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キャンプ・登山ギア

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買ってよかったキャンプ・登山ギアのまとめ
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#アルコールストーブ

【ULギア沼】RSRと風火蔵の組み合わせにたどり着いてしまった

ULギア沼というものがある。「もっと軽く、もっと小さく、もっと速く」を突き詰めるあまりにどんどんギアが高額化していき、最終的に金銭感覚がバグり沼にハマる。 その結果、この度無事たどり着いた場所について話そうと思う。それは、RSRと風火蔵によるアルストシステムだ。 デザインと性能が素晴らしいアルストと、そのアルストのために生み出された生粋のアルスト専用風防ゴトク。2つでひとつの完成品。RSRが9,320円、風火蔵は7,700円。お値段合わせて17,020円。 何をやってる

RSRで自動炊飯ができると思いますか?

僕は思いませんでした。理由は火力の強さと燃焼時間の短さです。アルストでメスティン自動炊飯をするには、火力も大事だがそれよりも火の燃焼時間の方が重要。最低でも10分は燃えてくれないとベチャベチャ飯になってしまう。 RSRと風火蔵の組み合わせは、山で風を受けても最速でお湯を沸かすために生み出されたコンビであり、炊飯には不向き。炊飯するならスピードは落ちるが安定して燃え続けられるLIXADAのチタンアルコールストーブとかエスビットを使うしかないと思っていた。 案の定、RSRは3

エバニューのブルーノートストーブをレビューする(景信山でギアテスト)

UL界隈で話題のEVERNEWのBLUENOTESTOVEを発売と同時に買ったのでさっそくレビューしてみる。 ブルーノートストーブは約20gと超軽量で、15mlのアルコールでお湯を沸かせる「アルスト界のジェットボイル」。逆に15mlしか入れられないので炊飯には使えず、湯沸かし専用だ。こういうミニマルなコンセプトは大好きです。 本体とプレヒートプレートのセットが6,000円と、アルストとしてはかなり高価な部類。 欲張って15ml以上入れてしまうと暴発して爆ぜてしまうので正

LIXADAチタンアルコールストーブにベストなゴトクを探す

LIXADAチタンアルコールストーブを超絶愛用しているのだが、径がちょっと特殊なため、既成のゴトクがうまくハマらない。 いろいろ探してたところ、いい感じのゴトクを見つけた。 とてもいい感じだ!trail hutのY IIというゴトク。折りたためてコンパクトになり、床からも浮かすことができる。 なかなか値が張るのだが、スマートさにやられて衝動買いしてしまった。 しかし、使ってみたところ次の問題が発生した。 そこで、アルミ缶を削ってアジャスターを作ってみることにした。

スノーピークのチタンシングルマグ450をフッ素加工して最強のクッカーに仕立て上げる

大好きなクッカーであるスノーピークのチタンシングルマグ450。 クッカーというかマグカップなんだけど、シングルのため直火が可能で、サイズもコンパクトで450mlという容量もベストなのでもはやクッカーとして使っている。 唯一の欠点は、炊飯すると焦げついてしまうことだった。もともとクッカーではないし当たり前なんだけど、お湯でビバークレーションを炊いてそのあと少し温め直したいときなんかに火にかけるとすぐに焦げついてしまい、なかなかコゲを取るのに苦労していて、ふと「むしろフッ素加

HELINOX サイドテーブルSを耐熱仕様にする

バックパックにも入り、軽く、いい感じの高さがあって山でもキャンプでも便利なヘリノックスのサイドテーブルS。 しかしキャンプでアルコールストーブを倒してしまい、天板が少し溶けてしまった。そもそもアルコールストーブを直に置いて使うだけでも溶けてしまう。 そこで、ダイソーのバーベキュー用耐熱シートを天板に設置して耐熱テーブルにグレードアップする案を考えた。 耐熱温度は230℃。メタノールの燃焼温度はちょっと調べたけど出てこなかったので実証実験をしてみる。 バーベキューシート

カップヌードルポーチをキャンプのマルチケースにできないか模索してみる

カップヌードル50周年な企画品として、カップヌードルをそのままポーチにしてしまったアイテムが発売された。 キャンパーならこれを見た瞬間に「クッカー系のマルチケースに使えるのでは?」と思うはずだ。僕は思った。 で、勢いでBIGとノーマルを3つも買ってしまった。BIGはAmazon、ノーマルはコンビニで買える。 早速いろいろ入れてみる。 まずはノーマルサイズ。スノピチタンマグ220、コーヒーポーション×3、LIXADAチタンアルスト、ミュニーク風防、evernewチタンゴ

ついに理想のホットサンドメーカーに出会ってしまったかもしれん【4w1h ホットサンドソロ】

自分ごときが今更語ることはほとんどないぐらい大人気のホットサンドメーカー4w1h ホットサンドソロ。 全然お店に売ってなく、たまに予約販売をインスタで受け付けているのだが、運よく予約できても到着まで3ヶ月ぐらいかかる。メルカリやAmazonでもプレ値で転売されており、8000円〜10000円が相場となっている。定価が5000円なので、流石に倍は高いなと思い、なんとか公式から5月に予約してようやく今日到着した。 美しい。質感といい、細部の作り込みといい、最高だ。ついさっき作

ライトな山メシを探せ!

最近はアルストにハマってしまい、もっぱら山に持っていく火器がアルストになってしまった。「最終的にアルストに行き着く」と登山家の人も言っていたが、わかる気がする。 しかしアルストだとあまりハードな調理はできない。それに火器をライトにしてるのに食材をどっさり持っていってしまったら本末転倒だ。 そこで今回は、お湯でサクッと食べられるライトな山メシを探してみた。尾西のアルファ米やカップラーメンやカレーメシが定番だと思うが、ここはあえてそれ以外の変わり種からチョイスした。 ①カッ

evernewチタンアルコールストーブでメスティン自動炊飯を試す

今まで幾度となく失敗してきたアルストの自動炊飯。 しかし、YouTubeを見てたらなんと爆烈火力で有名なevernewのチタンアルコールストーブでもメスティン自動炊飯ができるという動画を発見した。 しかも、たった30mLのアルコールで完了するというから驚きだ!トランギアでも30mLで大失敗した僕としては正直信じがたい。 やり方は簡単。アルストを本燃焼させてからメスティンを直置きして火力を制限し、あとはほったらかし。これでOKという。疑いを持ちながらさっそくやってみること

VARGOのトライアドマルチフューエルアルコールストーブを一瞬で本燃焼させる

VARGOのトライアドマルチフューエルアルコールストーブT-305は、軽量かつとにかくカッコイイことでアルスト好きを悶えさせるギアだ。 うーん、渋い。。。かっこいい。。。たまらん。 しかし、このアルコールストーブは「風に弱く、本燃焼(二次燃焼)までめちゃくちゃ時間がかかる」というアルストとしては致命的な欠点がある。アルコールストーブは本燃焼しないと火力が弱く、いたずらにアルコールを消費してしまい、湯沸かしや調理が完了しないままアルコールが尽きてしまう。 このトライアドは

MUNIEQ(ミュニーク) X-MESH STOVEはアルコールストーブの風防として使えるのか?

アルコールストーブを屋外で使うためには風防が必須だが、「風防を付けてしまうとまったく炎が見えない問題」がある。 炎を見たいのか、素早くお湯を沸かしたいのか。これは二者択一のトレードオフだと思っていたのだが、それを両取りできるギアがきらぼしのごとく現れた。 MUNIEQ(ミュニーク) X-MESH STOVEである。 超微細な無数の穴が空いたステンレスプレートで、くるっと巻いて円筒状にすることでアルコールストーブの風防にもゴトクにもなり、この穴は光は通すが風は通さないから風

Esbit(エスビット)のポケットストーブで自動炊飯

なぜか知らんが、最近アルコールストーブ用のメタノールが売り切れ&高騰している。一説には「消毒用アルコールと燃料用アルコールを間違えている人がいる」なんて噂もあるが、どうなのだろうか?消毒用のエタノールと違って、燃料用のメタノールは猛毒で人体に害を及ぼすので、間違えて買ってしまった人はすみやかにAmazonに返品して在庫を復活させるようにしてください! ↓なんと燃料用アルコールが普段の5倍の値段! せっかくアルコールストーブの炊飯をいい感じで極めつつあったのに、これはとても

30mLのアルコールで、米は炊けるのか?

キャンプYouTuberやアウトドアメディアの記事で、よく「アルコールストーブで自動炊飯するには30mLのアルコールでおk」という説明を見かけるのだが、山頂では風防でガードしても100mLでも炊けなかったことがあるので体感的に「いくら無風状態でも30mLはありえん」と思っていた。 ちょうどフッ素加工のメスティンが帰ってきたし、今日は東京は大雪&ロックダウン要請で外出ができずヒマだったので、この検証を改めてやってみることにした。 朝から玄米と豚バラをフッ素加工メスティンに入