挫折し続ける
中学まではテレビの歌番組に出てる人の音楽を聴いていた。レコードプレーヤーは家にあったがおよげたいやきくんとかひげダンスのテーマぐらいしか子供が聴くレコードはなかった
高校に入るとMTVとかソニーミュージックTVなどを観るようになった。洋楽も聴くようになったということであるが、そこでハードロックやヘヴィメタルなどを聴くようになった
今迄はボーカルしか目にいかなかったのだが(テレビのソロ歌手しか聴いてなかったので当たり前だが)そのHR/HMのギタリストたちにあこがれた。やはりまず、エドワード・ヴァン・ヘイレンがかっこよかった。ライトハンド奏法である
そしてナイトレンジャーというバンドのブラッド・ギルスとジェフ・ワトソンに憧れた。ギブソン(ギターメーカー)のレスポール(ギターの形状、モデル)タイプの中古をお年玉かなんかで買った
そしてバンドスコアを買ってギターパートを練習した。すぐ挫折した。なにしろ当時難易度最高峰の8フィンガー奏法を初心者がいきなりやろうとしたのである。8フィンガー奏法とは親指以外の指を使ってギターの弦を叩いて音を出す技である。大技である。難易度の割に自由度が低くジェフ・ワトソン以外誰もやろうとしなかった大技である
でもう一冊のバンドスコア「1984」のエディ・ヴァン・ヘイレンもギターソロ速いしとっとと挫折した
でしょうがないからナイトレンジャーのもう一人のブラッド・ギルスをやろうとおもったのだが最初に買ったレスポールタイプのギターはアームという弦を緩めたりして音程を変える装置がついてないのでムカついて次の年またお年玉かなんかでアーム付きのフェルナンデス(ギターメーカー)のストラト(ギターの形状)タイプのギターを買った
これでブラッド・ギルスも出来るぞと意気込んだが挫折した。これから何を言ってるのかわからないかもしれないがそのまま続けます。ブラッド・ギルスのアームはフローティング状態になっているのである。通常のアームは固定されていてアームをダウンさせてその音程より高音になることはないがブラッド・ギルスをしようとおもったらアームをアップさせなければならないのである
や、やべえ。このペースで行くと自分史上最長の文章になった割に全然面白くない記事が完成してしまう
端折ろう
布袋も弾こう→赤の布袋モデル→弾きにくい→挫折する
万馬券当たった→ギブソンSG買おう→人間椅子弾こう→挫折する
ZO-3(アンプ内蔵のギター)買ったぞ→目的もなく挫折する
デカいボディーのアコギ買ったぞ→披露する機会もないので挫折する
ベース買ったぞ→バンドしてないのでほとんど弾かずじまい
エレアコ買ったぞ→エクストリームのMORE THAN WORDSで挫折する
ピグノーズ(アンプ内蔵ギター)買ったぞ→B’zのHOME弾こうとして挫折する
K・YAIRIのアコギ買ったぞ→聴かす人いないので挫折する
エレキング(アンプ、カセット内蔵ギター)買ったぞ→おもちゃみたいで挫折する
ゴルフ下手すぎてムカついてギター弾こうとおもって7千円のストラトタイプを買ったが弾きにくくて挫折する
というわけでギター歴35年の私が(歌詞を覚えるのに10分時間もらうとして)これは弾けるんじゃないかというのが「たま」の「らんちう」である
コードのほとんどがAmとDmで構成されていて途中GmとB♭がちょっと出てくるだけである。しかし
これも披露されることはないだろう。たまのらんちうをたま以外の奴がやったら危険である。駅で歌おうものなら「シュプレヒコールのなか~」つって連行されること間違いなしである
そんな私が今欲しいのは高音部が弾きやすいようにえぐれている(カッタウェイという。多分)アコギである。そしてあぶく銭でも出来て手に入れようものならソロギターを弾こうとするでしょう。そして間違いなく
挫折する