(後編)スケールアップ企業の歩みを支えるSmartHR ビジネス法務部のイマ
この記事は、SmartHR ビジネス法務部インタビュー記事の後編です。「SmartHRに入社した理由や、現在の業務、働き方」については(前編)でお話しておりますので、ご興味あればぜひお読みいただけますと嬉しいです。
会社のためになることなら、自分で見つけて自分で改善していける
uepon:それでは、ここから後編となりますが、まずは、先程お伺いした各業務を日々やっていく中でのやりがいやモチベーションについてお話を聞いていければと思います。
じゃ、どなたからいきましょうか。
YOH:では、僕から。まず、SmartHRでは、プロダクトとビジネスサイドの人が法務をとてもリスペクトをしてくれているので、その点はかなりモチベーションにつがなりますし、会社とこの相談者さんのために頑張ろうとシンプルに思えますね〜 一般的に、法務は事業部と関係性があまり良くないみたいな話を聞くこともありますが、SmartHRでは一切そういったことがないのは本当にありがたいと思います。
他には、SmartHRではマルチプロダクト戦略を進めており、各プロダクトごとに幅広い法分野が経験できるのはとても楽しいです。当然楽しいだけでなく、キャッチアップや自己研鑽は求められるのですが、どの分野も社内にプロフェッショナルがいて気軽に聞いたりできるのもとてもいい環境だと思います。
何より、SmartHRのサービスが社会を便利にしている実感やフィードバックもあり、広まっていったら世の中はハッピーになりそうという感覚があるのは大きなモチベーションです。
uepon:ふむふむ。世の中を、社会を良くしていきたいというのは普段働いていても感じる部分ですよね。良いポイントをありがとうございます。
それでは、yuruさんはいかがでしょうか。
yuru:うふふ。ほぼ丸かぶりしているので聞きながら笑っちゃいました。
他の観点でいくと、評価体制が整っているので、直接的に利益を上げるSalesでない自分も社員としての貢献を認められるのはとても嬉しいことだと感じています。
そのおかげもあってか法務に限らずバックオフィス全体がいきいきしている印象です。また、社内全体のコンプラ意識も高く、今までの経験と比べると、かなりフラットに相談にきてもらえるというのも嬉しいところです。
期待に答えるハードルは高いですが、役に立てていると実感できるのはやりがいにつながっているなと感じています。あとは、スケールアップ企業なので課題はたくさんありますが、それを改善していけるのも生きがいになっていますね(笑)。
uepon:「やりがい」を超えて「生きがい」になっているところに、yuruさんのすごさを感じました笑。
では、ayuminさんいかがでしょうか。
ayumin:私も二人に完全同意です。出てないのでいうと、会社のためになることなら上から降りてくることだけでなく、自分で見つけて自分で改善していけるところにやりがいを感じています。目標はありつつも、目標達成するまでの過程は的外れでなければかなりの裁量をもたせてもらえるので、自分で考えて最適な手段を考えていけるのは難しくもありつつモチベーションになりますね。
好き勝手はしませんが、一定のラインを保ったうえでどこまで柔軟にやるかは任されているから、事業部の方がどうしてほしいかを自分なりに汲み取って対応したらその分感謝してもらえるし、いい関係も築ける、というのはすごくいい環境だなぁと思います。
uepon:いつも自律駆動でなんでもやっていただきとても感謝しております!!
最後となりましたが、takkyさんはどのあたりにやりがいを感じますか。
takky:純粋な感想&法務未経験者の視点でいうと、法務のお仕事は契約業務と押印くらいかと思ったら細かい業務がたくさんあることに驚きました。
また、法律相談など対応した際に相談者から「ありがとうございます」と言っていただけるのが嬉しいです。まだ簡単な領域しか担当できていませんが、そこでもすごく感謝を貰えるので毎日モチベーションが上がっています。会社によっては法務は少し疎まれる存在だったりするようですが、既存メンバーのお陰で社内で法務が嫌われていない、避けられていないのはとても働きやすく、やりがいに繋がります。
チャレンジしたいと思ったら背中を押して貰える環境
uepon:みなさん事業部との関係や、積める経験の幅広さ、自分で裁量をもって働けるといった部分がやりがいやモチベーションに繋がっているのですね。
続きましては、そんなやりがいを持って働いてくださっていらっしゃる皆様で構成されるビジネス法務部の良いところ、まだまだなところをお聞きしていければと思います。
では、フレッシュなご意見を聞いてみたいなと思いますので、7月に異動してきていただいたtakkyさんいかがでしょうか。
takky:細かいところはまだまだ分かっていませんが、分かる範囲でいうと、少数精鋭のイメージが強いです。それぞれが得意な分野で活躍しているな感じています。自身も早く戦力になって役に立ちたい!と思えるかっこいいメンバーが揃っています。
また、ビズ法務に限らずSmartHR全体の雰囲気でもありますが、チャレンジしたいと思ったら背中を押して貰える環境だなと感じています。 マネージャーもチャレンジしたいことがあるかこまめに確認してくださるので、とても助かります。
uepon:ありがとうございます。takkyさんはCSから異動されましたが、100名以上の組織となったCSと比べるとまだまだビジネス法務部は未熟な組織だと思います。CSと比べて具体的にまだまだなところとかはありますか?
takky:CSは人数も多いため、すでにある程度仕組みが整っていました。特にオンボーディング等はかなりシステマチックに構築されていました。法務もこれから人数が増えていくと、仕組み化など整えていったほうが良さそうな部分はあります。
uepon:なるほど〜それでいうと、オンボーディングの設計に一番適しているのはtakkyさんかもしれませんね。未経験で飛び込んで来た今の感覚をメモしておいて本格的にやるとなったときに活かしてほしいと思います!!
法務未経験であるということをうまく組織に還元して活かせると良いですね。
では、続きましてyuruさん、ayuminさん、YOHさんいかがでしょうか。
yuru:例えば法律相談の場合、前職の経験と比してリターンのスピード早い、ビジネスに寄り添った姿勢が良いところだと感じています。
一方で、各自が自己の専門性をもっと深めていき、一人ひとりがこの分野の専門家という強さを持てるとよりよくなっていけるのではないかなと思います。
ayumin:これも被っていますが、早いことが当たり前になっているのがいいと思います。早くやって褒められることもあるけど、それが当たり前であるという意識が根付いているのはレベル高くていいなと思ってます。
一方で、かなり高いレベルの話として、まだまだ事業部から見ると法務はすごいちゃんと相談しに行くところという雰囲気を感じるのがちょっと歯がゆいなあと思っています。お忙しいところ確認していただいてありがとうございますと言っていただけたりすると、気遣っていただいてありがたいと思いつつ、なんだか遠慮させてしまっているのかな〜とも感じたり、、
専門的でどこか遠く感じるような特別な人達、と思われるのではなく、分野は違うけれど会社の成長という同じ目標に向かって働くメンバーであると思ってもらえるように頑張らないとな、と漠然と思ったりもします。
YOHさん:良いところとしては、マネージャーが素晴らしい!!それはさておき、みんな「堅苦しくないけどちゃんとしている」みたいな信頼感があります。例えば、ゴミが落ちてたら自発的に拾うメンバーというか。 ルールは決まってないけどちゃんと目的に沿った行動ができる人たち、尊敬できるメンバーが揃っているのはとてもありがたいです。
また、普段働いていて不要なプレッシャー、不安がほとんどないです。何かうまくいかないことがある場合でも、必ずサポートが得られるし、自分もサポートすることにためらいのないメンバーが揃っているので「分からない、できない」ということにためらいを感じないのは素晴らしいです。総じて、コミュニケーションにコストがかからない、心理的安全性が確保されているというというのは本当にありがたいですね。
あと、退勤後にSlackを見なくても誰も気にしないというのは本当にいいですね!!Slackでは仕事以外でも楽しいコミュニケーションが頻繁に行われていたりするのでなんだかんだSlackを開きがちですが、仕事の連絡は翌営業日に返したり、まだ残っているメンバーでカバーしたりというのが当たり前にできる環境なのはいいですね。いわゆるワークライフバランスは相当にとりやすいと思います。
一方で、まだまだなところとしては、一人一人が業界のスペシャリストと呼べるレベルになっていく余地はあると思います。
部署を超えた連携を強化し、社内外にいいサービスを提供していきたい
uepon:ふむふむ。色々とでてきていい感じではありますが、今後こういったことをやってみたいとか、こういった点に力を入れていきたいとかはありますか?
ayumin:さっきまだまだなところで話したこととも繋がるんですけど、もちろん法務として何かを止めたり修正したりすることはあるんですが、もっとプロダクトを作る一員、売る一員だと思ってもらいたいから、もうちょっとプロダクトサイドへ侵食、ビズサイドの侵食するためになにかやっていければいいなと思っています。
YOH:大きな視点としては、社内とお客様という、内側と外側の両方に向けていいサービス提供をしていきたいです。皆様にとってより使いやすくい法務になって、会社を強くしていきたいと思っています。個別の課題としては、法律の知識だけでは実際のサービスが完成するわけではないので、他部署との連携をより強化したいというのがあります。その観点からは、法律の知識の以外の部分も身につけていたいなと思います。
uepon:お二人がおっしゃっている通り、グループや部署を超えた連携、越境はこれまで以上にどんどん進めていきたいですね。今も全く閉じていませんが、法務に閉じないコミュニケーションをどんどんやっていきましょう!!
これに加えて、マネージャーという立場からの抽象的な話としては、
マルチプロダクト戦略を掲げ、スケールアップ企業となり、成長を続ける企業の法務として、組織としてのいまの雰囲気、関係性を維持しつつ、担当領域を広げ、組織拡大を行い、常に期待を超える法務であり続けたいですね。
そのために組織、個人両面での強さを磨き、靭やかな法務を目指していこうと考えています。
あと、より具体の話として、データ・プライバシーの領域、リスク・コンプライアンスの領域に力を入れていきたいと考えています。
SmartHRはお客様の大切なデータをお預かりしている立場なので、お客様がより安心してデータを預けることができるようにしていきたいですね。
大盛りになってしまって、ごめんなさいですが、
他にもビジネス法務部のメンバーとして、各々の専門性を高めていきたいと思ってもいます。外部の人材と比較して負けないように、もちろん属人化は避けるべきですが、能力が高すぎてどうしても頼ってしまうというレベルに一人ひとりがたどり着けるようにしていきたいですし、そのためのサポートをしっかりしていきたいという思いも強いです。
一人ひとりがそれぞれの領域で高いレベルに到達し、その知識を共有することで高いレベルでの汎用性と専門性を兼ね備えていける組織になることが理想です。
そうすることで、幅広い経験を積むこともできるし、高い専門性も備えられて、各自の望むキャリアに進めるような法務になれるかなと思っています。
SmartHRグループの社員がお客様
uepon:それでは、最後にこれも面接でよく聞かれるところなのですが、「どういった方が活躍されてますか?」「どういった感じだと法務として活躍できますか?」という点について聞いていければと思います。
候補者さんは皆さん優秀な方ばかりで、僕らがどうこう言うのは申し訳ない気持ちでいっぱいですが、
応募をお考えの方には有益な情報になるかと思いますので、こういう方ならSmartHRで楽しんでもらえるかもという点も交えて、お話していただけると助かります!
yuru: 社内では、「コーポレート部門はSmartHRグループの社員がお客様である」という考えを持っています。そこからすると、 お客様である社員第一で動ける方だといいかもしれません。社員第一で働けて、さらに新しいことを思いつくとか、改善していくのが楽しいと思える方、誰かと働くのが楽しいと思える方であれば、楽しみながら働いていただけるかなと思います。
また、ノリがよく思いやりに溢れていて、人に理不尽を押し付けたり、不機嫌な人がいないというのも当社の法務メンバーの素晴らしいところだと思うので、同じような感覚をもった方が来てくださるととても嬉しいです。
takky:SmartHR自体が目まぐるしく変わっていっているので、変化を楽しめる人だと楽しめるかなと思います。また、幅広い分野について法的なスキルを伸ばしていきたい人も色々経験できていいかもしれません。個人的にはBizからのキャリアチェンジとか未経験者大歓迎です!!
uepon:お!ちなみに、法務にキャリアチェンジするのに向いていそうな職種とかありますか?
takky:法務にはホスピタリティが必要と思うので、社員向けにホスピタリティを発揮できる人は向いているかもしれないし、早く、丁寧な回答ができる人とかはよさそうです。
uepon:ふむふむ。ありがとうございます。お二人のお話に完全同意なのですが、付け加えるならば自分で課題を見つけて解決していくことに楽しさを感じていただける方はスケールアップ企業となったSmartHRを楽しんでいただけるかなと思います。
まだまだ、手の届いていないところがたくさんありますので、そういったフェーズを楽しめる方はとても楽しく働いていただけるのではないかと思います。
We Are Hiring!
最後になりますが、SmartHRでは一緒に働くメンバーを募集しています!
この記事を読んでSmartHRビジネス法務部の考え方に共感頂けた方や興味を持って頂けた方、ぜひ下記の採用サイトをご覧ください。
https://recruit.smarthr.co.jp/
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