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フランス ✕ 医療

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フランスの複雑な医療システムを、かかりつけ医、検査所、薬局、総合病院と救急外来の4回に分けて書いています。
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記事一覧

フランスの医療システム:かかりつけ医編

ロックダウン直後の出来事。 在宅勤務中のリモート会議で、同僚が画面の向こう側から「最近、嗅覚と味覚がなくなった」というのです。 その症状はアレではないですか…。 「かかりつけ医に診てもらうから、大丈夫」と。 翌日のリモート会議にも出席していたので、どうだったかを聞いたところ、「スカイプで診てもらって、たぶんコロナだって言われたけど、呼吸困難になったら救急車を呼びなさいって。あと、念の為、2週間は自宅待機。体調は悪くないから、仕事はできるよ〜。リモートワークで他の人にうつすこと

フランスの医療システム:選べる検査所編

かかりつけ医編の続きです。 日本では、① 病院に行ったら、② 医師の診察の後、③ 検査して、④ 処方してもらった薬を受け取って帰ることができるのに対して、フランスでは、この4つが、完全に分かれた機関というのは、前回もお話したとおり。 日本では病院と薬局は別れていますが、さらにフランスでは検査所も、日本の薬局のように分かれています。 医師の診察を受けた際、検査が必要な場合は検査の為の処方箋(検査のための指示書も、薬同様、処方箋ordonnanceという言葉が使われます)を書い

フランスの医療システム:お土産も買える薬局編

フランスの医療システムシリーズの続きです。今日は薬局のお話。 フランスの薬局といえば、光る緑の十字看板が目印です。 お店によって光り方が様々で、遠くからでも主張しています。 中に入ると雰囲気は、日本の調剤薬局とあまり変わりません。 調剤コーナーあり、美容グッズあり。 この記事の後半に、フランスのオススメの薬局、お土産にオススメ商品も紹介します! 日本と同様に、自分が好きな薬局を選べば良いのですが、私はいつも近所の同じところに行くようにしています。 うちでお世話になってい

フランスの医療システム:総合病院と救急外来

フランスの医療システムシリ-ズの最後は、総合病院と救急外来についてです。 日本で体調が悪くなったら、一般開業医の先生のところに行ってもいいし、近所の総合病院に行くこともありますよね。 大きな総合病院は、紹介状がないと受け付けていないことが多いですが。 フランスで、総合病院を訪れる際は、救急外来、もしくは、かかりつけ医からの紹介による高度もしくは専門医療受診のどちらかのケースです。 手術や入院を伴うような治療ですね。 日本ではよくある中規模の総合病院を、私はまだみたことがあり