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【バイク】ベスパに乗って・沼津港・富士山ツーリング

2024年9月8日、私の所属するベスパ愛好家クラブによる「沼津港と富士山ツーリング」に参加した。
この日は、一部の雨予報を吹き飛ばす、絶好のツーリング日和であった。
クラブからは、ハンガリー(ブタペスト支部!)のDさんがゲスト。
出発地点の用賀ICの砧公園脇での集合時間。
Dさんと、カタコトの英語で会話をする。
これが、メンバーの目に留まったのか、道中、Dさんの「なんちゃって通訳」を買って出ることに…。
そもそもクラブ内での「立ち位置」が定まっていない私にとって、「Dさん通訳」は、うってつけの役割。まだまだクラブ内での私の知名度は弱いので、英語のスキルを「売り」にできるなんて、勉強しておいて本当によかったと思う。

1.減速とカルガモ突破

用賀ICから沼津ICまでの高速道路走行は、泣きっ面にハチ状態。
東名に入ってから、クルマを一台、抜かしてもらうためにブレーキをかける。再び加速しようと「スロットル」を回すものの、スピードが上がらず、とうとうベスパが止まってしまった。
他のメンバーから「大丈夫ですか?」と声を掛けられる始末。
エンジンを再始動させて事なきを得たが、なんだか不吉な予感。
海老名SAで、最初の休憩。
ここで、更にツーリング・メンバーが加わる。
足柄SAで休憩しつつ、山越え。
富士山には、雲がかかって、「富士の姿」をDさんに見せることができなかったが、雨が降らないだけでも「良し」としよう。
沼津ICのETCゲートを通過、ここでも問題発生。
どうやら私は、後続車に続いてゲートに進行した「カルガモ突破」を行ったようであるで、閉鎖中であるにもかかわらず、ゲートを通過したらしい。
ベテランのベスパ・メンバーさんからも「ETCランプ赤色点灯している」ことを指摘され、これは、通常ならば「緑色」になっていないとおかしいといった。
料金所の係員が私の元へ飛んできた。
念のため、ETCカードを見せて欲しいと言われたので、ボックスに格納しているETCカードを提出。(これを出すのも、ひと苦労…)
入口と出口で「やらかしてしまった私」。
メンバーに合わせる顔がない…。
それでも、快く、(嫌な顔ひとつせず)親身になって心配してくれたクラブメンバーには、とても感謝している。

「嫌な流れ」を断ち切りたい…

2.沼津港「せきの」の地アジ丼

東名沼津ICを降りて、沼津港を目指す。
この日は、バイク日和だったのか、バイクグループが目立った。
我らベスパ軍団は、沼津魚市場(休場時間)にバイクを駐車。
10時半に到着。
ちょっと遅めの朝食なのか、それとも早めの昼食なのか…。
メンバーがそれぞれ小グループに分かれて、沼津魚河岸で食事。
私たちは、当初、計画にあった、大衆食堂の「せきや」に入る。
外で待つこと約30分。
趣きのある店構えは、きっと美味しいものを提供してくれるはず。
いろいろとメニューを目移りしたものの、とりあえず、お店が大プッシュしている「地アジ丼」(1,300円)を注文。
「どんぶりモノ」を期待していたが、出されたのが、結構、オシャレ系のプレート。白米の上にアジの切り身が添えられている。
わさび味のキューブ状のこんにゃくのような食感の「謎の添え物」が、いける口で、これを注文したメンバー、皆、絶賛していた。
アジせんべいといわれる、アジの骨の焼き物は、パリパリとした食感。
アシ丼に添えられたシラスとの絶妙なハーモニーも趣きあり。
メンバーさんは、刺身定食やアジフライを注文していた。
食事を終え、魚河岸市場脇に駐車したバイクを囲んでのメンバー間のおしゃべりをしてから、いよいよ、本日の目的の「富士山」を目指す。

沼津港に到着
名物食堂「せきの」
「せきの」のエース・地鯵(アジ)丼

3.ベスパで挑む「富士登山」

沼津の市街地を抜け、給油してから、富士山へ挑む。
富士山の裾野に設けられた工業団地地帯を抜けて、自衛隊富士山演習場の脇と通過。
都市の喧騒を離れて、緑豊富な富士の樹海の道へ。
高度が上がるにつれ、気温が下がる。
私の愛車、ベスパGTSでも、自宅の千葉県から沼津・富士山というのは、初めての「遠出」である。
距離もさることながら、山道の走行も大丈夫なのか?
でも、ベスパ仲間がいるので心強い。
しばらく直線が続いたものの、いよいよ富士山の「麓」に侵入すると、曲がりくねった山岳道路になる。
そして、御殿場口・新五合目駐車場に到着。
ビジターセンターで休んだあと、富士山看板表示の前で、記念撮影。
ベスパクラブの「フラッグ」を掲げた。
有志のメンバーによる、新五合目の「茶屋」まで、10分のハイキング。
振り返ると、眼下には、御殿場の街が一望できる。
息を飲むほどの絶景が広がる。
黒ずんだ砂利のような道を進む。富士山に詳しいメンバーの案内によれば、これは、かつて富士山が噴火した際、流れ出た溶岩の名残りだという。
富士山に来ているというのに、山頂は曇り空のため、富士山の頂は見えない。それでも、今、我々は、こうして「富士登山」をしているのだ。
「茶屋」に到着して、それぞれ、ベスパメンバーの交流が進む。
苦楽を共にした(?)メンバーの絆も強まった感あり。
しばしダベリングのあと、下山。茶屋まで行かなかったメンバーと再合流して、富士を下山した。

ベスパでココまで来ました!
雲海に駐車中のベスパご一行

4.えびせんべいの里

富士山を後にして、向かったのが、御殿場にある「えびせんべいの里」。
ここは、富士山周辺では、「穴場のスポット」である。
まずは、消毒を済ませてから、トングを利用しての「えびせんべい」の試食にチャレンジ。
20種類以上ある「えびせん」の食べ比べ。
正直、味のレパートリーが多く、どの味も甲乙つけがたい。
家族へのおみやげは、いろんな味が詰まった「えびせんいろいろ」をセレクト。
「えびせんべいの里」は、単なるおみやげ屋にとどまらず、広い駐車場に、落ち着いた雰囲気、さらには、無料のドリンクコーナーが嬉しい。
ハンガリーからの「時差ぼけ」で、疲れ切ったDさんも、まったりと休憩していた。
富士山周辺の施設は、ごちゃごちゃして騒がしいことが多いのだが、ここ「えびせんべいの里」は、とにかくゆったりしてしていて、快適である。
まさに知る人と知るという「穴場中の穴場」である。

富士山観光の穴場・えびせんべいの里
「えびせんべいの里」で試食フルコース?!

5.海老名SAで「さようなら」

御殿場ICから東名高速に入る。
大井松田から大渋滞にハマる。
なんとか海老名SAまで到着し、本日のツーリングはお開き。
「唐揚げ定食」でスタミナをつけてから、千葉方面へと帰るメンバーにくっついて帰路へ。
東名から首都高へ。夜のレインボーブリッジを走行する楽しさよ…。
高速道を降り、本日、三度目の給油を済ませてから帰宅。
いろいろあったが、無事で帰ってきたのが何よりの「おみやげ」。
でも、私の帰宅よりも、「えびせんべい」の方が喜ばれたけれど…。





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