♨台東区銭湯特集♨『帝国湯』
こんにちは!
上野案内所です🙋♀️
12月31日(土)まで、浅草橋では3つの銭湯を巡る「浅草橋三湯物語スタンプラリー」が開催中です。
▼浅草橋三湯物語キャンペーンについて
今回は、浅草橋の『帝国湯』をご紹介いたします!
帝国湯は蔵前橋通り沿い、鳥越神社近くのマンションの1階にあります。創業は明治時代末期で、100年以上の歴史があるといわれており、1979年(昭和54年)10月以来は現在の建物で営業しています。
3代目のご主人いわく、戦後は帝国湯のある場所から上野駅が見えるほど土地が拓けていたそうです。
帝国湯にはジャグジー風呂とバイブラバス、2種類の薬湯があります。薪で沸かした43℃以上の湯(あつ湯)は、外気で冷えた体を芯まで温めてくれます。江戸っ子らしい湯の熱さは、浅草橋エリアでも随一なのだそうです!
さて、関東の銭湯といえば“富士山の壁画”をイメージする方が多いと思いますが、帝国湯ではこのように、ヨーロッパの山のタイル絵をお楽しみいただけます。
銭湯の壁画は、大きく「ペンキ絵」と「タイル絵」に分けられます。
なお、ペンキ絵の発祥は東京・神田猿楽町の「キカイ湯」(※現在は閉業)で、縁起物の富士山が描かれたことにより、次第に関東圏で広まっていったといわれています。
100年以上、この地で街の移ろいを見守ってきた帝国湯。かつて下町の子ども達は、昼は公園、夜は銭湯で集まって遊んでいたのが日常の光景だったそうです。
「銭湯は、人と人との繋がりを感じられる場所」と番頭のご主人は語ります。
一層寒さが増して行く今日この頃。下町人情を感じられる銭湯で、江戸っ子らしい熱々のお湯につかってみてはいかがでしょうか♨️