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この世に生まれてきた意味 小学低学年編

こんにちは

ほぐしびとwordsです。

今回は小学低学年の頃の私を書いていきます。

相変わらず私は家族とは距離を置いて生活していた。

兄は意地悪。母は兄には優しいが私には厳しい。父は何考えてるかわからない鉄砲みたい人だし…

そして我が家はスゴいビンボー。なのに猫と犬を飼っていた。矛盾だらけの我が家。

でも犬ヤマトは私をいつも癒してくれた。何かあると私はいつも犬小屋で寝ていた。寂しいときは特に。だからアトピーなんか治るわけない。動物の前ではよく泣いた。ヤマトは私の涙をなめ寄り添ってくれた。心の拠り所。

私の服はいつも兄のお下がりでツギハギされた服。施設にいる時と一緒だった。だから気にしない。男友達はみんな汚かったから。顔は汚い手で鼻を拭うから黒い線がついていたし。服だって汚れても気にしない奴らばかり。

学校ではいつも走りまわって遊んでいた。ただ教室ではどうしても座っていられなかった。授業中見えないお友達が廊下から『遊ぼ』と誘ってくるから。行かなきゃならない。立ち上がり走って行こうとすると先生に首根っこ捕まる。私の席は教壇の隣 。腰に紐を結ばれる。立ち上がると紐を引っ張られてもとの位置に戻される。みんなは笑う。私の行動に笑う。みんなが楽しそう。それが嬉しかった。

でもみんなが落ち込んでいると何故か黒い煙が渦巻き、黒板が襲ってくるように見えた。圧がかかったように息苦しくなった。そうすると喘息が出る。息が吸えなくなる。先生に訴えるが…いつもの私を見てる先生は『嘘だ!座ってなさい』と怒る。視界が薄れていく。気付くと保健室で寝ていることが多かった。

保健室の先生はすごく優しかった。ここが好きだった。息が苦しいときだけ優しく接したわけではなく、色々面白い話をしてくれる人。たくさん笑わせてくれた。気持ちが楽になる大人だった。だからと言って気を許したわけではない。ラインを引いていた。裏切られるのが怖いから。いつも恐怖と戦っていた。

遠足のお弁当の時に母はおにぎりを作ってくれた。兄は大きいからおかずがあった。私は新聞紙に包まれた塩おにぎり。おにぎりには新聞の文字が写ってる。みんなは笑って私のおにぎりをバカにした。私は『字が書いてるおにぎりは最高だろ』と自慢した。本当は切なかった。みんなみたいな赤、黄色、緑のお弁当が食べたい。羨ましい。なんで私だけがいつも悲しまなきゃいけないのかな?

冬は私にとって最悪な季節だった。寒いけどどうしても長ズボン履きたくない。半ズボンで登校を続けた私は凍傷になった。アトピーもあるから重症。下半身包帯グルグル。ミイラ。悲惨だった。

私のせいで母はよく学校に呼ばれていた。温かい格好をさせて。席についていられない。落ち着きがない。汚い。忘れ物が多すぎ。病院に連れていってください。呼ばれる度に私に言う『迷惑だ』『お母さんの話を聞け』『いらない子』『マー君を見習え』と…兄はそんなに良い子なのかな?私はそんなに悪い子なのかな?やっぱり嫌われてるもんな。消えたいなぁ。

母は仕事と家事でてんてこ舞い。だから私を構ってられない。母が怒るのもわかる。わかるけど…私は生活を変えれることが出来なかった。母は学校に呼ばれても来なくなった。私に対して頑張るのをやめたからだ。どんなに修行に連れていっても歩み寄らない可愛げのない私。いやけをさすのは当たり前だ。可哀想な母。そして可哀想な私。

今振り返っても母は本当に頑張っていたと思う。私はそこに答えてあげれなかった。自分が親になってわかることってあります。私みたいな子を育てるのはキッツい。育児放棄するのもわかる。わかるけど…私は絶対に手離さない。絶対に。

読んでいただきありがとうございますm(__)m次回は小学高学年編です。よろしくお願いいたしますm(__)m

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