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会計学の基礎

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#ソフトバンク

未実現損益問題をIFRSと日本基準を比較しながら考える:ソフトバンクグループを事例に

資産負債アプローチ、いわゆる資産と負債を時価評価しその差分を成果とみるやり方(ざっくりいいますと)が主流になっています。

日本基準においてもIFRSのコンバージェンス(IFRSの基準と近づける動き)をしていますので、当然、これに応じた基準改定が行われていきます。

2020年4月以降の以降の事業年度から、時価算定基準が変わります。

図解されていますので、ぜひこちらを参照していただければ。

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ソフトバンクグループの決算発表を読み解く:ベンチャーファンドと事業会社の顔を併せ持つ異色の会社

さて、みんなも注目のソフトバンクGの決算発表の読み解きを試みてみたいと思います。

*こちら随時訂正する可能性があります。

5月18日が決算発表でした。

こちらの記事にもあるように2020年1〜3月期(3ヶ月の四半期の決算)では、1兆4381億円の最終赤字、通期(2019年4月〜2020年3月)では1兆9313億円の最終赤字でした。さらに保有しているアリババの株を使い1.2兆円を調達したことも

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