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野球教室どうあるべき?(もっと改善できるはず)


先日、連盟の支部主催野球教室が行われた。年に4回ほど開催されているようだが、ここ2年はコロナ禍で開催してなかったはずで、初めてコーチとして参加した。
この野球教室は、市内の各チームの5年生以下と、まだチームに入っていない小学生、年長(一般参加者枠)が対象で、一般参加者は、チームに入るきっかけ作りが目的だと思われる。
しかし、既に所属している選手に対しては疑問が残る内容であった。当日まで内容を知らされておらず、開始前に説明があり、コーチと選手をバッテリー、内野、外野に分かれるように指示を受け、私はバッテリーを担当することになった。当日の内容は以下の通り。
・アップ
・バッテリー、内野、外野に分かれて守備練習
・フリーバッティング
・ルール説明
守備練習の内容は
バッテリー:①キャッチボール ②投球・送球練習 ③バント処理 ④ボークの説明
内野と外野は、①キャッチボール ②カットプレー ③ノック

・疑問点その1:各チームのコーチがどこまで指導してよいかわからない
キャッチボールや投球練習の中で、連盟の方(1名)が、目についた選手を指導されたのだが、各チームのコーチは、球拾いや練習のサポートにまわる形で、他チームの選手にどこまで指導・口出ししてよいかわからない。
実際、キャッチボールの中で、連盟の方が細かく指導されていたのは、ある程度のレベルで投げられる選手のほうが多く、基本的な投げ方が未熟な選手は見過ごされていることが多かった。未熟な選手を指導してあげるほうが良いと思うし、普段どのような指導をされているかわからないので、いつもと違うことを言われて戸惑うこともあると思う。
連盟と各チームのコーチで、どのように指導するか事前確認しておけば、もっと良い形で選手に教えられたと思う。
・疑問点その2:基礎なのか、実践的な練習なのかわからない
バント処理の練習が、ピッチャーとキャッチャーに分かれて、転がしたボールをどちらかが捕り、キャッチャーの指示で1塁〜3塁のいずれかに投げるというものであったが、ランナーもつけていないので、キャッチャーが指示する判断基準がない。基礎をやるなら、予め投げる塁を決めて、捕球姿勢や送球のステップを教えるほうがよいし、実践的ならランナーをつけて投げる塁を判断させるほうがいい。
・疑問点その3:選手に説明がほとんどない
全てのメニューに共通して、何のためにやるのか?目的や選手が何を意識して取り組めばよいか説明がないので、ただただやっているだけになっている。実際、バッティングも自由に打つだけで指導はないし、ノックも捕って投げるを繰り返すだけで、教えている様子はなかった。
選手にはなにか一つでも気づきや良かったと思える機会になるような工夫が必要だと思う。
・疑問点その4:ルール説明は、選手の前に指導者に
ルール変更された内容や間違えやすい(間違えて覚えている)ルールの説明は大切なことで、選手が学ぶよい機会であることは間違いないが、特にルール変更された内容は、シーズン開始前の導入されるタイミングで、指導者に対しての説明をもっと丁寧にすべきだと思う。
他のチームのコーチも初めて聞いたという人もいたし、指導者が理解していないと選手の理解が浸透するはずがない。

色々と感じることが多い野球教室であったが、まだ私は連盟や他チーム指導者との人脈がないので、どうやれば改善できるかは道筋は見えていない。

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