さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版(トム・ラス/訳古屋博子)【書評#141】
この本を買うと"STRENGTHS FINDER 2.0"が受けられる。
"STRENGTHS FINDER 2.0"とは、数十個のアンケートに答えることで自分にはどんな才能があるかを可視化するテストだ。現在世界で2500万人以上の人がこのテストを受け、実際に役立てているようだ。これだけの人間がテストをしていることから統計的な確実性は担保されているだろう。
才能の重要性が他のスキルにも増して重要であることは、以下の文章で説明されている。
私もテストを受けてみたが、その結果は以下のようになった。
1.内省 「内省」の資質が高い人は、知的な活動に多くの時間を費やします。内省的で、知的な議論が好きです。
2.収集心 「収集心」の資質が高い人は、収集や蓄積を必要とします。その対象には、情報、アイデア、人工物だけでなく、人間関係も含まれる場合があります。
3.学習欲 「学習欲」の資質が高い人は、学習意欲が旺盛で、常に向上を望んでいます。結果よりも学習すること自体に意義を見出します。
4.原点思考 「原点思考」の資質が高い人は、過去について考えるのが好きです。歴史をたどることにより、現在を理解します。
5.最上志向 「最上志向」の資質が高い人は、個人や集団の卓越性を高める手段として、強みに注目します。優れたものを最高レベルのものに変えようとします。
本についているコードでは、自分の才能の上位5項目しかわからない。しかし、追加料金を払えば全34個の順位がわかる。私の才能の下位5位は以下のようになった。
30.活発性 「活発性」の資質が高い人は、アイデアを実行に移すことに より結果をもたらします。単に話すだけではなく、いますぐ 実行することを望みます。
31.競争性 「競争性」の資質が高い人は、自分の進歩を他の人と比較 します。コンテストで勝つために、相当な努力をします。
32.社交性 「社交性」の資質が高い人は、知らない人と出会い、惹き つけ味方につけることが大好きです。見知らぬ人と打ち解 けて親しくなることから満足感を得ます。
33.コミュニケーション 「コミュニケーション」の資質が高い人は、一般的に自分の 考えを言葉に表すのが得意です。話術に優れ、物事を印象 的に説明するのが上手です。
34.個別化 「個別化」の資質が高い人は、一人ひとりが持つユニーク な個性に興味をひかれます。異なるタイプの人たちの集団 をまとめ、生産性の高いチームを作ることに長けています。
実際私は自分で色々考えるのが好きだ。そして、あらゆる学問について深く理解したいと思うし、そのために本を収集し、読むことは最上級の娯楽である。一方、他人と関係を持ったり、競争したりすることは苦手だ。このテストが正確であることが実感できた。
この結果をもとに、苦手なものに対してはある程度割り切りながら、才能のあるところを伸ばしていきたい。
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