着物勉強vol. 13 (袴の種類)

きもの文化検定勉強vol. 13(袴の種類)

本日は袴の種類をまとめたいと思います。きもの文化検定では昨日まで5回にかけてまとめた歴史的な衣装の他にも衣服の名称関係がいくつか出題されます。
その一つが袴です。今日は袴の種類についてまとめていきたいと思います。

☆今日のポイント

現代用いられる袴は大きく分けて2種類あります。それが、馬乗り袴行灯袴です。馬乗り袴はマチ付きのズボン上のもの。行灯袴はマチ無しのスカート上のものになります。

これ以外にも特殊な袴がいくつか出題されるのがきもの文化検定の難しいところです。思いつく限りだと、過去には仕舞袴野袴裁付袴が出題されていたと思います。

仕舞袴は能楽用の袴。マチが低いなどの特徴があります。
野袴は江戸時代男性の旅行用袴。形状は馬乗り袴タイプ(マチあり)で、裾に黒ビロードがあしらわれました。
裁付袴は室町時代には武士が、江戸中期以降には猟師などが用いた袴。馬乗り袴タイプで裾の部分はピッタリとしていますが、腰回りはゆとりがあったようです。また、脛を保護する脛巾を付けました。

袴もたくさん種類があり、大変ですが、ひとつひとつ苦手を潰していきたいですね。

参考:
https://ja.wikipedia.org/wiki/仕舞袴
https://kotobank.jp/word/野袴-597167
https://kotobank.jp/word/裁着-320961
https://kotobank.jp/word/裁付-93612
https://kotobank.jp/word/脛巾-115901

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