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BTS花様年華はやっぱりすごい5

今回で現在出ている小説2巻の最後までいきます。

前回はこちら ↓

11. 3つの告白

ソクジンは父にノートをつきつけます。彼は一瞬顔をゆがめましたが「もう全部終わったことだ」「これ以上は僕とは関係ない」と拒否。ノートは彼を変えることができませんでした。

ソクジンは皆を集め、まずは高校時代に自分が犯した過ちを謝罪。ソクジンは学生時代、ずっと友人たちの行動を校長に報告していました。そこから普段音楽室に集まっていたこともばれ、その時にいたグクとユンギが被害を受けました。先生に殴られたグクをかばって殴り返したユンギが退学処分になったのです。

そして次に、父の再開発関連の不正を告発することにしたと伝えます。ソクジンは記憶を失っている間、父の後継者らしく計画にも関わっていたため、裏金の帳簿や違法取引なども一通り把握していました。「正直も僕もこれからどうなるかはわからない」。でもソクジンは自分の全ての過ちに向き合うことに決めました。

そして3つ目の告白がループの話でした。普通に聞けば、あまりにも信じがたい話ですが、例えばホソクなどは話を聞いている間、頭に砂嵐が流れるように映像が浮かび、これが全て現実にあったことだと納得できる描写がありました。

ですが、ここで大きな問題が。グクにはそういう現象が起きなかった。ソクジンに対してもともと疑念があったからかな?「は?? 何言っちゃってんの? 何で皆も納得してんの? まず、俺を轢いたことについては一言も言ってなくない? それはまだ隠すの?」という状態。そして一人帰ってしまいます。他の人は彼がいなくなったことさえ気付かなかった。不穏すぎる…。スケッチブックを黒く塗りつぶしていくシーンや、ネットゲームで敵を兄たちに見立てて撃ち殺していくシーンなどは鳥肌です。

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前回の記事【3の疑問 ②】でも少し書きましたが、やっぱり私は轢いてないと思うんですよ…。記憶が戻った後、再開発計画に積極的に関わっていたことを後悔しているくらいなのに、グクを直接轢いてたらそれどころじゃないはずです。じゃあ、グクは何でそんなに確信を持っているんだろう…。グクが轢かれた現場にはソクジンにループの力を与えたあの変な猫がいました。やっぱりあいつは味方と思いきや敵なのか? ソクジンが解放されそうだからグクにターゲットを変えた?

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この不思議な存在に関しては、私の中で仮説があるのですが、今後の展開予想は、一旦あらすじを整理した後に別で記事を書きたいと思います。

12. 余波

ソクジンの内部告発により、世の中は大騒ぎになります。リアルだと思うのは、一般的には再開発賛成派も多かったということ。立ち退き対象は大体貧しい層ですし、直接被害を受けない人たちは「街が活気付いていいじゃない」って感覚だったんでしょうね。あるあるです。(私も実は韓国に住んでいた時期があり、ちょうどそこが再開発の真っ最中だったので色々と感じるものがあります)。だから今回のことでソクジンが英雄視されるわけでもなく「実父を告発するなんて…」って思われてたりする。

また、ソクジンの世話なども度々していた父の秘書、通称「ジュノおじさん」が騒動の後から行方不明になりました。報道では連日様々な憶測がなされ、ソクジン父は建設会社より先に彼を見つけなければと焦っている様子。どうやら思った以上に闇は深そうです…。

そしてその「ジュノおじさん」は酔っ払って荒れた状態でナムのところに現れ、コンテナに火を放ちました。ナムの名が立ち退き対象リストにあること、ナムがソクジンの友人だったことを知っていた彼は、ソクジンが再開発計画を台無しにしたのはナムの影響だと思った。完全に逆恨みです。

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今回もまた失敗?? と焦ったところで、ナムジュンは炎の中から生還します。「死なないって言ったじゃないか」。ナムジュン、かっこいい!

その後、ソクジン父も含め、再開発事業の不正に関わった人は逮捕されました。ジュノおじさんは再び逃亡し、行方不明。裁判で父は全てを認めました。判決が言い渡され、法廷を出る時にソクジンの方を振り返った表情には、ちゃんと感情がありました。それが本当の父の顔なんだとソクジンは思います。

家に帰り、父の机に残されていたあの時のノートを見返すと、最後のページに文字が書かれていました。「僕の魂の地図を見つけた。全てがここで終わる」

謎はたくさん残っていますが、とりあえず2巻はここまで。

まだ読んだことない方はぜひ小説も試してみてください! 実際の小説は7人の短い日記で構成されていて、こうして読むあらすじとはまた全然違います。視点がころころ変わり、思い込みが混じっていたり、1人の視点からでは分からない部分も多く、そこから全体像を推理する仕組みになっています。私もまだ見逃している情報あると思います。1巻は2回読みましたが、そこで初めて気付いたことも結構ありました。

13. ジョングクの闇

そして最後に。次への序章とも言える展開。ジョングクは異空間のようなところで目を覚まします。私はここから FAKE LOVE の展開になると予想しています。

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私は最初に FAKE LOVE のMVを見た時、完全にグクの可愛さに気を取られて、それぞれ閉じ込められている皆をグクが助けに行く展開なんだと思い込んでいました。でも今この展開を知ってから見直すと、それがフェイクだった可能性(FAKE LOVEだけに)。この子、全然助けてないじゃん。むしろ皆にトドメ刺してない?

こちらのFAKE LOVE ロックバージョンのMVの方が新カットが加わっていて分かりやすいので、改めてその視点でご覧ください。

ジョングクが道を開くと、ジミンのところには水が押し寄せ、ユンギの部屋には炎が噴き出す。個人的に一番インパクトあったのが、ホソクのところですね。スニッカーズがどんどん増えていくのめちゃくちゃ怖くないです? お菓子で圧死ってぞっとする。

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そしてなんか恐ろしい存在と契約して、他のメンバー全員を自分と同じく闇落ちさせて満足しているような見方もできます。いや、でもまさかグクがそんなことするわけないよね…と信じたい。一体どういうことなんだぜ…。今制作中と言われているドラマでここまで行きますかねぇ。

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FAKE LOVEが花様年華関連だという確証はまだありません。ただ、ジミン→水、ユンギ→火、ホソク→遊園地とお菓子、テヒョン→電話など、あまりにも共通アイテムが多いので無関係だとは思えない。

そういえば、これまでソクジン中心で話をしてきて、各メンバーのトラウマなどは飛ばして説明してしまったので、そのあたりを次にまとめていこうと思います。それぞれのメンバーに残されている謎もあるので!

一番全貌が明らかになっていると思われるホソクから行く予定です。まだまだ語り足りない!宜しければ、今後もお付き合いください。

※ 続きました!

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