第45回 湯島天神菊まつり(11月1日~11月22日)
こんにちは!
上野案内所です🙋♀️
秋を代表する花として親しまれている菊。
11月1日(水)から11月22日(水)まで、湯島天神では『菊まつり』が開催されています。
文京区五大花まつりのひとつである『菊まつり』は今回で45回目の開催となります。菊の展示、菊人形のほかにも地域の飲食店ブースなどもあり、文京区の魅力を感じられるお祭りです。
菊の花は江戸時代から品種改良が盛んになり、菊合わせと呼ばれる新種の品評会が度々行われるようになりました。その頃から仕立ての様式も発達し、多様な仕立て方が考えられるようになりました。
約2千株の菊が境内に展示されます。職人の方が丹精を込めて作る多種多様の菊はとても見ごたえがあります。
11月13日(月)に撮影した菊まつりの様子をご紹介します📷
菊人形
菊の花や葉を細工して人形の衣装としたもので、都内では見られるのは珍しいです。毎年NHK大河ドラマの場面から作成されています。今年は『どうする家康』の家康、瀬名、信長の3体が展示されています。
懸崖(けんがい)
菊を盆栽仕立てにして、幹や茎が根よりも低く崖のように垂れ下がる形で作られた菊です。1つの根から沢山茎をのばし花を咲かせる様子は迫力があります。
千輪咲(せんりんざき)
きれいなドーム型に整列した菊は、1本の菊の茎から枝分かれを繰り返して1,000個程度の花を咲かせます。1本の茎が支えていることに自然の力強さを感じられます。
厚物(あつもの)
数百枚の花弁が重なり合って、盛り上がったように咲く代表的な咲き方です。一つ一つ上品な佇まいをしています。
他にも、動物の形を模した菊などユニークな作品もあります🐇
近年では菊づくりの職人が減ってきているそうです。また、都心などでは育てるのが難しくこれほどの規模でご覧いただけるのは貴重な機会となっています。ぜひ、お立ち寄りください。