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揚げすぎの唐揚げ

一家の台所の大部分を預かる者として。
常日頃食べるものの安全には気をつけなくてはならないと思っている。
…というのがまるで言い訳にきこえてしまいそうだが、私の作る鶏唐揚げはいつも揚げすぎて色が濃く縮んでいる。

だって難しいもの。鶏肉の唐揚げ。
中心までしっかり火を通すという大前提の安全を確保しつつも外はカリッとした食感を維持して、更にはお肉の身を縮ませずに揚げるなんて、その道のプロじゃなきゃ無理でしょう。

と思って技術の向上を半ば諦めていたけれど、思わぬところにものの上手はいるもので。
週に一度料理をするかしないかの夫が、案外ちょうどいい塩梅に揚げるのを見て、悔しいやら羨ましいやら複雑な気持ちになったりする。
けれども、まぁそこは「おいしい!上手!!毎日作って😆」ともう一つの本音を言って誤魔化すことにしている。
だって家庭の平和と更年期予備軍である私の体力温存のためにはその方がいいから。

でもね。今の主役は譲っておくけど、息子たちが将来私のごはんを日常的には食べなくなった後、家で唐揚げ見るたびにお母さんいつも唐揚げ揚げすぎてたんだよねって話題になるのは私の方だから!


もし、サポートなんてスペシャルな事があったらどうしよう! 写経用紙買って写経して、あなたに幸せがあるように書いて、そして手を合わせようかしら☺