見出し画像

彰生誕祭

UVERworldの生誕祭って、ファンの間では言わずと知れた誕生日を祝われるはずの本人がセットリストを決めるという言わば、"祝う人たちを喜ばせる日" である。


そんな特別な日だからこそセットリストも秀逸で「最後にこの曲聴いたのいつ??」ってよくライブに行くファンでさえ思ってしまうほどレアな曲が聴けたりする。

そうは言っても、ツアー中でさえ1日として同じセットリストを組まない彼らにとっては "同じ大事な1本" であることには変わりないはず。

それが彼らを "ライブバンド" と言わしめる理由のひとつなんだと思うし。
ただ、久しぶりに演奏する曲であったり、メンバーを祝おうとする気持ちが強すぎるせいか、気持ちが空回りして歌詞が飛んだりすることがあるのは、もはやご愛嬌。笑

MC中にTAKUYA∞が彰にどうしてこのセットリストにしたのか聞いた際に「好きな曲並べただけって不器用か!ちゃんと順番考えろ!笑」「彰の誕生日じゃないとこんなセットリストでやらねえよ笑」とメンバー泣かせな選曲だったことを明かす場面や「彰って意外とバラードも好きだったんだね。この曲好き?(彰頷く)」というやりとりがあったりもあった。
ライブ終わりにセットリストを決めた当の本人が「いや〜やりすぎましたね笑」
と最後のMCで言っちゃうくらいだからホント笑うしかない。
この日ばかりはTAKUYA∞の気持ちと会場にいた人の多くが同じ気持ちだったに違いない。笑

実際、これまでのライブを思い返しても「え、この曲ここに持ってくる!?」とか「ずっと聴きたかったよ!その曲!!」とサプライズの連続と新旧入り乱れる曲の展開に時折、今がいつのライブなのか?ライブ中に我を忘れるとはこのことか!と訳もわからないことを思ってしまうほど現在と過去を行ったり来たりするような不思議な感覚に陥った。

実際、近年のライブでは、もはや当たり前のように終盤に演奏する定番の曲 "IMPACT" を序盤にやったり、誰もが予想だにしない最後の最後に持ってきた "7th Trigger" には驚きを通り越して、もはや笑ってしまった。

IMPACTに関しては曲が始まる前にTAKUYA∞から「生誕祭のセットリストは演奏する曲や順番を祝われる人が考えているんだけどさ、次やるこの曲の意図をみんなも汲み取ってほしい」的なフリをするものだから何が来るんだ?と身構えてしまったもんだから、聴き慣れたあのインストが流れると「そう来たかー!笑」と誰しも思っただろうし。
残すところあと2曲なのだとTAKUYA∞の口から告げられた終盤で "一滴の影響" を持ってくるのさえ珍しいのに、その上で最後に何をするんだ?と思っている上での "7th Trigger" なのだから、そりゃあファンの中から「なんか飛ばしてるんじゃないのか!」なんて声もあがりさえするし、頭のネジが外れてテンションおかしいことにもなるよ。笑

2ndアルバムくらいは本当に苦しい時期だったらしく、その頃の曲をライブで演奏すると当時の記憶まで一緒に思い返してしまうらしく、近年のライブではあまりやらなくなった曲ですらなんの躊躇もなく引っ張り出してる彰に対して
「昔の曲にもちゃんと胸を張って"好きな曲"と言える彰を誇りに思うよ」とTAKUYA∞に言わせるのだから、間違いなく "俺たちのギターヒーロー" なんだと思う。

いつになく笑顔でステージを動き回って、記念撮影をする時はいつも以上に饒舌な彰の姿がこの日の幸福感を物語っていたような気がした。

余談だけど、
行きと帰りの飛行機や街中でツアーのグッズを身につけたファンの姿を見て、遠征してまでライブに行きたいという同じ気持ちを持つ人たちがこんなにもいるのかぁと思うと胸が温かくなるばかりだった。
#UVERworld #UVER #zeppsapporo #彰生誕祭

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?