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感染源は「夜の街」にしなくてはならない小池ゆりこの「ゼロの焦点」

今年の流行語大賞は「自粛警察」なのか「転売ヤー」なのか。いずれにしろ、コロナ禍の下で生まれた言葉になるのは間違い無いだろう。

そして今、「夜の街」という言葉を毎日耳にする。

小池ゆりこ東京都知事が毎日のように記者会見で発するその言葉は、新型コロナウイルスの感染者の「感染源」と同義語だ。

一番怖いのは市中感染

市中感染は感染ルートを追うのが非常に困難だ。すれ違ってたまたまくしゃみをしただけの人から伝染したり、お釣りを感染者から貰ったりしたレジ係の人は「誰から感染させられたか」を特定することはできないだろう。

そして経路不明の感染者が無自覚であると、さらに困難だ。あちこち出歩いて感染者はねずみ算式に増えていく事になる。

この市中感染を防ぐには、検査数で抑え込んで感染者を感染能力がなくなるまで隔離するのがベストな対処方法であろう。拡散を防ぐには拡散元を無能力化するのが最善策であろう。

ところがどういう思考回路なのか、厚生労働省はPCR検査の精度を口実に検査数を抑えた。「PCR検査数各国の比較」 「新型コロナ、日本のPCR検査数はOECD加盟国36カ国中35位。世界と比べても際立つ少なさ」

在日米軍横田基地、非常事態宣言を継続 より〜

引用〜「6月22日に横田基地の新たな司令官に就任したばかりのキャンベル大佐は、東京23区をはじめとする都内の中心部や、神奈川県の横浜と川崎を「立ち入り禁止」地域に指定している。」引用終わり〜

世界のコロナ基準では日本は「公衆衛生非常事態宣言」を発する「危険地帯」なのだ。

初動の検査数の遅れは「オリンピック開催」と密接な関係があるのだろうが、今はそこには触れない。

小池都知事の再選が注目される五日の東京都知事選挙を控え、小池都政はコロナ対策の対応に厳しい目が注がれている。

「都民の健康はこの人で大丈夫なのか」と。

東京107人感染 小池知事「夜の街で増加、自粛を」<新型コロナ>

小池知事、何度も「お願い」 「振り出しに戻ってはいけない」<新型コロナ>

より引用〜「夜の繁華街への外出を控えてほしいとの「お願い」を、何度も繰り返した。」引用終わり〜

小池都知事は「お願い」はするがその見返りの「補償」を示す対策を示すことはない。夜の街が感染源だとするのであれば、強制的に封鎖して補償を出せばいいのだろうが、あくまでも市民の自主的判断に任せている。

本当に夜の街だけが感染拡大源なのか。

満員電車はどうか。つり革や椅子の取手、改札口の密度の高さなど、コロナに感染しやすい条件が揃っている。「満員電車に気をつけてください」や「時間差通勤をしてください」という具体的な回避措置は発言しない。

これは、2016年七月三十一日に行われた都知事選の公約に原因があるような気がしてならない。

満員電車0

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小池知事が「満員電車に気をつけて」と言ったが最後「それでは感染拡大の原因は都知事の公約違反が原因では?」とツッコミの嵐が殺到するであろう。

都にコロナ禍が襲来し、日々を追うごとに感染拡大がじわじわと広がる今、その要因の一つが都知事の公約違反だとしたら、公約実現〇の都知事に有権者はどのような評価を下すのだろうか。

五日の都知事選、私のキーワードは「〇の焦点」だ。

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選挙カーで手を振る前回の都知事選の小池百合子氏。だいぶ人相が変わったような...?


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