2045年問題
AI(人工知能)が自ら進化して人間の能力を超えるのではないかという予測がありました。2045年問題といわれます。
2016年の6月議会でこの2045年問題を取り上げて、「AI(人工知能)によって起こるであろう未来に備えて、それに対応した人材育成に今から取り組む必要がある」という旨の質問をしました。
この質問を通告した時に、議会事務局長から「こんな荒唐無稽なことを質問大丈夫か?」と言われたことを思い出します。県議会にふさわしくない質問だと感じられたんだと思います。
私としては、「技術の進歩による社会システムの変化に地方こそ積極的に対応すべき」だという考えでの質問であり、事務局長の助言は有難く受け止めつつも、気にせず質問しました。
あの当時から、もう6年以上経ちます。
AIの進化については、2045年問題のようなことは起こらないであろうというのが通説にはなっていますが、この記事を書いた井上智洋氏(駒澤大学経済学部准教授)のいうように、AIがさまざまな社会的変化を巻き起こしているのは間違いありません。
最近では、メタバース(仮想現実空間)に現実にあるまちのコピー(?)をつくって活用する自治体も現れています。
メタバースなんて単なる遊びの空間だけだと思っていたのが、現実社会での活用まで見据えた動きになっています。
映画のマトリックスが現実になるかもしれません。
このように、自分の知識だけでは想像もできないことが当たり前に起きる時代になっていることを認識する必要があると改めて思っています。