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♡卯月花のブログ♡ (229) 〜星のように花のように~


6月4日 (旧 4月28日)の火曜日。
「ミズバショウ」暦生活 - Facebook 





施設にいる母は
空を見上げることと
お花を見ることが大好きでした。

まだ自宅から
デイサービスに通っていたとき
送り迎えのバスの運転手さんが
送って下さった後に
お母さんはいつも車の窓から
空を見上げて
「今日は青空の青が澄んで気持ちが良い。
アッ 朝顔が咲いてる。
桔梗の紫も綺麗ね。」と
話されるのですが 認知症でも
感性が豊かで素敵ですね。
こんなに自然を観察してお話されるのは
利用者さんには 珍しいですよ。
実は 僕の母もお花が好きだったので
懐かしく 思い出していました。

私は 母と出掛けると
空のこと。お花のこと。
いつも話してる母を 
認知症だから また話してると 
ちゃんと聞いていませんでした。
運転しながら
「綺麗だね。」「そうだね。」って
返事するだけで
母の心の声を聴こうとしませんでした。

母の心の声を聴き取って下さった方に
感謝しました。

施設では コロナ以降は
外出するイベントはなくなって
面会しても お散歩することも控えています。
母は 施設の二階の自分の部屋のサッシから
淋しそうな目で空を見上げます。

毎月一回だけですが
私の猫友のお花屋さんから
小さな花籠を届けて頂いて
母に持っていくと

大切そうに花びらに触れて
花籠をそっと胸に抱いて
香りを感じているようです。

母は 認知症がすすんで
私のことも忘れたかなと
思うこともあるのですが
94歳です。

それでも 心は変わらず
感性も瑞々しく心に秘めていると
思っています。

お風呂に入れて下さったスタッフさん。
トイレを手伝って下さったスタッフさん。
食事を配膳して下さったスタッフさん。
みなさんに 大きな声で
「ありがとう」「ありがとう」

孫くらいのスタッフさんが
「💮💮さん 可愛い 💕」って
言って下さったのが
とても嬉しかったです。








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