歯周病を治すコツは、歯磨きの仕方にある!

歯周病は歯磨きの仕方次第で、「治すことが可能」ということを実証しましたので、その方法をご紹介したいと思います。

1か月ほど前のことですが、いきなり歯茎が腫れて、歯磨きしても痛みを感じるようになりました。(患部:上顎左の第二大臼歯の後方と舌側の歯肉部)

毎日ていねいに歯磨きをしていたのですが、忙しくて、きちんと奥歯まで歯磨きができてなかったかもしれません。

※歯茎の腫れや痛みなど歯周病の症状が出るのは、疲労やストレスなどによる免疫低下や、噛み合わせ不良などが原因になることも。

私の歯科知識の中では、「軽度の歯周病であれば、しっかり歯磨きすれば治る」と信じていましたので、ここは自分が実験材料になってみようと思い立ったのです。

というわけで、歯茎が腫れて痛い箇所(歯と歯茎の境目の溝)を強くブラッシングしてみると、「痛い!」。それに、歯ブラシを見ると血が着いている。痛いわけです。
※歯ブラシはブラウンオーラルB電動歯ブラシ、通常の固さの替えブラシを使用。

あまりにも痛いので、替えブラシを歯周病用の柔らかい毛先のブラシに変えてみました。

それでも痛い!歯の痛さを我慢して、さらに強く歯磨きを続けました。歯ブラシに着く血の色は、赤色から少し薄い赤色になりましたが、歯磨き中ずっと出血が続きました。歯茎からの血が止血したのは、歯磨きを終えてから1~2分後でした。

翌日も、歯茎の腫れた患部を重点的にブラッシング。その翌日も。その翌日も、、、。

3日目からは、歯周病に効果がある薬用歯磨き粉「カムテクト」を使用してみる。

薬用成分に効果があったようで、少しだけ痛みが減少。4日目からは、歯周病用ブラシに加えて、通常の固いブラシでもブラッシングしてみました。

その後、日を追うごとに出血量が減っていくのが分かりました。

そこで、1週間目からは、ワンタフトブラシも使ってみました。毛先が筆のように束ねているワンタフトブラシで、歯周ポケットの溝をなぞると、「痛い!」。そして、また血が。

それでも、歯磨きを終えるとすぐに痛みが消え、歯茎の治癒が実感できたので、次の日からも続けてみたのです。

すると、10日後からは食事中も痛みはなく、2週間目には電動歯ブラシで強く歯磨きをしても、ワンタフトブラシで磨いても、出血することはなくなったのです。

それからは、歯周病(歯肉炎)の再発を恐れ、ていねいに歯磨きをしていることもあり快調が続いています。

歯科医院にも行かずに、歯周病が治ったことがあまりにもうれしく、「私が行った歯磨きの仕方」をご紹介しましたが、この方法の効果には個人差があります。

ということで、誰にでも効果を発揮できる「歯磨きの仕方」を調べてみましたので、ご参考にしてください。
※軽度の歯肉炎(歯周病)の場合のみ。

歯周病について

まず、歯周病についてですが、歯肉炎と歯周炎を総称して歯周病といいます。「歯槽膿漏」は歯が抜けそうな重度の歯周病の俗称です。

歯周病は、歯周病菌による感染症で、はじめは痛みもありません。しかし、病気が進行するとともに、歯茎が腫れ痛くなる、出血する、口臭が出る、歯が伸びて動揺する、歯が抜けます。

口臭が気になったら一番に歯周病を疑ってください。その理由は、口臭原因の8割が歯周病に関連しているからです。

引用:歯周病で口臭がひどい!臭いを消す方法

→ 歯槽膿漏で口が臭くなると最悪です!

それだけではありません。歯周病菌は毛細血管に侵入し体内を巡ると、高血圧、脳梗塞、心筋梗塞などの原因にもなるたいへん怖い病気です。だから、歯周病は早目に治療し、予防することが大切です。

歯周病になる原因は、細菌の塊であるプラーク(歯垢)が歯に付着することです。プラーク(歯垢)は固まると歯石化するため、更にプラーク(歯垢)が着くという悪循環をおこします。

→ その口臭、歯垢が原因かも?

ですから、歯周病の予防は、定期検診を受け専門的なPMTC(歯石除去とクリーニング)が必要ですが、それと併用して毎日の歯磨きの仕方が、治癒と予防の効果を左右します。

【歯周病の歯磨きの仕方のポイント】

1、 歯茎に痛みがある場合は、毛先の柔らかい歯ブラシを使用する。
2、 痛みが減少したら、通常の歯ブラシに変える。
3、 歯茎が治癒したら、固めの歯ブラシを使用し、しっかりと磨く。
4、 痛み・出血がある場合は、薬用歯磨き粉を使用する。痛み・出血が止まったら、薬用歯磨き粉は必要ない。
5、 痛みが減少したら、ワンタフトブラシを使い歯周ポケットの内部まで磨く。

歯磨き効果を上げるには…

1、 夜寝る前の歯磨きをていねいに行う。
2、 電動歯ブラシを使用する。
3、 固さの違うブラシを適切に替えて使用する。
4、 フロスや歯間ブラシ、ワンタフトブラシを適切に使う。
5、 プラークの着きやすい「歯と歯の間」、「歯と歯肉の境目」、「かみ合せの面」を重点的にブラッシングする。

→ アルカリイオン水の歯磨きで歯周病を効率よく予防する


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