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BTS花様年華はやっぱりすごい4

ソクジンがループを続けている4/11に、ここまでの展開はぜひ書いておきたかったので、頑張ってみました。

前回はこちら ↓

9. ソクジンの父親が鍵?

ここで一度ちょっと戻って、4人が集めたソクジン父の情報を整理します。

● ソクジン父と今の学校の校長はかつて同級生で仲が悪かったらしいが、今はなぜか仲良くしているらしい。

● ソクジン父は高校時代に1年留年している。友人が行方不明になって必死に探し回っていたらしく、しまいには別館の音楽室で倒れていた。それ以降友人を探すのを諦め、性格も明るかったのに別人のようになったという。

● その友人ギュホは誰かに呼び出されて学校へ行くと言ったまま行方知れずになったらしい。校長が関わっていると書いた記者は名誉毀損で訴えられている。

● 実は7人が昔溜まり場にしていた倉庫がかつての音楽室だった(だからピアノがあってユンギがよく弾いていた)。

● 音楽室の壁にソクジン父、ギュホ、精神病院にいた患者ヒョンソンの名の寄せ書きを発見(名前は他にもあったが、皆が認識できたのは3人)。そして「全てはここからはじまった」と書かれていた。

捜査している皆は困惑していますが、読者の私たちには、なんとなく見えてきますよね。ソクジン父もおそらくループ経験者で、多分最悪な形でループを終わらせた。そしてあの音楽室に何かある。あと校長も絶対何か関わってる。校長についてはまた個別で色々語りたいことがあるんですが、とりあえず今はとばします。

10. 一緒なら笑える

皆と別れて家に帰ってきたソクジンは父の自叙伝の原稿に「魂の地図」という項目を見つけます。

「魂の地図とは、私の失敗と成功、ミスと過ちの軌跡」「私は失敗した」

じゃあ自分の魂の地図って何だろうと思い、自分の過去のアルバムや写真を取り出して眺めてみます。すると友人たちとの写真を見ても何も思い出せないことに気付きます。そしてこのタイミングで、ユンギから音楽ファイルが届くのです…。それはユンギが学生時代にピアノで弾いていたメロディでした。

それが You Never Walk Alone のバックでずっと繰り返されてる音です。この展開を踏まえて歌詞の和訳も改めて読んでみてください。最高に泣けますので…。

大事な何かを忘れていると気付いたソクジンはテヒョンにメールを送ります。テヒョンはあれ以来「俺たちが必要ならいつでも連絡ください」とだけ伝えて、彼が自ら助けを求めて来るのを信じて待っていました。メールを受け取ったテヒョンは早速全員に集合をかけます。その時の皆の反応がこれ。↓

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テヒョンはまずソクジンを廃プール(ButterflyのMVに出てきたところ)に連れていき、楽しかった記憶を思い出してもらおうとします。しかし思い出そうとすればするほど、ソクジンの頭痛は強くなる一方。コンテナや駅で次々と他のメンバーも合流していき、最後に学校で全員が揃って、例の音楽室に入ります。

音楽室でもう限界がきたソクジンは一度逃げ出しそうになりますが、テヒョンが「もう少し頑張って」と立ちふさがります。そして揉み合いになって倒れた時に壁を壊してしまい、そこに隠されていたキャビネットを見つけます。

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中にはソクジン父の名前が書かれたノートがありました。それには父がループで経験したことが書かれていたようです。開くと光に包まれ、他の皆は気を失って(眠って?)しまいます。内容は読者にはまだ分かりませんが、ソクジンはそこで全てを理解したようでした。

テヒョンだけ一足先に目を覚まして、光の中のソクジンを見ています。やるべきことが分かった目をしたソクジンは「先に行くよ」と音楽室を去り、テヒョンは頷いて送り出します。

自宅に帰ったソクジンは、部屋にまだ散らばったままだった写真をもう一度眺め、全ての記憶を取り戻します。そして自分が間違っていたことを悟ります。

闇ソクジンは、グクが海で「皆で写真を撮りましょう」と言った時、あえて一緒に入らず、自分がシャッターを押しました。だからこの写真は6人だけです。

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でも昔のループではセルフタイマーを使って一緒に写真に写っていたことを思い出します(だから後の写真は7人)。つまり、ソクジンは自分もまた彼らの中にいなければいけないことに気付きます。

最初から6人を助けるループじゃなかった。人の命を救おうとか、人の過ちを正そうとする前に、自分自身の傷や犯した過ちと向き合わないといけなかった。自分自身を顧みなければいけなかった。ここで LOVE MYSELF ですね。そして、その誠意ある行動が他のメンバーたちにも良い影響を与え、結果的に6人の命も救うことになっていたということだと思います。

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この後、ソクジンがこれまでのことを友人たちに打ち明ける展開になるのですが、今回はとりあえずここで終わっておこうと思います。

ようやくソクジンが苦しみから解放され、ハッピーエンドが近そうな流れですが、その裏でグクがどんどん病みまくっています。正直、小説を読んで一番びっくりしたのがグクです。MVとかじゃ、いつも小動物のようにきゅるきゅるしてて、どう考えても光の陣営じゃないですか。それがもう闇ソクジン以上の闇落ちぶりで…。闇ソクジンの時はそんな彼もかっこいいという気持ちが少しあったのですが、闇ジョングクは不穏すぎて、心配でたまりません(まるで孫を見るような目)。

そして今考えると、Blood, Sweat & Tears(日本語版じゃないやつ)のMVは盛大なミスリードだったんだなぁと思います。あれは V が堕天使で JIN を闇落ちさせる展開だったので、花様年華と関連付けて考察してた人も多かったと思いますが、多分 Boy with Luv とか IDOL みたいな単発の作品だったんだろうなと。花様年華のテヒョンは前半ちょっと病みましたが、基本的に天使です(リアルでも天使ですが)。だから、逆に純粋な天使役だと思っていたグクがダークサイドに行ってしまうのは全く予想してなかった。

くそう、まんまとビッヒ(今はHYBEか)に騙された、悔しい!!!

ここらへんは、また次回以降に語ろうと思います。

あと、ここまででの疑問点や、そこは違うんじゃないかと思う点があったら、コメントや Twitter で教えてもらえると嬉しいです! 花様年華を誰かと熱く語りたい!!

※ 続き書きました!


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