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フェア・ディスクロージャーが大切

日本にも導入されたフェア・ディスクロージャーの制度

金融商品取引法改正により、日本にも「フェア・ディスクロージャー・ルール」2018年4月に施行されました。


フェア・ディスクロージャー・ルールとは、上場企業などの有価証券の発行者が、株価に影響を及ぼすような未公表の重要な情報を公表前に特定の第三者に提供することを原則として禁じるルールです。

このフェアは要するにインサイダー情報などのことが主に想定されています。ただ、もう少し大きく考えると、情報の公正性というのは極めて重要な考え方であり、大事なルールであると思います。

情報の非対称性

これを完全に解消することは不可能ですし、現実には、情報を持つ人とそうでない人に分かれます。

しかしながら、情報がなるべくオープンにされ、みんなに行きわたるようになっていること、が市場の機能を考えた場合にとても大事になるのは言うまでもないでしょう。

なぜ、有価証券報告書には企業の情報が多く書いてあるのか?

それは「情報の非対称性」を埋めるために他なりません。

そう考えるとあらゆる組織において「分かり易い情報」ばかりではなく、「詳しい情報」も必要ですね。

財務会計は結局、この情報の非対称性を埋めるための手段ともいえます。

有用な情報を如何に公平に提供するか。

そのための枠組み作りに必要なことは何なのか?

もう少し考えてみたいと思います。


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