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【野球】横浜でやりたいこと全部やる!

千葉ロッテマリーンズ対横浜DeNAベイスターズの試合を見に行く。
1998年にベイスターズの優勝をファンとして見届けて、2000年に神奈川から千葉へ引っ越したことを機に、マリーンズのファンに転向。だから、交流戦のベイスターズ対マリーンズ戦は複雑な気持ちになる。
幼年から青年期にかけて父に連れられて行った横浜スタジアム。
(父になってからは、もっぱら子供を千葉マリンスタジアムに連れて行く)
せっかく仕事の休みを取ったので、平日の横浜を堪能したい。
金曜日のナイター観戦を前に、横浜でやりたいことを全部やってしまおう!

1.ホテルニューグランド


JR桜木町駅到着。
まずは、桜木町駅前を起点にするロープウェイ(エアキャビン)に乗車。
かつて、貨物線が通っていた汽車道の上を空中散歩。
横浜の港に「ロープウェイ」なんか架けて、景観的にどうなのだろう?
かつて横浜博(YES89)では、桜木町から山下公園まで、ディーゼル列車を走らせていたが、そちらの方がワクワク感があるような気がする。
コスモクロック(観覧車)だって、ずいぶん景観を損ねると叩かれていたことを思い出す。
出来たばかりの、「よこはま新港合同庁舎」を右手に見て、運河パークに到着。そこから、赤レンガ倉庫、像の鼻パーク、山下公園へ抜けて、横浜ホテルニューグラウンドへ。休日なると臨港歩道は、人がごった返していたが、平日の午前は、人もまばらで、横浜港の違った一面を垣間見られる。
さて、ホテルニューグランドといえば、「ナポリタン」「シーフードドリア」「プリンアラモード」の発祥の地としても有名。
横浜へ来たら、これを食べてみたいと常日頃から思っていた。
老舗の一流ホテルに構える「ザ・カフェ」だけに、ドレスコートを心配していたが、(この時点では、マリーンズのレプリカシャツは着ていない)従業員さんのテキパキととした対応で食事を楽しめた。
ちなみに、私はナポリタン。旅の同行のパートナーには、半ば強制的に「シーフードドリア」を勧めた、小皿でどちらの品をシェア出来た。トマトベースのソースと腰のあるパスタ(ナポリタン)、ぷりぷりとした海老が美味しい(シーフードドリア)。
デザートには、プリンアラモード。ちなにみ同行者は「アップルパイアラモード」(アップルパイを温めてくれるサービス)値段も一流クラスであったが、こんなぜいたくもたまにはしてみたい。
(今度来るときは、ぜひ、ホテルにも宿泊したい)

ナポリタンは外せない
憧れのプリンアラモード

 2.港の見える文学館


食事のあとは、横浜港の散歩。
ニューグランドから元町に出て、「ウチキパン」や「ポンパドール」を遠目に見て、「ユニオン」に入店、店内を散策。(なぜか高橋書店は、来訪時間は閉店中になっていいた)元町といえば、かつては、交差点に「タワーレコード」があり、(当時は、アナログ盤からCD盤へ以降する潮目になっていた)その横には、中古レコードの「バナナレコード」があって、良質な音楽を求めて、レコード店をはしごしたものである。
(伊勢佐木町にはヴァージンメガストア、馬車道にはディスクユニオンもあって、さしずめ関内・石川町周辺は私にとって「音楽の都」であった)
外国人墓地を傍らに見て、坂を上がる。(さながら、マイケル・ジャクソンのスリラーを思い出す)
港の見える丘公園。大佛次郎記念館、神奈川近代文学館をはしご。
大佛次郎は「猫好き」で、作業場(書斎)が再現されている部屋には、猫信仰をうかがわせる「小物」がたくさん置いていある。
ホテルニューグランドの一室を10年間「仕事場」にしていたそうだが、羨ましい限りである。アパホテルでリモートワークをした経験のある私にとっては、羨ましい限り。
ちなにみ元町では「ブルドッグ」の置物を多く目についたが、そういうシンボルでもあるのかな…。
近代文学館は、「夏目漱石から、村上龍、柳美里」まで、神奈川県にゆかりのある文学者、作家の展示がある。太宰治、三島由紀夫、澁澤龍彦、開高健、五木寛之など、そうそうたるメンバーである。
かの作家の作品にも時間があれば触れたい気もするが、いかんせん、読まなくてはいけない本が山ほどあって、何から手をつけていいかわからない。
天気予報は雨が降るといっていて、用心深い私は、折りたたみ傘や合羽を持参したが、終始、天気が良くて、使うことがなかった。まあ、天気で何よりなのだが…。

文芸趣味人は立ち寄るべし!

 3.いざハマスタへ


港の見える丘公園((フランス山経由)を下山して、元町の「厳島神社」で参拝。手洗い場所には、あじさいの花が充満していた。
そこから中華街に出て、「関帝廟」でお参り。平日の午後3時頃の中華街は人もまばらで、異国情緒が満天。スタジアムの開門直前で、人が並んでいたいため、いったん伊勢佐木モールの有隣堂で立ち読み。大通り公園近くにある「厳島神社」(元町とは別)で参拝。ここは信仰も厚く、2,3人の参拝客がいた。銭洗弁天があって、パートナーがクレジットカードを湧き水で「お清め」していたが、ICチップが水で錆びつかないか心配である。
西の太陽が差し込む3塁側に陣取る。
交流戦のノベルティグッズに、ベイ選手の大顔をあしらった青いシャツを貰う。
でも、これを着るのは、ちょっと気恥ずかしい。
シャツではなく、ドリンクとか、アイスクリームとか、そういうものを配ってくれないかな…。応援グッズは、処分に困るんだよな。(特に相手チームのグッズは…)
私は、ベイ選手プロデュース、「サノスのイベリコ豚弁当」を食べる。正直、スタジアム・グルメには、並びたくないクチなので、パートナーに弁当選びを任せた。
お酒の飲めない私は、ビール日和のナイターで、ガンガン、ビールを飲むツレが羨ましい。ハマスタオリジナルのビールがあって、試していた。
球場内でもビールの売り子のお姉さんをたくさん見かけた。蒸し暑いナイターなので、ビールの売れ行きも良いだろう。(ツレは、野球観戦でしかビールを飲まない)
試合は、序盤、角中のタイムリーヒットなので、3点先制。先発のメルセデスの好投もあり、テンポ良い試合運び。途中、追いつかれそうなハラハラした展開ではあったが、メルセデス投手が踏ん張った。(投手・メルセデス対打者・オースティンなんて、まるでクルマのメーカー対決か?メルセデスが格上?)


梅雨を吹き飛ばすハマスタの熱気

4.まとめ(益田投手通算200セーブ)


8回から継投が功を奏し、9回裏は、守護神の益田投手が登場。
そしてマリーンズ勝利。なんとこの日は、益田投手の通算200セーブ達成の記念となった。(佐々木朗希の完全試合に続いて、メモリアル試合の目撃者となった)
横浜から千葉方面へ岐路。マリーンズのシャツを着たまま帰宅。横浜のファンは優しいので、マリーンズの恰好をしても目をつけられることがない。
横浜でやりたいことを全部やれた日。
満足な一日であった。


益田投手、おめでとう!

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