業界地図は面白い:転職、就職、企業分析(投資)に幅広い使い方
業界地図のイベントをこっそりやってました。
本学部の教員、東洋経済新報社の業界地図の担当の方、そして学生の発表者も含めてオンラインイベントでした。
改めて感じることは、
業界地図は面白い、ということです。
もちろん、東洋経済新報社だけでなく、日経のものも含めてですね。
業界地図は、客観性×主観性(好み)の組み合わせで作られています。
業界の客観的なデータ(売上高、純利益、取引数)などを使いながら、今、注目すべき業界(企業)、そして企業同士の関係、そして四季報記者のチェックポイント等々が書かれています。
東洋経済の業界地図(2020年度版)には業界の天気予想などもあって、この予想がどの程度当たるか、なんかも楽しみなところですね。
業界地図のデータは1次情報ではなく、2次情報です。
2次情報においては、1次情報とは異なり、どのように情報をアレンジし、集約し、メッセージを伝えるか、という点に集約されます。
その観点でいえば、企業のIR関連の情報も見てみると面白いですよね。
理想的には各業界の代表的な企業の有価証券報告書や会社四季報、就職四季報なども合わせてみたいところですね。
業界の状況(関係図)を見てみるのも面白いですが、業界に関するコメントも必読ですね(業界のグラフばかりに目を奪われていて、時々飛ばしています・・・すいません)。その時の全体業界がどうなっているかが集約されて書かれています。そして資本関係なども図の中に織り込まれているので、業界での勢力図を考える上でも大変有用です。
今回の特別講義でもお話しました、『一覧性』は最強ですね。
つまり、それを開けた時に、業界全体を見渡すことが出来る。
この情報を集約するのにどれだけ手間をかけているのかと思うと…すごいと思います。
業界地図を見ただけではその業界の全体のことの詳細は分からない、という人も多いかもしれません。
そこでおススメなのは、
気になる業界を業界地図で見てチェックして全体像を把握する⇒業界地図に出ている個別企業の有価証券報告書をチェックして、経営戦略、指標な経営指標、資本関係(ここ重要!)などを見ててみる。⇒その上で、もう一度業界地図をみて、業界全体の将来像を書き出してみる。
というサイクルがよいのではないでしょうか?
実際に手を動かしてみる、分析してみるということをすれば、より活用できること間違いない、ですね。
転職、就職、企業分析(投資)など、幅広い使い方ができる業界地図。
こちらを今後も活用していこうと思います!
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