの方がさらに問題」という状況にしてしまえばいい。
家庭内で生贄を見つけるのは心苦しいかもしれない。だが、会社でなら容易に見つけられるだろう。INTJならば。

Fe型コミニティーで生きるためのコツは、「最悪の状況にならないために生贄を見つけておく」「中枢メンバーの情報を流してくれるパイプを見つける」「なけなしの協調性を使う状況を見極める」だ。
この方法でどんな状況でも乗り切れるかはわからないが、少なくとも私はこれでなんとかなった。

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