![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/89464313/rectangle_large_type_2_fcb876147821c41cf87883fda096d3a5.jpeg?width=1200)
テニス
僕は今
汗をかいていた。
僕は、たつき中2。
ちいさいころからテニスをやっていてね。友達は男子の方が多い。体育の時間は嬉しいけれど、実は、僕、前転が苦手。後転は好きだし、得意。唯一の弱点ってやつ?あと、もうひとつある、苦手教科。それは、英語。もう何がなんやらわかんない!!って感じ。あっ!そう。今はね、ライバルと試合中!観客にとっては、なんか丸い物体が跳ね返されているようにしか見えないかもしれないね。
そう。
僕の相手ははるきさん。
僕と同い年。だが、なかなか手強い相手のようだ。僕は頭脳派。だから、相手の行動を読んで素早く打ち返す。なのに、
相手はすぐに僕の行動を読んで打ち返す。僕は無敗だった。だから、相手が憎かった。なんでお前が勝つんだ?信じられないよ。おまえなんか負ければいい。そんなこと思っていたら、相手側の応援席から「いぇーい」と聞こえた。あぁ、負けたんだ俺が。無敗の俺が。そして、たつきはテニスという醍醐味をなくしかけていた。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?