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小規模事業持続化補助金の書き方⑤ 補助事業で行う事業名

様式2

もくじ

  • 補助事業決定

  • 補助事業を行う事業名

  • まとめ

補助事業決定

 補助事業名を決める前に、どの戦略を補助事業として行うかを決定します。小規模事業者の場合、あれもこれもと経営資源を分散する事は望ましくありません。【経営方針・目標と今後のプラン】で絞り込んだ戦略(方向性)と具体策の内、今回どれを補助事業として行うかを決めましょう。

<再掲 ④より>
 経営方針は、①地元農家からの朝どれ野菜を、テイクアウトメニューにも展開して新たなニーズを取り組む事。②店内の雰囲気づくりに役立つ自動調理器を導入し労働生産性を高める事。とする。
 ①の具体的な施策としては、テイクアウト用の朝どれ野菜メニューの開発を行うこと。朝どれ野菜の仕入を増やし、野菜のみの販売も実施すること。また提携農家を増やす事で仕入の幅を増やし、顧客ニーズへの対応と独自性の強化を図りたいと思います。
 ②の具体定な施策としては、入り口に珈琲の良い匂いが漂うようにキッチンレイアウトの変更の実施。店の雰囲気と手作り感を損なうことが無いように、デザイン性の高い小型のスチームコンベクションオーブンを導入したいと思います。

 この中から今回は、【①地元農家からの朝どれ野菜を、テイクアウトメニューにも展開して新たなニーズを取り組む事。】を補助事業対象として、具体的な行動としては、
 「テイクアウト用の朝どれ野菜メニューの開発」
 「朝どれ野菜の仕入を増やし、野菜のみの販売も実施」
 「提携農家を増やす事で仕入の幅を増やし、顧客ニーズへの対応と独自性
  の強化」
として、進めて行きたいと思います。

補助事業で行う事業名

 30文字以内という指定があるので必ず厳守してください。この事業名は一般公開されるため、事業内容が競合に知られない様に曖昧にする方が良いと言う意見もありますが、具体性を欠いてしまうのはマイナス印象となるため、しっかり記載して頂ければと思います。

 地元農家との関係強化による、テイクアウト強化と販路拡大

 ポイントとしては、因果で構成すると簡潔に表現する事が出来ます。地域社会への貢献・関係強化と合わせて、テイクアウトの強化と販路拡大への取組だという事が事業名で判断できます。

まとめ

 以上、補助事業で行う事業名について説明して来ました。最後にまとめのポイントをお伝えして、この章は終わりたいと思います。

  • あれもこれもとやるのではなく【経営方針・目標と今後のプラン】で絞り込んだ戦略(方向性)の中から1つに絞り、経営資源を集中させる事が小規模事業者には大事である。

  • 必ず30文字以内で、簡潔に補助事業名を記載する。因果で構成すると、伝わり易くなります。

  • 補助事業対象以外の戦略はまったく着手しないという事ではありません。あくまでも今回の補助金を使って行う事業の選択です。補助金採択までには時間がかかります。その間に出来る事も多々あります。優先順位を決めて計画的に実行して行く事が大事となります。

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