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不動心


何があっても動じない心のこと。


最近これをよく意識する。


もちろん五感が震えるほどの経験はしたい。

大事なこと。


すごく嬉しい

すごく悲しい

すごく美しい

すごく怒った

すごく楽しい


全て大事な経験。


だけど、その瞬間感じたとしてもそれを色々と解釈して

自分を責めて、落ち込むのは嫌だから、不動心を意識している。


そもそも最近の大きな気づきは、

「人生は波」


自分が何かをしたから、しなかったからという原因結果論ではなく、

(それも少しはあるかもしれないけど)人間が太刀打ちできない災害や、

不運や、人の死などがあって、それは「波」としか言いようがない。


美空ひばりさんの歌の「川の流れのように」と同じ。


その流れには逆らえないし

逆らっても勝てはしない。


大波が来てる時に逆らって波に向かう人はいない。


波に乗ってしまった方がサーフィンできるかも。

(サーフィンのことは知らないけど)


最近少し忙しくなってきたのも、流れ。

私が頑張ったからではない。


そして、コロナによって仕事が減ったのも、流れであり、私のせいではない。


私は常に私。

仕事への取り組み方も同じ。

何も変わらない。

新たな知識と考え方は取り入れているけど、

経験も増やしそれを仕事に生かしているけど、それもいつもと同じ。


だったら、自分の中心にあるものは変わらない。

自分の中にある核は変わらないけど、その核を取り巻くものが変化しているだけ。

私が客室乗務員2年目くらいの頃、ふと気づいたことがあった。


新人期間を経て、少しは仕事がわかるようになり、お客様の気持ちもわかるように

なってきた頃のことだった。


「お客様に応じた応対を」


「判断力を身につけて」


「アピール性を身につけて」


「状況に応じた応対を」


と、訓練生時代から言われ続け、そんな臨機応変さが必要なことに、マニュアルなんてなくて、先輩たちのいうことを常に頭において、先輩たちの様子とお客様の様子を見て、失敗しながらその求められている正体を体で掴もうと必死だった1年が過ぎた頃に思った。


「客室乗務員はアメーバのようにならないといけないんだ」


と。


アメーバは、核は自分の生命の源なので形を変えずに持っているけど、外側は自分がぶつかったものによって、自由自在の形を変えていく。

変えられる。


つまり、外側は一人一人の違うお客様であり、一緒に仕事をする先輩方。

チームワークがなければできない仕事だからこそ、初対面でも一瞬で人間関係を構築して、ベストなチームワークを発揮しなければならないことも、すごく大変だと思っていたし、一人一人の合わせていたら自分がなくなる気がしていたのだろう。


「核は変えなくていい」つまり「自分を変える必要はない」


「外側を自由自在に変えられればいい」つまり「対応の方法をたくさん見つければいい」

そう思って気が楽になったのを覚えている。


人生も同じ。


自分の中心は何も変わっていない。

生まれた時から。


物事にすぐに熱中することも

好きなことにはハマることも


ただただ、自分の外側である人生の流れが変わっているだけ。


「ふーんそうなんだ」


「そんなこともあるんだね」


と、その流れを一喜一憂せずに俯瞰できる人でありたいなと思っている。

そうなったら、心はいつも平穏。

それが一番幸せなんじゃないかな、と思っている。


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