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この世に生まれてきた意味 小学高学年編

こんにちは

ほぐしびとwordsです。

私が10才~12才までのお話になります。

相変わらず落ち着きのない私は、先生から見放されていた。6年生の後半でやっと九九を覚えた。時計は読めなかった。興味があることしか覚えなかった。いや覚えれなかった。国語の教科書を読んでも字が踊る。集中しようとすると私の中の人が暴れだす。普通にしなさい。よく言われたが普通って何だろう?と疑問に思いながら生きていた。

ただ私の唯一出来ること。体育。逃げ足は誰にも負けなかった。四つん這いになって走るのも飼い犬ヤマトと競争していた。ボールを追いかけて走るのは得意中の得意だった。

運動会は私が歓声を上げられる唯一の行事だった。徒競走、騎馬戦、リレーどれも無敵だった。ただ4年生の運動会から母は見に来なくなった。兄が小学校卒業したからだ。観客は父のみ。お弁当はない。当たり前だ。もう悲しくなかった。

どんな事をされても私は決して泣かなかった。泣かないが私の中の悪魔が時より顔を出して騒いだ。押さえられない怒りと言う感情。怒りの感情は学校で放出される。暴力的な私。反抗的な目。白か黒しかない。曖昧なんてクソ喰らえだった。マニュアルに従わない私。人と一緒にが出来ない。寄ってくる友達は訳ありの寂しい奴らばかり。類は友を呼ぶ。

兄はよく私の晩御飯を奪い取った。私はエビフライが大好物だった。好きなものは最後に食べる派。よそ見をしていたら…私のお皿にあるはずのエビフライがない。兄を見るとエビフライを頬張っていた。『エビフライ返せ、ウジ虫野郎』暴言をはく私。兄はフォークを私のおでこにブチ刺した。刺さったまま私は何があったのかわからず放心状態。フォークがパタと下に落ちると同時に血が吹き出した。私は大声を出すと母が来た。

『何してるの?』母が言う。私は見ればわかるだろ!と思うが黙る。兄が『こいつが汚い言葉をはいたから』いやいやお前がエビフライ取ったんだろが。

病院には連れていってくれなかった。母は私のおでこの血を拭いた後ホッチキスで傷をふさいだ…痛すぎる。本当に虐待だ。いや違うんだ。兄を犯罪者にしたくなかっただけ。頭の良い、母の大好きな兄だから。兄愛を感じる話。私愛はどこにあるのかな?

その後その傷は化膿してグジュグジュになった。さすがに学校から病院に連れていってくださいと再三言われ、ようやく病院に。

兄はよく私のおもちゃを壊した。おばあちゃんから貰った人形は全て首チョンパ。電気の紐に頭だけがぶら下がっていた。

『遊んでやるよ!』と。プロレス技をかけられる。腰の筋を切る。

我が家の近くにはドブがあった。『越えれたらお菓子やる』兄に何度もチャレンジさせられた。いつも越えれなく落ちる。大爆笑された。初めて越えれた時、兄は私をドブに突き落とした。越えれてもダメなことにやっと気付く私。

兄は本当に私が目障りだったようだ。大人になった今も苦手な人。付き合いはない。縁があって兄妹になったはずだが…どんな意味があるんだろう。お互いが歩み寄ることはないだろう。

これからもずっと…

読んでいただきありがとうございますm(__)m次回は中学生編です。


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