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noteはサービス・機能が受け入れられたというより思想・コンセプトが世の中のニーズに合って伸びた。いままでの急成長したものとは入り方が違うと思ってる。だからこの伸びと今後の展開がオモシロイ。

ツイッターみてたらnote.comを取得したというツイートが流れてきた。

ツイートのリンク先は以下

noteが目指すものなど、詳しくは上記をみていただければと思うが、要約すると

サービス改善の最重要項目の1つとして認識していたけどnote.com取得は、気軽に買える価格ではなかった。
.comを買った主な目的は
①短期的にはSEOをより強化するため
② 「コンテンツプラットフォームとして」の覚悟
③中長期目標としての海外展開のため
結果として、もっと優れたメディアのエコシステムが作れるはずという理念を実現させるための意思表示。

けっこうな覚悟をもって今回の.comドメインを取得している。

これについて僕がツイートしたらまぁまぁ反響があった。

ツイッターの140文字では自分の考えを表現しきれないので。せっかくだからnoteに書くことにした。

noteが、他の急成長しているメディアやサービスと違う点は「機能・サービス」を売りにユーザーを獲得しているのではなく「思想・コンセプト」に共感するユーザーを集めて伸びたサービスだと思っている。
他のサービスとは入口が全然違う。

つまりプロダクトではなく、想いを強みにしている。ぶっちゃけ、noteは良い意味でも悪い意味でも機能が少ない。使いにくいと言えば使いにくいw

機能を中心に展開するサービスはユーザーからずれていくことが多い。

例えばFacebookは、「こういうのあったら便利じゃない?」的なノリで始めたら世の中のニーズに合っていたし今までにないサービスだったので、急成長していった。新しい機能がユーザーの課題を解決していったサービスだと思っている。
つまりユーザーの課題が解決されてしまうと成長が鈍化する。それと似たようなサービスも生まれてくる。
売上を求めていると今までの成長速度で進んでいたことを途中で止めるわけにはいかなくなるので「新しい機能」を追加して同じような成長を期待する。でも、そんな簡単に今までにない革新的なサービスは出てこないから、いくら機能を追加したところで、「ちょっと便利になったかな?」「そーいう機能は求めてないんですが―?」「あれ?それって別のサービスのパクリじゃない?」みたいなことになってしまう。多少の成長はあるけど、最初の急成長みたいな伸びは出せない。

そして、いつの間にかユーザーのことを考えなくなる。ユーザーに使ってもらうのではなく、ユーザーを使うようになっていく。こんなかんじに。

Google、お前もか… Et tu, Brute?

noteは違う。なにも新しい革新的な機能はない。ただのシンプルなブログでしかない(と僕は思ってる)。新しいかなって思う機能があるとしたら、ブログで個人がお金を稼ぎやすいくらい。有料メルマガとか会員制サロンとかあるので、そんなに革新的でもない。他のブログサービスと機能は何が違うの?って言われても僕は、正直上手く説明できない。

これ読んでもnoteが何が便利なのかよくわからない…

noteは機能で人を集めていない。
noteに集まってくる人はnoteのミッションの
「誰もが創作をはじめ、続けられるようにする」こと。
に共感している人達。

サービスで人を集めたのではなく、想い・コンセプトで人を集めている。つまり共感する人がいれば、集まっていくし、創作への共感なので課題が解決してなくなるようなことがない、人がいれば必ず創作への想いは生まれてくるもの。

子供をみればわかるように人はそもそも何かを創ることが好きだ。絵を書いたり、ハサミで何か切って糊で貼ったりして何かを作ったりしたことないって人はたぶんほとんどいない。

サービス・機能を創ったのではなく場所を創ったのがnote。

インターネット以後のまだ最適解が見えないメディアのエコシステムそのものを担うような存在を目指している
引用:https://www.businessinsider.jp/post-184352

というのはとても納得できる。ぜんぜん新しい機能はないんだけど、新しい何かができそうなそんな気はしてる。

だから、noteの今後がオモシロイって思った。


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