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遺言のススメ 無いと無保険で車を運転している状態と同じ

一人の方が交通事故に合う又は起きる、起こす確率は、年間0.1%と言われています。
それでも車を運転する方は、自賠責保険に加えて任意の自動車保険に加入されるケースが殆どでしょう。

前回で相続揉め、いわゆる「争族」が起こる確率は、乱暴な肌感覚による計算で約18%と仮説を立てました。
(下の差し込み記事をご参照)
それでも日本で遺言書を書く遺す方は、全体の10%でしか有りません。

年間、0.1%の確率しか起きない事象に人は何万円も保険料を支払います。

ところが1割、2割(私の乱暴な仮説では18%)と言われている争族。それを回避するためには遺言作成が解決策。でも分かっちゃいるのに作成せずに、亡くなってしまう方の何と多いことか‼︎
作成するための費用は惜しむ事なく注ぐべきと考えます。

ご相談を受けていても、何となく(亡くなるときのことを考えるのは)気が乗らない、公証人へ支払う手数料や信託銀行、弁護士などの相談費用や報酬が高いと言う理由で、作成に二の足を踏む方もたくさんいらっしゃいます。

人は自動車事故に合うと、場合によっては膨大な額の補償が必要になるから、保険に入るのだと思います。

ところが遺言書が無いことによって、ご自身の財産が、相続揉めにより何年も何十年も凍結されたままの事態が一定の確率で起きてしまうのが現実です。

そう、遺言書が無いまま、相続の日を迎えてしまうのは、無保険状態で車を運転するがごとく。万一、事故(相続揉め)が起きてしまったら取り返しがつかないのです。その時の相続人の方への影響の大きさに比べたら、作成費用など安いものです。

一般的には、一部の方が時折高いと言っている信託銀行の遺言信託を使い作成しても、公証人の手数料も含めて数十万円から1百万円以内でおさまるケースが多いです。
一方で自動車保険🚗、年間5万円とすると運転可能期間40年としても
5万円✖️40年=200万円。
遺言書の作成は基本、一生に一回です。
想像を絶する争族揉めに遭遇した時の悲劇を考えると、、、。

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