児童書を書くきっかけと、考えたこと
『陰陽師クラブへようこそ』が発売になりました!
アルファポリスの「きずな児童書大賞」の告知と同時に、書籍の告知が載ったのが6月16日。それから発売日まで1ヶ月と20日、めっちゃ長く感じました。
心が柔らかくて、様々なことを吸収する、大切な時期を過ごしているお子さんが手に取るジャンルだと思うと、すごく緊張します。
ところで、このお話を書こうと思ったのは、私が小学生~高校生時代にハマっていた、少女小説が影響しています。
当時は講談社ティーンズハートや集英社コバルト文庫などが人気で、色んな作品を読み漁っていました。
前世とか、超能力とか、安倍晴明とか、平安時代とか、ミステリーとか、西洋風ファンタジーとか、そういう内容の本が好きでした。
ティーン向けとは思えないびっくりな内容のものや、「なんでもあり」な世界観の作品もあったりして、すごく面白かったです。
「来月は○○の新刊が出るから、生きる!」みたいな気持ちで過ごしていた時期もありました。当時、クラスが荒れていて、学校に行くのがちょっとつらい時があったんです。読書が現実逃避になってました。
「こんなに夢中になれる、面白いお話を書ける小説家さんってすごいな」と憧れました。
(今から思えば、当時の人気作の刊行スピードすごかったな……)
『陰陽師クラブへようこそ』も「なんでもあり」の世界観になっています。
ただ、私の感性が今の子に合っているのか、令和の子に受け入れてもらえるのかなっていうのが、少し不安でもあります。もしかしたらズレが生じているかもしれない。でも、執筆はとても楽しかったです!
児童書を書く時に「子供相手だから」って、子供っぽさを出したら、子供さんはそれを察知して面白くないって思うってインタビュー記事を読んだことがあって(細かいところ、ニュアンス違うかも。確かそんな感じでした)、文体などはやさしめを意識しましたが、内容は子供っぽくなりすぎないように気をつけたつもりです。
なので、大人の方にも読んでいただけたらいいなーなんて思います。
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『陰陽師クラブへようこそ』どうぞよろしくお願い申し上げます!
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