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真顔日記 通常回1

51
真顔日記の通常回をまとめたもの
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2020年1月の記事一覧

B'zの稲葉と同居しても自分は歌がうまいと思えるか?

今の家に住みはじめるまで、私は一人のネコ好きを自認していた。なんせ実家でもネコを飼っていたし、犬と猫ならば迷わずネコを選ぶほどのネコ好きである。 しかし三十一歳女性と同居するようになり、この女の圧倒的なまでのネコ好きぶり、というかネコ狂いと言ってもいいような日常を目にした瞬間、気軽に自分はネコが好きだと言えなくなった。 「好き」というのも相対的なものである。たとえば、あるアーティストのヒット曲をちらっと聞いて「好き」と言うのも、インディーズ時代から何十年と追っかけて「好き

マッチョと心霊現象は食い合わせが悪すぎる

学生時代の知人に霊感のある男がいた。日常でフッと幽霊が見えることがあるらしい。たとえば部屋でひとり勉強していた時のこと。ふと集中が切れてうしろを振り返ると、部屋の隅に女の子が立っている。あるいは、京都の三条大橋を歩いていた時のこと。何かを感じて視線を下にやると、地面に武士の生首がごろりと転がっている。 「やばいんだよ、俺……」 そう言っていたが、私は嘘くささを感じていた。その男が筋トレマニアで、分厚い大胸筋とゴリラのような上腕を持っていたからである。このへん私の偏見ではあ

人に道を教えると確実にモヤモヤする

近所を歩いていると、道をたずねられる。京都だから観光客が多いのか、私が部屋着の延長のような地元民まるだしの格好をしているからなのか。 道をたずねられれば教える。当たり前だが。 しかし教えた後、いつもモヤッとしたものが残る。なんだか釈然としない気持ちで、爽快感のないまま歩き出す。 最近分かったのだが、これは要するに、道を教えた段階で自分の役割が終わってしまい、教えた人々が無事に目的地に辿りつけたかは永久に分からないからである。 たとえば、何々という神社はどこだとたずねら

古代ギリシャの人名で疲れ果てる

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『君に届け』のその後

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広末涼子と遠藤久美子に本気で恋をしていた

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マクドナルドのむきだしのポジティブに照れる

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七色のあいづちと興味のなさ

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へたくそなリコーダーのおもむき

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音をそのままに聞く瞑想

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古語として出会いたかった言葉

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「ワレワレハ宇宙人ダ」に込められた気遣い

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木村拓哉はかっこよさを追求するアスリートである

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パピプペポの幼児性と成熟の問題

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