和田誠くらい知っとるわ

数日前、なんかびみょうにむかついたことがあったのでここに覚書。

長文にならないように仕上げるのでさらっと読めるはず。

お気に入りの古本屋さん(セレクトがすてき)に行ったときのこと、

60代くらい?の男性の店主が一冊の本をわたしに見せてくれた。それはいいんだけれどこの後の前置きがまじで余計だった。


店主「君は知らないだろうけどね。あの料理研究家の……平野レミ!あの夫の……」

わたし「和田誠ですか」

店主「ああ知ってたんだ」


和田誠くらい知ってるし!!!!!!


いやあ、そのあとすてきな一冊が見つかり購入し、それはhappyだったのだけれどまじでもやもやしながら帰りました。いまももやもやしてます。

マンスプレイニングってやつですかね。女性を無知だと決めつけ、頼んでもいないのにご教授なさるその自信はどこからくるのでありましょう。美術館で監視と解説のバイトをしていた時があるのですが、ただ黙って監視の席に座ってるだけでそんなおっさん客によく絡まれていたことを思い出します。女性とのコミュニケーション、まじでへたすぎでしょ!

まあわたしも過剰適応なところがありまして、こういう場面でとっさに「あ!この殿方は脅威にならない無知な若い女性像をわたしに求めている!」と察知し、「へ~知らなかったです~いいこと聞きましたあ~!」とタクシーで昼間流れてるくそつまらんおっさんパーソナリティの地方ラジオ番組の女性アシスタントみたいな返答をしてしまいます。

そういう自分にも嫌になったりするのです(どっと疲れます)。そうやって馬鹿なふりをしないと殿方は不機嫌になってしまうから、サバイブ術なんですけどね。


その店主はみうらじゅんや山田五郎と同世代なのかしら?

わたしは大学生の頃、「ほんとうはかっこわるい70年代」というみうらじゅんと山田五郎のPodcast番組が大好きで、おんなじ回も何度も見ていて、そのおかげか国際プロレス、同棲時代、ニューミュージックマガジン、吉田拓郎、ミドリガメなどなどそんな70年代のキーワードだけはなぜか知っている。(1993年生まれなんだが)

この番組で紹介された、みうらじゅんが学生時代に授業中に書いていたイラストがたしか和田誠と横尾忠則のミックスみたいな感じだったのを思い出すと、

70年代に多感な時期を過ごしたみうらじゅん世代の人から見た和田誠って、ものすごい鮮烈な印象があるのかもしれない。

「君は知らないだろうけどね」というちょっと森喜朗的香りのする超余計な前置きだったが

「君は和田誠が登場した時の僕らの衝撃を知らないだろうけどね」という意味だったりもするのかな。

まぁ、知らんがな!


わたしの高校生の時の愛読書、これだから。

なめんなよ!!!


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先月は誕生日。丸亀製麵に行き大好きなとろろ醬油ぶっかけ。幸せだ~!!! 香川に行きたいけどいけないのでGWは自分でうどん、打ちました。

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