見出し画像

小池百合子の元側近による文藝春秋砲は無責任な不発弾

小池百合子東京都知事の学歴詐称疑惑が再燃でSNSは蜂の巣を突いた騒ぎになった。

告発者は小池都知事の元側近で環境省官僚、東大法学部で弁護士資格をもつ小島敏郎氏だ。
「私は学歴詐称工作に加担してしまった」と言うタイトル。発売前の小出し情報に百合子もこれでついに終了かとXで炎上した。

ところが本文を読んでみるとタイトルと内容に大きな隔たりがある事が分かった。

学歴詐称工作ではなく大使館FBへの工作

要は「都議会で小池百合子への学歴詐称疑惑追及決議案が出されたので、その追及封じの為にエジプト大使館から声明文をだしてもらいました。でもその内容は側近である私たちが考えました」と言うもので小池百合子が学歴詐称していた事実の摘示ではないのだ。

タイトル詐欺であろう

声明文は英文でも翻訳されており、大使館も確認した筈だ。そうすると声明文は誰が作ったかは関係がない。エジプト大使館と言うオフシャルな機関のFBで小池百合子の学歴詐称疑惑に釘を刺した。と言う事実があっただけである。





私はかなりの確率で小池百合子は学歴詐称していると思う。しかし司法に裁かれた訳でも無い政治家に雑誌がリンチを誘導する令和の流行りは如何なものか。

小池百合子が学歴詐称してたと仮定して側近はどうして公訴時効まで口を噤んでいたのか。

弁護士ならば「卒業していないなら都知事でいる事は法に触れる。潔く事実を公表して司法の裁きを受けるべきだ」と本人に「自首」を促す事をするべきではなかったのか?

だが、都政に情報戦をしかけて小池百合子に恩を売り、秘密の共有をしながら側近としてずっと甘い汁を吸っていた訳だ。

しかし控訴時効になったいまこの時に雑誌に暴露する小島氏。

つまり、小池百合子と公選法違反の秘密を共有する側近の旨みがなくなったから告発したともいえる。恩や弱みを握っている立場ではなくなった。利用出来なくなったら手のひら返しとは…

しかも本当に小池百合子が学歴詐称してその隠蔽工作に加担していたら弁護士資格を持つ者が不法行為を率先して行ったていた事になる。その反省の気持ちは本文からは一切伺えない。

不思議な事にあくまでも小池百合子に利用された被害者のポジションで告発しているのだ。その姿勢は弁護士としてどうなんだ。公訴時効前に告発したら自分もパクられますから!と言うつもりなら弁護士バッチ外せと言いたくなる。

さらに卑怯なのは小島氏が本文で小池百合子が「大学を卒業していない」と断言していながら、その根拠を一切示していない事だ。

エジプト大使館のFBの声明文を作ったのは小池百合子側の側近達だった、事は確かであろう。

しかし、肝心の小池百合子が学歴詐称をしていたその証拠は本文中に存在しない。何より小池百合子は認めていない。

「私、本当は卒業していないの…」と言う告白があればまだしも、本人は「卒業している」と言い切っており、カイロ大学日本語学科の教授も「確かに卒業している」と取材に答えている。そうすると、小池百合子が学歴詐称をしていた確たる証拠はどこにもないのだ。

つまり学歴詐称疑惑に関してまとめると

・小池百合子は卒業したと言っている。
・卒業していない証拠はない
・元同居人の証言は録音、記録なし
・FBの声明文を作った事は学歴詐称の証拠では無い
・声明文は大使館の見解と同義
・公訴時効を迎えており捜査対象にならない
・小島氏は卒業していない根拠を示していない
・学歴詐称なら黙っていた小島氏の道義的責任は

などの感想が本文を読んだ全てである。
木原事件と同じく針小棒大記事もいい加減にしろと言いたくなる。こんな記事に千円も払う価値は無い。
コンビニの立ち読みで充分だ。

終わり

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?