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『八方美人』

小学5.6年生の頃。
母に言われました。

「あんた、ほんま八方美人やなあ」

あほな私は美人と言われて
喜んでいた記憶があります。(笑)

褒め言葉だと思っていた言葉は
マイナスな言葉だとその後知りました。

「誰にでも良い顔をする」

「顔色ばっかり伺ってる」

まさに『八方美人』とは
私のためにあるような言葉でした。


人に気を使いすぎて
家に帰ればぐったり疲れる。

そんな日を過ごしていましたが
これは私の性格だからと
受け止めていました。


社会人3年目のころ
『HSP』という言葉を知りました

Instagramでみた投稿に書いてあった
HSPさんの特徴。

一部ですが、こういったものです。

周りの人に「敏感」「内気」と言われることが多い

・生活の急な変化に弱く、動揺してしまう

・たくさんのタスクをこなさなければならなくなると、混乱してしまう

・大きな音や強い光が苦手

・些細なことでも、深く考えすぎてしまう

・芸術に触れると大きく心を動かされる

・忙しくなると、一人で静かに過ごせる刺激の少ない場所にこもりたくなる

・他人の気分に振り回されやすく、対人関係に疲れがち

・小さな音や匂いも気になってしまう

・映画やドラマの暴力的なシーンが苦手

皆さんは当てはまりますか?

まず私は音に敏感です。
レスキュー車のサイレンの音が怖かったり、テレビの音量もとても気になります。

対人関係に疲れてしまうのももちろんで
些細な言動を気にしたり
いつもと態度が違うことにもすぐ気付きます。

人に合わせることでしか自分を保てず
『八方美人』になってしまったのです。

明るい友達には明るく振る舞って
静かな友達には静かに振る舞う

どこにでも溶け込めるように
努力していました。


いつのまにか
本当の自分はどれなのか
分からなくなりました。


何年もずっと悩んでいました。


私らしいものが何一つない

人に合わせることしかできない

そんな人間だと。


でもそんなことないと思うんです。

人に合わせられるのも私の才能なんです。

性格であり、らしさなんです。


つまり、HSPさんの特徴は
HSPさんらしさなんです。

受け入れられるべきであり

自分自身が受け入れるべきもの。

どうか、肯定してあげて下さい。

変わらなきゃ、と
追い詰めないでください。

あなたのらしさを
認めてあげて下さい。


私はそう思えるようになってから
心が楽になりました。

HSPだから考え方を変えないとダメ
なんて
難しすぎて出来なかったです(笑)


前職は保育士をしていて
保護者や職員の
態度や声色から
心の声に耳を傾けすぎました。

結果、心が疲れてしまい
人から離れて
webライターをしています。


人に会いたいなぁと思うこともありますが
誰の顔色も気にすることなく
自分軸でいられる時間が
とても充実しています。


『八方美人』

これが
私の性格であり、らしさです。

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