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6. 生活支援技術

介護福祉士 正誤問題集

6. 生活支援技術

問題1 介護福祉職が利用者の自立を支援する際には、ADL(Activeites of Daily Living:日常生活動作)を回復することに重点を置く。
答1.✖  
自立には、身体的自立、精神的自立、社会的自立、経済的自立があり、単にADLを回復することが自立支援とはいえない。

問題2 介護福祉職が利用者の自立を支援する際には、利用者の自己選択・自己決定を支援するようにする。
答2.〇 
自立支援では、日常生活を自分でできるようにすることだけでなく、自らの意思で選択・決定し、社会で役割をもって活動することを支援する。

問題3 防火を意識した調理支援では、調理をするときは、そで口をしぼった衣類を着てもらう。
答3.〇 
調理をするときに、そで口の広い衣類などでは、引火のおそれがあるため、そで口をしぼった衣類を着てもらう。

問題4 片麻痺のある人の転倒予防として、麻痺のある側に広く空間を取るように、ベッドを配置する。
答4.✖ 
ベッドからの移動に際して、起き上がりから立ち上がりまで麻痺のない側に向かって行う。したがって、動きがとれるよう麻痺のない側に広く空間を取るように、ベッドを配置する。

問題5 熱中症(heatstroke)は屋内でも発生する。
答5.〇 
熱中症の原因として高温・多湿などの環境があげられ、屋内でも発生する可能性がある。

問題6 歩行が可能な脊髄小脳変性症(spinocerebellardegeneration)の高齢者の転倒予防に留意した環境整備では、洋式トイレの予備のトイレットペーパーは足元に置く。
答6.✖ 
脊髄小脳変性症はバランスを崩しやすいため、トイレットペーパーは足元に置くと、取るときにバランスを崩して転倒するリスクが高まる。

問題7 歩行が可能な脊髄小脳変性症(spinocerebellardegeneration)の高齢者の転倒予防に留意した環境整備では、頻繁に移動する場所には手すりを取り付ける。
答7.〇 
脊髄小脳変性症はバランスを崩しやすいため、常に近くにつかまるところがあれば、ふらついて転倒しそうなときでも手すりにつかまることができ、安全に移動できる。

問題8 開き戸を自動ドアに変更することは、介護保険の住宅改修の給付対象となる。
答8.✖ 
自動ドアの動力部分の設置にかかる費用については、介護保険の住宅改修の給付対象とならない。

問題9 和式便器の上に腰掛け便座を設置することは、介護保険の住宅改修の給付対象となる。
答9.✖ 
和式便器の上に設置する腰掛け便座は、特定福祉用具販売の種目である。

問題10 滑りにくい床材への変更は、介護保険の住宅改修の給付対象となる。
答10.〇 
滑りの防止および移動の円滑化等のための床または通路面の材料の変更は、介護保険の住宅改修の給付対象となる。 

問題11 取り外しが可能な手すりの設置は、介護保険の住宅改修の給付対象とならない。
答11.〇 
取り外しが可能な手すりは、福祉用具貸与の種目である。

問題12 現在使用している洋式便器に洗浄機能を付加することは、介護保険の住宅改修の給付対象となる。
答12.✖ 
現在使用している洋式便器に洗浄機能を付加することは、介護保険の住宅改修の給付対象とならない。

問題13 手すりを取り付けるために壁の下地を補強することは、介護保険の住宅改修の給付対象となる。
答13.〇 
手すりを取り付けるために壁の下地を補強することは、介護保険の住宅改修の給付対象となる。

問題14 トイレの環境整備として出入口の扉は、外開きより内開きのほうがよい。
答14.✖ 
トイレの扉は引き戸が最適であるが、内開きと外開きで選ぶのであれば外開きのほうが望ましい。内開きの場合、トイレ内で倒れた場合に扉が開かなくなる可能性がある。

問題15 介護老人福祉施設における居室の環境整備で留意すべき点として、利用者が使い慣れた家具を置く。
答15.〇 
高齢者は環境の変化に適応する力が低下するので、使い慣れた家具や備品を置くことは重要である。

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