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BTS花様年華ドラマ『BEGINS≠Youth』もすごい④

 皆様、いかがお過ごしですか。私は最近やること多くてバタバタしてる上に、世界情勢も不安定、一方で推しの今後の展開が楽しみすぎて、この2024年夏〜秋はかなり感情のアップダウンが激しくなりそうだと感じています。とにかく心が騒がしい。ここはひとつ、Noteでも書いて心の安定を図っておこう。

 そんな中でもジミンの2nd ソロアルバム MUSE 聴いてます〜!

 前回の FACE が出た時にこういうこと書いたんです。

彼ら自身が案内人となって彼らの精神世界に連れて行ってくれるような感覚に陥ります。ディズニーランドのアトラクションのような感じ。
 JITBの「パンドラの箱」の伝説を語り出す女性とか、Yunのインタビュー素材、今回のface-off冒頭の怪しげな「ネコ踏んじゃった」もアトラクションに乗った直後の真っ暗な回廊を行くワクワク感を想起させる。

だから恋はしたくない

 そしたら今回もろにInterludeで遊園地が来たからテンション上がりまくりました。シンクロしたーーー!(ドヤ顔)

 どの曲も好みなんですが、あえて考察するものでもないので、今回は大人しくありのまま受け止めたいと思います。とにかくかっこ可愛い! WhoとSmerald Garden Marching Band の対比がまたいいよねぇ。

 ひとつ短所を上げるなら、曲自体の完成度も高いはずなのにどうしてもパフォーマンスを見たくなっちゃうこと。ジミンのダンスがあって完全体な気がしちゃって、音楽のみ聴くより動画を見ていたくなります。贅沢な悩みだわ。

 制作秘話は詳しくMMMで語られていましたが、私としてはこの話題を広げたい。

 花様年華ファンとしては、スメラルド絡みでどうやって明るくてポップな感じに仕上げてくるんだろうと興味津々だったのですが、こう来ましたかー。悲劇をモチーフにハッピーエンドの物語を作った感じでとても好きな発想です。やっぱり最後は幸せにしてあげたいもんね!

 私、Noteで何回も恋愛を批判しているので恋愛嫌いと思われている気もしますが、親しい人の恋バナは大好きなんですよ。やっぱり仲良い人が幸せになるのは嬉しい。特に双方から恋の相談受けてる場合とか最高。私から言うわけにいかないから、いかにお節介になりすぎないように自然にアシストするか考えまくったりして。もうこの歳になるとそんな機会もなくなったけど、今回のアルバムはそういうワクワク感も思い出させてくれました。ジミンが曲作りの参考にチーム内で恋バナしようとしてたところも可愛かったですね。

 そうだ、恋バナといえば……?
 というわけで、ここから無理矢理でも花様年華ドラマ考察の続きを書こうと思います。かなり強引な気もするけど、書き出しておかないと忘れちゃいそうなんですよ。ただでさえ複雑な話なんだから!

チョン・ジョングク → チョン・ジェハ

 なぜ恋バナという話題から繋げたかというと、海で焚き火を囲んで誰か1人くらい恋バナないのかって話題になった時、唯一良い感じの相手がいると言い出したのがジェハだから。他6人の反応が年頃の男の子たちで可愛かった。確かにこの7人の中で最初に彼女できそうなのマンネだよねぇって納得できちゃうの笑える(あくまで花様年華の7人ですよ!)

 演じているのはチョン・ジンソくん。もうこの子以上の適任はいない。ぶっちゃけるとモデルになったジョングク本人よりもジェハに近いと思う。グクも怒ったり不機嫌な時に鼻で笑ったりしますけど(記者会見とかで無礼な記者にやってた記憶) やっぱり目がキラキラしてる。ジンソくんは良い感じに目が据わってるからゾワゾワする(褒めています)。でもちゃんと可愛さもある。

 一握りの金持ちしか住めない億ションに住んでおり、ファン[ソクジン役]とは上下のお隣同士(ファンの家は更に別で旧家と呼ばれる立派な一軒家もある)。だから2人は歳が一番離れていてもマンションの屋上だったりゴルフ場だったり、富裕層ならではの場所で交流する機会があるのもポイントです。

 そのようにジェハは他の人たちより比較的恵まれてて人当たりも良くて、一見何の不自由もなさそうに見えるけど、実は心に闇を抱えている。将来や進路について考えようとしても「そんな歳まで生きてるのかな」と密かに思っている。周りの人が全然気付かなくて、事件が起きてから「とてもそんなことをする子には見えなかった」と言われてしまう危うさがうまく表現されています。

 思い返せば私も闇の中学生だったので、今回のドラマで一段とジェハへの思い入れが強くなりました。今だから言えるけど、私の思春期はノストラダムスが話題で、1999年7月に世界が滅亡すると騒がれていた。そんな中、私は「大人になることを考えなくて良いからむしろ好都合」と期待していた。なのに全然滅びないから焦った。でも結果的に良かったよ。本当に滅びてたらバンタンに出会えてないからね!

 ジェハは以前も書いた通り、母の再婚で血の繋がらない裕福な義父と義兄と暮らしています。小説では実父が結構クローズアップされていたけど、ドラマではほとんど触れられなかった。ということは今後のストーリーには関わってこないのかな?
 これまでは母親含め家族皆がジェハを煙たがってる印象でしたが、ドラマでは息子を大切に思ってる描写が多々あり、他の6人が憧れるような優しくて家庭的で愛情深い母親なのが印象的でした。

 1人で子どもを育てるには限界があったので、生きるために若さと美貌を駆使して玉の輿に乗った感じなのでしょうか。ジェハはそんな母にイライラする一方、その性格を受け継いでおり、純粋無垢で弱いフリをして同情を誘い、人を操る狡賢さを持ち合わせている。
 そんなジェハの裏の顔にも気付いている義兄は母子を「我が家を乗っ取ろうとしてる寄生虫」と罵る。彼の立場からしたら確かに脅威だろう。シンデレラや白雪姫のように義理の家族が完全悪という分かりやすい構図じゃないのがいいと思います。

 義父も実子ばかり贔屓するタイプじゃない。いかにも亭主関白で癖が強いけど、一応彼なりに子どもたちに平等に接そうと努力しているように見える。ジェハが持ち前の運動神経でゴルフの才能を発揮するようになると、接待に有利になるからと彼を連れていくようになる。常に自分の利になる方を選ぶから、確かに分かりやすくて扱いやすいのかもしれない。一時期プロゴルファーを目指していた義兄は更にコンプレックスを刺激され、憎悪を募らせていく。

 義兄役は有名ドラマで度々見かけるこの方。本編でドロドロしてる人たちがビハインドで和やかな写真を載せてくれると何だかホッとしますよね。

 そして義兄役を名脇役が演じているのにはやはり理由があります。セイン[ユンギ役]の退学(ドラマでは転校)に大きく関わってくるからです。

 小説ではセインがジェハを庇って教師を殴り、退学処分になるストーリーでしたが、ドラマではセインがジェハの頭を殴って重傷を負わせてしまいます。これがドラマ改変なのか、実際に起こったけど失敗してやり直しになった道の1つなのかはまだ分かっていません。

 どうしてそんなことになったかを知るには、まずジェハとセインの関係を掘り下げる必要があります。火事で亡くなったセインの母親は生前自宅でピアノ教室を開いていました。ジェハはそこの生徒でした。その時の描写がほとんどないので想像するしかないんですが、ジェハはそこでセインのピアノに魅了されたのだと思います。以降、セインに懐き、ついて回るようになったようです。

 で、謎なのが、セインに内緒でセインのスマホに位置情報追跡アプリ入れてること。だからセインが毎夜コソコソ出かけて一人で何か調べてることも把握している。どういうことなの、もう少し彼らの過去教えてよ! ドラマOSTのMVにこのシーンがあるんですが、本編にまだ出てきてないんです!未公開シーンなの?後から出してくるつもりなの?

 とにかくセインの母親が火事で亡くなり、息子が殺したのではという噂が立つようになってから、ジェハの母親も彼がセインと一緒にいることを良く思わなくなりました。それもあって成績優秀で誠実そうなドゴン[ナムジュン役]に家庭教師をお願いするのだけど、結局ドゴンもセインとつるんでるから意味がなかった。

 そんなある日、海辺の刺身屋さんが火事になりました。警察の調べによりドラレコに同日に刺身屋に言いがかりをつけられているセインが映っていことが分かり、容疑者に浮上。アプリを入れていたジェハは火事が起こった時間にセインがそこにいなかったことを知っていたので、疑いを晴らすために意を決してスマホを警察に提出。

 おかげでセインの疑いは晴れたけど、同時に彼が夜の学校(音楽室)に忍び込んでいたことがバレてしまった。校長はセインを更に危険視し、音楽室を厳重に閉鎖してしまいます。校長とセインの関係はまた別の時に書き出したいと思います。

 音楽室に入れなくなったことへの苛立ちと、そもそもお前なんで無断で俺のスマホに位置情報アプリ入れてんだってことでセインは大勢が見ている前でジェハに二度と関わるなと言い放つ。その様子を見ていた義兄はこれを復讐のチャンスと捉え、ジェハのふりをして「許してくれないなら死んでやる。お母さんと同じ場所で」とセインにメッセージを送った。ジェハならやりかねんと思ってしまったセインはまんまと騙されてかつての火災現場に行ってしまいます。

お前に不満はないんだが、俺の嫌いなジェハがお前のことを大好きでな
あいつをいくら殴っても平気そうな顔をするんだ
だからお前を痛めつければあいつも悲しむに違いない

 これ以降は辛すぎて書き出すこともできないほどの言葉が続きます。目的はセインが怒りに任せて暴力を振るおうとするところを動画に撮り、拡散して問題にすることだった。でもそれが義兄が思っていた以上に今のセインに刺さる言葉だったため、怒らせるだけでなく、殺人事件に発展しかねない事態に。逆にあんなに憎んでいたジェハに庇われて命を救われました。

 義兄は保身のために「セインがジェハを殴っているところに居合わせたので救急車を呼んだ」と証言。第三者も不審に思うほど矛盾だらけだったけど、セイン本人が言い訳をしなかったため、その主張が受け入れられてしまった。

 あまりの恐怖&罪悪感で義兄は人が変わったように大人しくなり、母親は嘘だと知りながら義兄を問い詰めないことで弱みを握り、力関係を逆転させる方を選んだ。

 ジェハは傷が癒えるまで病室から出ることができず、セインも自宅謹慎後転校させられることになり、2人はそのまま言葉を交わすこともなく離れ離れになりました。

 セインが学校を去る時に思い出す海での回想シーンがとても悲しく美しい。

 セインを演じる役者さんがドラマの中で一番好きなシーンだと言って自分のチャンネルに上げてくれていたので、貼ります!

ジェハ:さっき皆の話を聞いて考えてみたんだ。そしたらなりたいことが浮かんだよ
セイン:聞きたくないな
ジェ:どうして?聞いたらきっと驚くよ。ヒョンのヒョン!
セ:ヒョン?どういうことだ?俺の兄ちゃんになりたい?
ジェ:うん、生まれ変わったらヒョンのヒョンになりたい
セ:なるほどな。兄ちゃんになって俺を堂々と叩きのめしたいってことか。
ジェ:違うよ。僕はセインヒョンがいて心強いのにヒョンにはいないから生まれ変わって僕にとってのヒョンのような頼れる存在になりたいんだ。ヒョンがつらい時は助けてあげる。どう?……さてここで問題です!ここまでで何回ヒョンって言ったでしょう?

9話 Asteroid 2019 OK より

 それから2年経ってファンがアメリカから帰ってきて皆が再会してからも色々あるんですが、とにかく今は学生時代のみをまとめているので、ここで終わっておこうと思います。

 今気付いたんだけど、心の安定を図るためにNote書いてるって言っておきながら何でこんな重い話を書き出してるんだろうか。自分でも疑問に思ってきたけど、とにかく良ドラマだから、忘れないうちにあらすじを整理してしまいたい。
 あと、脳のメモリを空けておかなきゃいけないんだ。もうすぐジンくんのソロ活も来るはずだから!それではまた近いうちに!

【追加】このあらすじまとめた後にグクのBegin聴いたらまた新鮮だったので、改めて置いておきますね!

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