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来週の金曜ロードショーは「聲の形」(字幕、音声解説付き)

今日はアニメ映画のお話です。

「聲の形」という作品はご存じでしょうか?

週刊少年マガジンに連載され、アニメ映画にもなった作品です。

(映画「聲の形」公式サイト)

(金曜ロードショーのサイト)

聴覚障害の女の子が学校に転校してくるお話なのですが、中高生のリアルな人間関係の話が生々しくて深い作品です。昔よくあった「スカートめくり」に近い「気になる女の子への接し方が分からずに嫌われる行動をしてしまう」といった分かりやすい反応から、人間関係の距離感の掴めなさからくる相手が望んでいる言葉とは反対の言葉を言ってしまうという難しいものまで、人間関係の描写が深いです。

また、かなり考えさせられる作品でもあります。

いじめている本人は気づかずに周りから言われて初めて気づく点や、自分の感情にまかせてトゲのある発言をしてしまい、相手を深く傷つけたりすることは周りの生活でもあるあるだと思います。ですがそれが積み重なると自殺(未遂)の引き金になったり、精神的に病んだりすることもあるので、本当に注意が必要です。

ネットには「作品の中で一番悪いヤツは誰だ?」といった、いわゆる「犯人捜し」をするようなサイトもあり、人間の嫌な部分を見てしまうこともあります。

私ぐらいの年齢までいってしまうと登場人物みんなの葛藤や、こころとは正反対のことを言ってしまう部分も理解できますが、私が若い頃にこういった作品があったらどう感じていたか興味があります。他人事のような感想になってしまうのか、犯人捜しのようなことをしてしまうのか。

みなさんは今の時点ではどう感じるのか、若いころだっただどんな感想を持つのか、そういった点も含めてみなさんにもみていただきたい作品です。

今回は字幕、音声解説付き、20分拡大版

そして!!

今回は「音声解説付き」です!!

アニメ映画としては極めて珍しいのではないでしょうか?

障害者を扱っている作品なので、こういった作品からでも音声解説付きが広まっていって欲しいです。

字幕や音声解説が入ることで、楽しめる視聴者は増えます。障害者も一緒に楽しみ、障害者と一緒に感想をいいあえるような場所があると、さらに楽しいと思います。

是非とも字幕や音声解説は今後も増やしていっていただきたいです。


また「音声解説」というのは「声」で表情や動作や風景を説明します。ここに自分では気づかなかった説明が入ることがよくあります。「もじもじしている」や「電話を気にしている」といった情報が新しく入ることで新しい気づきもあります。この解説は監督が気にして欲しい部分が言葉になっています。監督のこだわりを知ることができます。

初めて見る方は音声解説なしで、そして何度か見たことある方は是非音声解説付きで見てみてください。

あたらしい気づきがあると思います。

まとめ

字幕・音声解説付き、20分拡大版、金曜ロードショー「聲の形」楽しみです。

※テレビ局からお金をもらってるわけではありません(あたりまえ)


というところで、今回はここまで。


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