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投資を始めるのはいいが売るのは難しい

投資をしている人というのがとても多くなっているそうです。

投資をとりあえず始めてみた!

という人も多そうです。

投資はリスク性のある金融商品を購入することです。

リスク性とは、元本が必ずしも保証されていない、ということです。つまり、100万円の投資をしたとすると、100万円の元本割れを起こす可能性もある、ということです。

リスクとリターンは表裏一体です。

リスクが高ければ、それだけリターンも大きくなることが多いです。

投資信託をチェックしてみて驚くのはリターンの高さでしょう。

上位は30%以上というのも珍しくありません。こうした100万円投資をしたら130万円になってかえってくるわけです。売買手数料もかかるとはいえ、思わず買ってしまいたくなりますね。

実は、投資は買う決断よりも売り決断の方が難しいと言われています。

こちらのシバタナオキさんの動画が参考になるでしょう。

この話は、売り時を間違えた、というお話です。

シバタナオキさんは、決算実況のyoutubeチャネルを運営し、決算が読めるようになるnote、企業分析に関する本も執筆されているプロであり、投資についても精通されています。

そんな人でも失敗するのです(私からすると、失敗とは言えないのでは、と思うのですが、期待していたリターンが得られなかったので失敗と認識されているようです)。

投資は買うよりも売るのが難しいのです。

では、どうすればいいのでしょうか?

月並みのアドバイスですが、以下のように言えるでしょう。

①衝動的に行動しない。

下がるとパニックになって売ってしまう、ということもあります。逆もしかりです。上がっていると今売らないとまた下がるかも、と思ってしまいます。多くの場合において衝動的な行動は失敗します。投資している銘柄や経済状況を見極めてから売りかどうかを決めた方がよいでしょう。

多くの投資信託・株式については変動が激しいものです。となると上がったり、下がったりして一喜一憂してしんどくなってしまいます。ですが、それは正直しんどいものです。なので我慢強く行動する、ということが大事です。2007-2008年の金融危機で多くの銘柄は値下がりしましたが、回復しました。となると、我慢しきらず売った人は大損をしたことになります。あくまでも我慢強く、投資することです。

②目的を決めておく

投資の目的により売却のタイミングは異なります。今後上がる株式・投資信託であったとしても、実際のキャッシュを手に入れるために早めに利確・損確をして、資金を回収する必要があるかもしれません。自分の投資の目的を決めておけば売り時も自ずと決まるはずです。ポイントは売らない限りはキャッシュは回収できない、です。

③リターンが高いものは危険なものであることを心得る

リスクとリターンはトレードオフ関係です。なので、リターンの高さに騙されてはなりません。①で我慢強く行動する、といいましたが、投資先が破たんしてしまえば、返ってくる資金は0になってしまいます。こうしたことは絶対に避けなければなりません。となると、適度にリスクを取り、ディフェンシブに投資するということが基本になることを忘れないでおくべきでしょう。

一攫千金をしたいという人は止めません。最終的には丁半博打を出来る人が大儲けできる人だといえばそうかもしれません。

ですが、冷静に考えてみてください。

ある方が投資で大儲けしたからと言って、あなたもそうなれる可能性がどれだけあるでしょうか?

逆に投資で大損している人も多くいるということを忘れないでください。慎重に慎重にディフェンシブに、リスクを適量にとって投資をするのが基本であることを覚えておくべきでしょう。




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