![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/7638285/rectangle_large_type_2_bcf2ef6b8728db9f078b1ee5de4fca3a.jpg?width=800)
No beer , No life.
ビールが大好きだ。僕のことよく知る人は何飲みますか?とは聞いてこない。勝手にビールを頼んでくれてる。
最近はビールを飲まない人が増えた。
ビール業界も色々とビールの消費量を増やそうとしているが上手くいっていない。勝手に上手くいっていない理由とこれからの施策を考えてみた。
無駄なシェアの奪い合い
季節限定のビールがよくでる。秋になると茶色系の缶が並び出す。ビール好きはコンビニの棚が茶色くなると秋になったなぁと季節を感じてるはず。そしてビール好きは、とりあえず新しいビールを飲んでみたりする。
ただこれはシェアの奪い合いをする施策。いつもキリンのビール飲んでた人がサントリーのビールを飲んだだけでビール業界全体の消費量が増えたわけではない。
少子高齢化、ビール離れの傾向でビール消費量が減っている中でシェアを奪い合っていても限界がある。
今、多くのビールのプロモーションがシェアの奪い合いになっている。のどごしが良くなったとかホップが多いとか香り豊かとかはビール飲まない人からしたらどうでもいい。
もともと、のどごし良くておいしかった。変えなくても大丈夫だった気がする。もちろんリニューアル後も美味しい。夏に飲みたいビール(発泡酒)。
飲みやすいビール
苦味を抑えてビールが苦手な人でも比較的飲みやすいビールが出てきた。今までビールを飲んでなかった人を増やす施策のためのビール。
ただこれも上手くいきそうにない。
飲みやすいビールは大量生産しにくいエールビールが多く、飲める場所が少ない。コンビニとかスーパーで売っているが、ビールが好きでもない人がわざわざ手にはとらない。
もし飲んで気に入ったとしても買える場所が限られるので、なかなか消費量が増えない。
まったく増えないとは言わないが、もともとビール飲んでた人が飲んで、あー飲みやすいな。たまにはいいかな?くらい。結局は、シェアの奪い合いになる。
健康志向
ビールは太る。痛風に良くない。というイメージ(事実?)がある。
最近はプリン体0とか健康志向のビールもある。ただこれもシェアの奪い合いの施策。いままでビール飲んでた人が健康を気にして飲むビールが変わるだけ。いままでビールを飲んでない人が健康のために飲んだりしない。
ご当地ビール、クラフトビール
旅行に行くとご当地限定のビールが売っている。普段ビールを買わない人もお土産や旅の思い出に買う。ビールの消費量を増やすよい施策な気がするが、そうでもない。
ご当地ビールは、だいたい美味しくない。ビール好きには美味しく感じるものがあるが、普段ビール飲まない人にはハードルが高い。ご当地らしさを無理に出そうとして、癖が強いものが多い。結果としてビールを飲まない人からするとビールはやっぱり美味しくないというイメージがつきやすい。長期的にみてシェアが拡大するとは思えない。
飲むシーンを増やす
今後、お酒自体、飲む人が減っていくとなると飲む人のシェアを奪い合うよりは、飲む回数・機会を増やしてシェアを拡大するほうがいいと思う。バレンタインにチョコを買うように、何かのタイミングでビールを買う(飲む)みたいなキャンペーン(文化)を作りだすことが必要だと思う。
ということで、いくつか考えてみた。ほぼパクり。
ボジョレーヌボー
○月~○月までしかつくれない。しかも今年限定の味。というボジョレーヌーボーと同じコンセプト。できれば1社じゃなくて、キリン・サントリー・アサヒ・サッポロのメジャー4社が同時にやってくれると良いなと思う。タイミング的には売上が下がる冬とかおススメ。2月くらいかな。バレンタインにもかぶせられるし。チョコの代わりにビール的な。
キリンの一番搾りも似たようなコンセプトな気がするけど、ここまで流通されると貴重感が薄れる。ただ美味しい(味が違う)ビールみたいな感じになってる。もっと尖らせるほうがいい。
本当の健康志向
本当に健康にいいということでビールを進める。ビールは他のお酒に比べてアルコール度数が低い。炭酸がきつくてたくさん飲めない人がいるけど、アルコールがきつくて飲めなくなる人は他のお酒に比べたら少ないはず。つまりアルコールだけで考えれば他のお酒よりビールのほうが飲む量が多くできる。
ホントかどうか知らないけど、本当であれば健康によいのをアピールすることでビール飲まなかった層にも消費を期待できる。赤ワインが健康に良いって言われて流行ったみたいに。
おめでたいお酒・特別なお酒
高価な限定ビールを作ったほうがいい。売上が落ち込む冬に売る。冬はクリスマス、年末、正月、などお祝いのイベント多いから「めでたい」コンセプトのビール。瓶ビールのほうが美味しいので瓶で発売する。缶より瓶のほうが高級感もあるし。そういえば去年の正月に飲んだ、あのビール美味しかったよね。今度の正月もまた飲もうよ。みたいな感じになるコンセプトのビール。
キャバクラでお祝い=シャンパンみたいなかんじなので、そこでドンぺリみたいな立ち位置のビールがあってもいい気がする。本当の意味でのプレミアムなビールを作ってみても面白い。
プレミアムモルツはそこらへんにありすぎてプレミアム感がない。
まとめ
ビール市場は今いるビール好きのシェアを奪いあってても未来がないので、是非ともシェアを拡大させる施策をどんどんと増やしていってほしい。新しいビールの位置を作ってほしい。
キリンビールさんの取り組みはいいなぁと思った。いつかイベントに参加しようと思う。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?