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タイトルを付られなかった小説を君だけに。(2)



⭐︎藤咲唯花とのデート

「じゃあそろそろ帰るわ。」
帰る準備をしながらそういうと。
「楽しんでこいよ。後これ、」父は小さいポーチのようなものを渡す。
中にはお金とゴムが入っていた。
「ちゃんとつけけてヤるんだぞ。」
おいおいさっきまで号泣していた人とは思えない発言すぎる。
「いや、、、まだそんな関係じゃ、てか普通に何を考えてんの?」
「まぁまぁそのお金あげるから許してくれ。」
「しょうがない。」
「じゃーな。後おじいちゃんによろしく伝えといて。」
「うん分かった。」
そして俺たちはデートに出かけた。唯は大沼池に行きたかったらしいのでまずそこに行った。「うわぁー。綺麗。」と俺たちは同時に口を合わせて言った。そこはすごく水が綺麗で景色も綺麗だった。「空気が美味しいね」みたいな会話をしつつ、そこで唯がその大沼池にある鳥居で「一緒に写真を撮ろうよ」と誘ってきたので一緒に撮った。でも今思えばあんまり唯と写真を撮った覚えがなかった。久しぶりに唯と撮れてシンプルに嬉しかった。この写真は一生スマホの中に入っているだろう。このデートは正直どこかに行くという目的があったわけでもなかったから。バスとか電車で移動している最中に近くに観光スポットがあったら寄ろうみたいな感じだった。だけど一つだけ俺が小さい時に家族で行ってすごく感動したところがあった。そこに唯を是非とも連れて行きたいと思っていた。
その大沼池を出た後は松本の方に行ってお城を見たり、上田の方にも行った。諏訪湖にも行った。「ここ、君の名は。の聖地だよ。」「そうなの?」唯は驚くように言った。「確かに言われてみればそうかも」夕日が水に反射してこっちを照らしてくる。こんな幸せな生活が一生続くことを俺は願う。
そして時間も時間となってついに俺の行きたかった場所に来た。そう「スタービレッジ阿智」という日本で一番星空が見れる場所だ。
「今日一番連れてきたかった場所がここ。」
「もう結構暗いけど。」
「そうだね。だけど心配しないで11時には家にかえるって言っておいたから。マジで楽しみ。」
「ここ何するところなの。」
星が綺麗に見えるまで内緒にしておこうと思ったけどチケット買う時とかゴンドラに乗ってる最中も星についての説明とか流れるから、教えとくか。
「ここ日本で一番星が見える場所な、、、、」
俺は説明し終えた。
「そうなんだ。楽しみ。」
そして俺たちは一緒にゴンドラに乗った。ゴンドラは全然二人の空間ではなかった。むしろ窮屈だったけどその分唯と距離が近かった。
「ちゃんとしたゴンドラ乗るの初めてかもしれない。」
星についての説明をしているからか、聞いている人の邪魔にならないように小声で俺の方を向いて喋りかけた。
「ほんと?唯の初めての経験になれて俺は嬉しいよ。」
俺も小声で言った。だけど唯は少しだけ顔を赤くした。あっ!俺は純粋だった。唯といると男子ノリができなくなるというか、それで不快になって別れることになったら最悪だから絶対に下ネタは厳禁なんだけど、今回の発言に関しては申し訳ない。偶然だ。でもちょっとからかってみようかな。
「どうした?顔赤いぞ。」
そして唯は髪を耳にかけて、俺の方を上目遣いで言ってきた。
「これからも初めての経験いっぱいしようね。」
心臓がもたなかった。俺と唯二人は下を見て照れ隠しをしたが、顔が赤くなったのは言うまでもない。それにしても可愛い。
星空をみる会場に着いた。始まってから確か俺の記憶では舞台でパフォーマンスをしていた気がした。それも3分の2くらいの時間をかけて。だから正直不服だったが。
「着いたね。」
唯はすっかりテンションが上がっている。ここは山の頂上ようなところなので夏にしては寒い。
「どこに座る?」
「あっもしかしてさリュックの中にずーっとレジャーシート入れてくれたの?」
「まぁ別に重くないしさ、これくらい。」
「気がきく〜」
「それはどうも」
星空を見るためだから別にどこでも良かったから、できるだけゴンドラの近くのところにレジャーシートを敷いて座った。レジャーシートは家から持ってきたもので前にここにきた時もこれだったかもしれない。サイズは結構大きくて二人なら寝転ぶことができるくらいだ。
どうせなら寝ころがって見たかったのでこれにした。
「あー疲れたー。」
俺は一番先に寝転がった。
「私も!」
俺は大の字になって倒れ込んだから唯の頭が俺の腕にきた。かなり近い距離だった。そして目がずーっと合っている。周りの景色が真っ白な背景にしか見えなくて、周りの音も真っ白だった。
「ごめん、ごめん。」
と、いうと体を起こして髪の毛を整えていた。
「何か食べる?」
「コンビニで買ったおにぎりもらおうかな。」
「分かった。はい。」
そう言うと袋からいくらのおにぎりとシャケのおにぎりとお茶を出してくれた。
「唯は何かったんだっけ?」
「サンドウィッチ」
そして俺たちは手を合わせて「いただきます。」と言って食べ始めた。
「なんかさ、寒いところで食べるご飯って美味しいよね。」
「確かにわかる。普段普通にやってるいろんなことが幸せだと思うの。だけどみんな普通だ。とか当たり前だとか思って幸せだと感じてないの。みんなが良い環境で食事できるのも、料理を作ってくれる人がいるのも幸せだと思うの。だけど寒いってのはさ、小説とかでも孤独感とか表すよね?でも逆に冬にラブコメとかラブソングが流行るのは孤独感が味を出してるからだと思うの。」
俺は(?)になった。
「なんだろな、普段の何気ない生活が改めて幸せだったんだーって気づくのが孤独感だと思うの。だからね寒い時にご飯を食べると美味しく感じるのは「普段の生活の感謝」っていうふりかけがかかっているからじゃないかな。」
確かにそうかもしれない。幸せだったなーって感じるのは孤独感なのかもしれない。母さんが死んだ時もそうだったから。いい人すぎる、好きな人が唯で良かった。
「うっーー泣けてくる」
「ちょっと言ってて恥ずかしかったけど、今もっと恥ずかしい。」
二人は微笑んだ。
「だけど本当にそうだと思う。だからさ」
間を開けて言った
「小説部に入らないかい?もうね俺多分だけど唯の小説だけで3本は書けるな。」
自信満々にいう。
「書かないで欲しいけど、一様聞くけどタイトル何にするの?」
「藤咲唯花の発言」
「適当か」
ツッコミを入れて
「なんか私勇気を持って世界平和のことについて発言した人みたいなタイトルになってるじゃん。」
「じゃあ他には、、」
「もういいよ」
「そろそろ始まるね。」
「そうだねワクワクする。」
やっぱり最初はダンサーとかのパフォーマンスだった。そしてついにここ一体が静かになった。ただ聞こえてくるのは今まで聞こえて来なかった虫の鳴き声だった。
「寝転んでいい?」
「じゃ私も。」
今度はお互い自然的に数字の1かのように真っ直ぐとした体制だった。
そしてカウントダウンが始まる。
「電気を消すまで3、2、1、、、」
瞬きをした瞬間ありえないほどの美しさだった。
会場はみんな「おーー!」と盛り上がっていた。
俺たちも顔を見合わせて
「綺麗ー」
と言った。やっぱり感動した。尋常じゃないほどに感動して、家族と行ったことを思い出したら少しだけ目が潤んだ。そしたら唯と手が当たって雰囲気的に恋人繋ぎをした。
空には流れ星が見られた。
「唯見えた?流れ星。」
「みえた!見えた!」
テンションが上がっていてこっちもとても嬉しくなった。
「願い事こんなスピードで三回もいえないよな。」
「ずっと呟いてたらいけるかもね。」
「唯の願い事は?」
「逆に優斗は?」
「じゃあ一緒に言おうか。」
「分かった」
「行くぞ、せーの」
   「今の幸せがずーっと続きますように。」

   「今の幸せがずーっと続きますように。」
一緒のタイミングで一緒のことを言った。すごく嬉しかった。唯も今を幸せだと思っていてくれたことが。
「なんだ唯も一緒か。」
「これじゃ流れ星が見えたとしても三回いえないね。」
俺たちは寝転んだ状態で顔を合わせて笑った。
そしてショーも終わり帰ることにした。
結構人が多かったがゴンドラにできるだけ近くのところだったので、それに関しては大丈夫だった。
バスに乗って近くのカフェで時間を潰して、カフェを出た時間は9時半くらいだったので11時には全然間に合いそうだ。
「今日は楽しかったよ。ありがとね」
可愛い。
「全然、こちらこそ来てくれてありがと、、、」
バシャーん
「うっわ最悪だ。」
水たまりの上を車が通って水が跳ねた。
「大丈夫?」
「まぁ家近いし、先にお風呂入ってもいいかな?」
「もちろんもちろん。」
まぁすぐに家に着いたから良かったけど、でもどうせなら濡れないで欲しかった。
そして家に着いた

⭐︎緊張のお泊まりデート

ただいまーって玄関で叫ぶのもちょっとあれだから、リビングまで行って帰ったと伝えようかな。
「じいちゃん帰ったよ。」
リビングに入る。リビングは普通だ。だけど独特な不快でもいい匂いとも思わない匂いがする。テレビはついていなくておじいちゃんは眼鏡をかけて何かの書類を書いていた。おばあちゃんはダイニングでコーヒーを飲んでいた。
「おーおかえり、飯は食ったか?」
「食べてきたから大丈夫。」
「ちょっと服濡れたからお風呂先に入っていいかな。」
「あー入ってこい。」
やっぱり冷たい人だと思う。昔から変わらない。唯もリビングに一緒にきたから俺がお風呂に行くとこの部屋一人になるからどうしよう。「一緒にお風呂に入る?」とか言ってこの部屋から出させようか。流石に考えていることがキモすぎる。
「私ここにいていいですか?」
唯がそういう。俺はびっくりした俺だったらこんな環境に一人でいるのは絶対に無理だ。
「大丈夫か?」
こんなこと聞くのはおじいちゃんには失礼かもしれないけど、聞いてしまった。
「え?大丈夫だよ。」
なんで?みたいな表情をして微笑んでいた。
「分かった。じゃあお風呂入ってくるね。」
「うん。行ってらっしゃい。」
お風呂かーなんか違う家のお風呂あんまり好きじゃないんだよな、、、落ち着かないというかまぁちゃちゃっと洗うだけでいいかな。いやちょっと待ってよ、もし、いい雰囲気になった時のためにしっかりお風呂入っておこう。うん。その方が安全だ。別に期待とかしてるわけじゃないけど、でも唯、積極的になるんだよな。そしてお風呂から出てリビングに戻った。だけどもう唯はリビングにはいなくて、部屋に行ったらしい。部屋にはパジャマを手に持って、下着をカバンから取り出していた唯がいた。もちろん俺は直視してしまったけど、唯は俺のことを直視していたから、俺が唯の下着を直視していたことはばれただろう。
「あっ上がった?」
俺はびっくりした。いつの唯なら「私のパンツとブラ見てたでしょ?」とかいうはずだけど、、、
「うん。じいちゃんたちってさもう寝るって言ってた?」
「うん、寝るって言ってたよ。後隣の部屋に置いてある布団干したやつらしいからさ、それを敷いといてくれない?」
「分かった。」
唯は部屋を出て風呂場へ向かった。
布団敷くか。布団をすべてこの部屋に持ってきた。だけど俺は今「布団との距離をどのくらいにするか問題」に直面している。もしセックスをするのであればゼロ距離にするべきだけど、別にするとは決まったわけじゃないから50センチくらい開けておくか。どうしよう。
そして40分くらいかかっただろうか。唯が帰ってきた。そして布団を見て言う。
「ちょっと近いね///」
パジャマ姿の唯はとてもとても可愛い。素足に目が行きたくなるのを頑張って押さえている。
「やっぱり近い?ちょっと離そうか。」
やっぱりゼロ距離はダメだったか。
「私はこの距離のほうがいいと思うけど。///」
何を言っているかな唯さん、、、
「そっか。」
「ちょっと私歯磨いてくる。優斗は磨いた?」
「うん磨いた。」
緊張する。おいおい俺、田島優斗何緊張してるんだよ。落ち着け。
そして数分後、、、、唯は歯を磨き終わって部屋に入ってきた。
「電気消していい?」と俺が聞く。
「いいけど豆電球がいいな。」
「分かった。」
豆電球だから唯の顔が見える。そして布団に入る。
「おやすみ今日楽しかったよ。」
「良かった。おやすみ。」
、、、寝れるはずがない。そうすると、
「こっち向いて」
唯にそう言われたので俺は唯の方向を向くと「ちゅ」
キスをしてきた。俺は耐えられなくなり、俺は寝転がっている体を起こしてあぐらをかいた。
そうすると唯も起き上がって少し下の目線に唯がいる。
「俺からキスさせてほしい。」
唯は顔を赤くして目を反らした。
「うん。いいよ///」 「っちゅ、っちゅ、はぁむ、はぁ はぁぁ、ちゅ」
数分にわたりキスをし続けた。吐息が激しくなり、ゆいを押し倒して、本当にいいのかと心配な顔をしていると、
「いいよ///」
目を合わせてくれないけど、優しく、小さく呟いた。
俺は唯の胸を優しく揉み始めた。唯のパジャマはボタンががついて、ボタンを外すとさっきの下着を着ていた。その後お互い服を脱ぎ始め、俺の童貞ライフは幕を閉じた。

目を開けると、日差しが眩しかった。寝起きで頭がぼーっとしていると、すぐに昨日のことを思い出した。すでに体を起こしていたが恥ずかしさと嬉しさで枕元に倒れ込んだ。
もちろん昨日の格好のままだったので今は裸だ。それにしても唯のおっぱい気持ちよかったなぁ、というか結構あるんだな、、、隣には唯の姿はなかった。服を急いで着て、階段を降りてリビングに行った。そしたら唯は後ろで髪を結んでいて少しだけ癖がかっているのか、くるんとしている。可愛い。そして何よりエプロン姿なのがいい。とても、とても可愛い。妻になったらこんなのが毎日見れるとか幸せすぎるだろ。でもちょっと今は気まずい、、、
「ゆうちゃん起きたか。」
ばあちゃんが言う。
「うん。おはよー」
「おはよう。今日はね唯ちゃんが朝ごはん作ってくれたんだよ。」
小声でいう。
「あーだからエプロン着てるのか」
作らないのにエプロンなんて着ないか。
「顔とか洗ってきなさい。後少しでご飯だからね。」
ばーちゃんはいつも優しいし、話が結構合って会話していて楽しい。
「はーい。」
俺が扉を閉める時唯と目が合う。
ざぁーいつも思うけどこの家水圧強くね?顔を洗ってタオルで顔を拭くと唯が抱きついてきた。
「おはよ。」
後ろから腰あたりに抱きついてきた。いい匂いがする。
「おはよ」
「今日リビングに入って優斗が思ったこと当てます。『唯のエプロン姿可愛すぎないか、結婚したら唯のエプロン姿毎日見れるとか幸せすぎだろ。でも今はちょっと気まずいかも』でしょ」
図星すぎる。頭を抱えるくらいだ。
「だいたい正解。だけど個人的にその髪型、めっちゃ好き。」
照れさせてしまった。
「似合ってるか不安だったからそう言われると嬉しい。あとねあとね、今日私が朝ごはん作ったの。」
ジャンプはしていないけど、背伸びして上下に揺れながら喋っている。テンション高いな。
「それは楽しみだ。」
部屋に入るともうご飯はならんでいた。
朝ごはんのメニューはお米と味噌汁とサバの塩焼き、ほうれん草のおひたしだった。
「じゃー食べようか。」
そう言うと一人一人「いただきます」と言い食べ始めた。
サバの塩焼きから俺は食べ始めるとめちゃくちゃ美味しかった。ほうれん草も味噌汁もこんな完璧な彼女、世の中にいますか?
「どう?」と上目遣いで言ってくる。
「めちゃくちゃ美味しい。」
「ほんと!」
すごく喜んでいた。
「おじいちゃんどうですか?」
「こりゃ、おいしな。」
おじいちゃんが明るい顔で言うと、
「私がサバの塩焼きなんか朝ご飯で出したら塩分のことをネチネチ言ってくる癖に、可愛い女の子にはそう言うふうにいちゃって、」
っとばあちゃんの隣にいる俺だけに聞こえるような声でボソッと言った。一様苦笑いで誤魔化しておいたけど、
「唯花ちゃん美味しいよ、私ほうれん草のおひたしが特に美味しくて好きだな。」
「ありがとうございます。」
満面の笑みでそういった。
朝食を終えると帰る準備を終わらせて家を出る準備をした。
その前におじいちゃんに喋っておきたいことがあるから。
「ちょっと唯、部屋でちょっと待っててもらっていい?じいちゃんに言わないことあからさ」
「うん。分かった。行ってらっしゃい。」
喋る内容を見透かしているような感じだった。
「じいちゃんちょっといいかな。」
「おう、なんだ。」
「父さんの再婚のことなんだけどさ、じいちゃんが良く思わない気持ちはわかるけどさ、俺さ父さんには少しでも楽になってほしいしさ、、幸せになってほしいの。母さんが死んで父さん泣く暇もなくさ一所懸命俺の世話をしてくれてさ、学校の行事ごともさ母さんがいけない分父さんが来てくれててさ、お弁当も毎日作ってくれてさ、部活の大会も入試も一番応援してくれた。だから、再婚を許して欲しいです。」
俺は正座で話していたけど許してほしいって時は土下座になっていた。
「ちょっと待て、そんな土下座させるほど俺は反対していた訳ではないんだけど、俺も優斗のお父さんに色々言ってしまった。今思うと恥ずかしいんだが、じいちゃん優斗の父さんが不純な気持ちで次の人と交際していて、優斗の母さんとの関係もそうなんじゃないかって、、、本当にもし分けなかった。」
立ち上がって深謝した。
「それとな、優斗がお風呂に入っている時に唯花さんが、お父さんのことについて話してくれたんだよ。」
びっくりした。唯が?
「それで今、優斗の話も聞いて優斗の父さんが頑張ってくれていると知って、、、本当にすまなかった。」
「いいよ。じいちゃん」
「優斗、お母さんのこと好きか?」
まっすぐな目で質問してきた。
「はい。一生忘れないほど。」
「そうか。それを聞けて嬉しいよ。また母さんのところに来てやってくれ。あと唯花さんのこと大切にしてやれよ。」
「うん。」
「もう帰るのか?」
「うん10時のバスに乗るから。」
「じゃあこれ持ってけ。」
一万円くらいを渡して来てきた。
「いいよ父さんからももらってるから。」
「女の子を楽しませたいのなら、お金は多く持っておいて損はない。」
おぉう、、、
「じゃあ貰っておく。ありがとう。」
そしてじいちゃんの家を出る時、じいちゃんとばあちゃんが見送ってくれた。
そしてバスに乗り、電車に乗り、原宿に寄って竹下通りで遊んだり、明治神宮とかにも行った。4時くらいに俺たちの駅に着く電車に乗った。電車の中で
「楽しかったよ。ありがとね。色んな経験できたし。」
またしても不意打ちだった。電車の中は席が少し空いているくらいの人の数だ。ラブコメでは普通電車のなかに主人公とヒロインしかいなくて、ハグしてキスしたりするのに、、、実現せず。
「そうだね。またどこかに行こうか。」
そして藤咲唯花との高校生初の緊張ドキドキデートは終わった。


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