カッコよく歳を取ろう【敬老の日】
こんにちは 日刊マガジン【書くンジャーズ】金曜日担当のウエノです。
今週のテーマは【敬老の日】
日本の祝日は、暦や何かの記念日に由来しているものが多く、例えば、秋分の日は暦、体育の日(10月10日)は東京オリンピック開会式の日(現在はハッピーマンデーで10月第2月曜日に変わりました)、そして文化の日(11月3日)は、明治天皇の誕生日に由来します。
では、敬老の日は何に由来するのでしょう。
私の予想では、おそらく長寿を願う9月9日の重陽の節句が1週間ずれたぐらいに考えていたのですが、検索してみると、諸説あるようですが、次のような由来でした。
1947年に兵庫県旧多可郡野間谷村で行われた、敬老会と呼ばれるイベントが発端で、そもそも敬老会を9月15日としたのは、下記の理由からだと言われてます。
1.聖徳太子が老人のために悲田院を建立した日である説
2.717年9月に元正天皇が養老の滝を命名したことにちなんで改元したからという説
それっぽい理由ですが、間違いなくこの日だという根拠はないようで、9月15日頃はちょうど農閑期で暇だったからという説が一番有力なようです。
老人(高齢者)の定義
では、ここで老人、いわゆる高齢者の定義を調べてみましょう。
高齢の線引きは曖昧且つ主観的な部分があり、判断は容易ではない。国連では60歳以上[1]、国連の世界保健機関 (WHO) の定義では、65歳以上の人のことを高齢者としている。定年退職者もしくは老齢年金給付対象以上の人を言うことも考えられる。
ふむふむ。
WHOの定義では65歳以上を高齢者として捉えているようですね。
なお、日本では医療制度に関する法律で、65~74歳を前期高齢者、75歳以上を後期高齢者と呼んでいます。
また、雇用に関する法律では、55歳以上を高年齢者と定めていて、人口統計による区分によれば、35~64歳を壮年、医療制度同様に、65~74歳を前期高齢者、75歳以上を後期高齢者と区分しています。
55歳って、まだまだバリバリの現役イメージなんですが、サザエさんのお父さん、波平さんの年齢は54歳ですし、また、この法律が制定された1971年(昭和46年)の男性の平均寿命は70歳だったことからも、当時だったら、55歳は老人と呼んでいい年齢だったのでしょう。
波平さんの年齢
サザエさんの連載が始まったのは1951年。当時の平均寿命はなんと65歳だったそうです。
であれば、54歳という年齢は、平均寿命まで生きたとしても10年ですから、波平さんが老人に近いキャラクターとして描かれたのは至極当然な流れだと言えます。
ひるがえって、2018年の男性の平均寿命は81歳ですから、波平さんは現在だと70歳ぐらいの年齢になります。
現代の70歳の健康状態は「50年前の60歳」とのデータもあるようで、70歳は普通に仕事をしてても支障のない年齢ではないでしょうか。
カッコよく年を取ろう
最近のアーティスト達を見ていると、昔より明らかに若返っていると思いませんか。
日本を代表するロックミュージシャン矢沢永吉は、今でも若い頃から全く変わらない声量で歌い、縦横無尽にステージを走り回ります。彼は明日でちょうど70歳ですが、とてもそんな年齢には見えません。
還暦を超えて、今なお当時と変わらぬ活動を続けているアーティストの年齢を調べてみると、本当にそんな年齢?と疑いたくなるほどです。
細野晴臣 72歳 小田和正 71歳
財津和夫 71歳 坂本龍一 67歳
中島みゆき 67歳 山下達郎 66歳
松任谷由美 65歳 竹内まりや 64歳
彼ら彼女らの共通点は、やっぱりカッコよさじゃないでしょうか。
カッコよさがなくなる、つまり、カッコよさの追求をやめると、一気に老けてしまうのではないかなと思います。
じゃあ、歳を取ってからのカッコよさって、どんなところでしょう?
それは、遊びでも仕事でも歳のせいにせず、いつでも真剣に取り組む気持ち、あるいは姿勢だと、私は考えます。
そして、何よりも大切なのは、いつまでもワクワク感を絶やさないことだと思います。
最近の私は前職の頃よりもめちゃくちゃ忙しいのですが、気持ちが萎えてないのは、ワクワクが続いているからです。
この状態を続けていれば、私もあのアーティストたちのようにカッコよく歳を取れそうですね(笑)
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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