なぜ皮脂を流し過ぎてはいけないのか

こんにちは、うえだです(´ー`)


今回は、薄毛に悩む人にぜひとも知ってもらいたい、薄毛と皮脂腺の関係性についてお話をしようと思います。


内容のソースは、書籍「シャンプーをやめると髪が増える」を参考にさせていただいています。本当に素晴らしい本ですので、みなさんもぜひ一度読んでみてください。


それでは、最後までぜひお付き合いくださいm(__)m


皮脂と皮脂腺の関係


さて、今回のお題である『薄毛と皮脂腺』についてですが、


その前にまず、皆さん。皮脂と皮脂腺についてはご存じでしょうか?


皮脂腺とは、皮膚の内部にある皮脂を分泌する小さな腺のことです。皮脂はこの皮脂腺で作られ、皮膚表面に分泌されます。


この「皮脂」という言葉を聞いたときに、皆さんはどのような印象を持たれますか?


おそらくですが、皮脂という言葉に対して、ポジティブな印象を持つ方はあまり多くないのではないかと思います。どちらかというと、ギトギト・ベタベタ、脂っこい、不衛生、というイメージが先行するのではないでしょうか。


気持ちは大変よくわかります。私もそうでした。ですが、ちょっとここで考えてみてください。


そもそも、なぜ皮脂は分泌されるのでしょうか?


私たちは、皮脂に親でも殺されたのかというくらい皮脂を目の敵にし、綺麗に洗い流すことばかり考えています。


ですが、その皮脂がなぜ分泌されるのか、どんな役割を持っているのか、考えたことがあったでしょうか。


まず、皮脂が分泌される理由は単純に、身体にとって必要だからです。


皮脂は皮膚表面に分泌されると、その皮膚や体毛の表面に薄い膜を張り、水分の蒸発による乾燥・細菌の繁殖を防いでくれます。親の仇だなんてとんでもない。実はものすごくいい奴なんですよ。


でも私たちには、企業の優秀なマーケティング戦略によって、長年に渡り深層心理に植え付けられてきた、


「皮脂=ニキビの原因」
「皮脂=毛穴に詰まると良くないもの」


というイメージが定着してしまっているわけなんですね(これが全て嘘だと言っているのではありません)。


そうなると、毎日洗顔料やボディーソープを使って顔と身体を洗うでしょうし、シャンプーで髪の毛も洗いますよね。なんならシャンプーの泡で頭皮を優しくマッサージしている人もいるでしょう。そして、洗い終わった後のサッパリとした爽快感は、清潔になった証だと思っているわけです。


ここで問題が生じます。先ほどもお話ししましたが、皮脂は身体に必要だから分泌されているものです。


その必要な皮脂が、シャンプーやせっけんなどの強力な界面活性効果によって、毎日綺麗さっぱり洗い流されてしまうのです。


すると、皮脂を作る皮脂腺は、ヤバいよヤバいよと急ピッチで皮脂を作り、新たに分泌します。


しかし、その皮脂もまた翌日、朝シャンする人は翌朝には、同じように綺麗さっぱり洗い流されてしまうのです。


これを長年繰り返していると、皮脂を作る皮脂腺が大いに発達します。毎日の筋トレで筋肉が大きく成長していくのと同じイメージですね。マッチョ皮脂腺です。


皮脂腺がムキムキになるとどうなるか。それは、髪の毛にとって非常に不都合なことが起こります。


皮脂を作る能力が強化された皮脂腺は、大量に皮脂を作ります。しかし、皮脂もタダでは作れません。皮脂を作るには、元になる栄養が必要になります。


その栄養はどこから調達してくるのか?


その答えは、他から奪ってくるのです。


本来であれば髪の毛の成長のために使われるはずだった栄養が、ムキムキになった皮脂腺に強奪されてしまうのです。もちろん、皮脂を作るためにです。


そうなれば、髪の毛は健やかに成長することができず、細く、短くなってしまいます。水と太陽の光が無いと、作物が育たないのと一緒ですね。


皮脂を流し過ぎてはいけない理由が、お分かりいただけたでしょうか?


毎日のシャンプーは、皮脂腺を必要以上に発達させてしまうのです。その結果が、大量に分泌される皮脂と、髪の毛の栄養不足につながるわけなんですね。


そして、栄養が届かない髪の毛は痩せ細り、髪の毛はどんどん密度を失っていく・・・・。いわゆる、薄毛になっていく、ということです。


皆さんがシャンプー歴何年かは分かりませんが、シャンプー歴34年を誇る私の皮脂腺はきっと、ボディビルダーも真っ青のムキムキ皮脂腺に成長していたと思います。


しかも私、20歳頃からつい最近まで、朝と夜、1日2回のシャンプーを毎日欠かさず続けてきました。


理由は、朝シャンすると髪がサラサラになって、髪の毛がセットしやすいから、というものでした。


最初は本当にそれだけの理由だったんですよ。しかし、20代後半になってから、朝起きると髪の毛が妙にオイリーで、シャンプーをしないと髪がべたついてセットが出来なくなってしまったんですね。


今思えば、あれは私がシャンプーで鍛え上げた、ムキムキ皮脂腺の仕業だったんでしょう。「シャンプーをやめると髪が増える」を読んで、合点がいきましたよ。


合わせるように、髪の毛も昔のようなコシや量を失っていきました。完全に栄養失調だったのでしょうね・・・。


まとめ


以上が、皮脂を流し過ぎてはいけない理由です。


どうでしょうか、シャンプーを使い続けると薄毛になるリスクが高まる理由、お分かりいただけたでしょうか。


もちろん、シャンプーをしていても死ぬまで禿げない人もいると思いますよ。ようは確率の話です。


毎日シャンプーで皮脂を流して、皮脂腺を鍛え続けると、禿げる確率はグッと上がるよ、ということですよ。


普段から整髪料を多量に使う人は、頭皮につかないようにシャンプーを使う必要もあるやもしれませんが・・・そうでなければ、お湯で流すだけで髪の毛の汚れは十分落ちますよ。


もし、普段から頭皮のべたつきに悩んでいて、かつ薄毛の心配があるようでしたら、一度シャンプーをやめてみてはいかがでしょうか。


私は湯シャン歴3ヵ月ですが、もう頭皮のべたつきは一切ありません。頭皮を指で触っても、ほとんど皮脂はつかなくなりました。


あとは、痩せてしまった髪の毛が元の姿に戻ってくれるのを待つのみ!


いやぁ、楽しみですw


ではまた!


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