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BOOTHを使って自作音源を販売してみた所感と個人販売の雑感

現在販売中の自作ベース音源『FuruBass』シリーズですが、こちらはBOOTHとうサイトを利用して販売しています。いわゆる個人ショップを作成できてそこから創作物を販売することができるサービスです。
音源を作ることは専門なのですが制作物の販売は専門ではないので色々調べた結果、BOOTHを使うことになったわけですが、せっかくなのでその所感をnoteに書いていこうと思います。
BOOTHに興味がある誰かの参考にもなれば幸いです。

BOOTHを選んだ訳

最初はよく聞くBASEあたりかなと思っていたのですが、もっと他のもないかなと探して見つけたのがBOOTHでした。BASEとBOOTHを比較しているサイトもあるようでこちらのサイトなども参考にして結果BOOTHを選びました。

理由としては

1 手数料が安い

比較サイトによるとBASEは6.6%+40円、BOOTHは5.6%+22円となっており、単純に手数料が安いのに惹かれました。
2000円の商品なら手数料は134円程度です。
当然安いからいいってわけでもなく、BASEにはその分色々な機能もあるっぽいのですが、それらに必要性を感じなかったってのもあります。

2 音源が結構売られている

自作で音源を作ってる方って結構BOOTHを利用してますね。実際それでBOOTHの存在を知りました。
BOOTHのサイトを見てると結構すでに自作の音源を販売している方って多くいて、中でも人気そうな製品とかもあり=購入する方の立場から見て利用しにくいプラットフォームではなさそうってのもありました。買い方が分かりにくいサイトって嫌じゃないですか?

主にこの二つが決め手でBOOTHを利用することに決めました。

ちなみに『BOOST』という支援サービスもあって、購入者が商品の料金に加えて応援?投げ銭?的な感じで金額の上乗せができます。こちらは「そんな稀な人いないでしょ〜」と思ってましたが実際BOOSTしてくれる方がちらほらいて驚きました。中には商品の値段以上にBOOSTをしてくれる方もいました。

BOOTHでベース音源を販売してみた所感

販売を始めたのが2023年の11月でそれから5ヶ月経った訳ですが特に不満もなく自分にとっては使いやすく、売り上げなどなども見やすいのでBOOTHを選んでよかったのかと思います。

売り上げ

ありがたいことにこの5ヶ月で110件以上の購入をしていただけました。
・総売り上げ/月の売り上げ/商品毎の売り上げ
・注文一覧
など見やすいです。
ちなみに購入していただいた方の情報は匿名になっており分かりません。ユーザー識別コード(ランダムな英数)があてがわれているのみです。ただメッセージなどは送れるのでBOOSTのお礼などは送れます。
購入者の名前などわからなくても、データ販売で商品の発送がないので特に問題もありません。

それにしてもベース音源って世に溢れてるし20件くらい導入してくれたらいいなくらいに思っていたのですが、販売開始から2日くらいであっという間に目標達成をしてびっくりしました。

宣伝効果

BOOTHに商品をアップしておけば誰かが見つけてくれて購入してくれるようなことは期待できないと思います。自分のXでしか告知してませんがそこからみなさん知ってくれて購入してくれているのかと思います。
どちらかというと口コミで広がっているという印象です。

実際今まで自身で大量のソフト音源を買ってきて、最近はYouTubeなので必ずというほど製品のサウンドデモや動画を見てから買うか否かを決めているので、自分のベース音源でも逐一サウンドデモと紹介動画を作りました。
それをBOOTHの商品ページに貼ることで商品の事がより伝わりやすくなるし、XなどのSNSでも音や使用感などが簡単に伝わるようになったのもよかったのだと思います。

pixiv ID

商品の販売にも、購入にもpixiv IDが必要です。自分にはあまり馴染みがないのでpixiv IDを取得する手間が煩わしくて購入を断念する人もいるのかと心配なところもありましたが、多少面倒でも購入に値する商品だったらみなさん購入してくれるのかなという印象でした。Google,X(旧Twitter),FaceBook等のアカウントと紐付けできるのでハードルは低いのかと思います。

まとめ

総じて自分の場合(ベース音源のダウンロード販売)はBOOTHを利用して販売するのは正解だったのかと思います。同じように自作音源、または別の何かを販売する方は候補に入れても良いのかと思います。

ちなみにBOOTHでの登録やショップページ/商品ページの設定などはこちらのページを参考にしました。とはいえBOOTHのページで手順で追えば全然難しいことはなかった印象です。

ベース音源販売ページのスクショ

自主制作音源を販売してみての雑感

販売ルートの模索から設定まで、慣れない事の繰り返しなので結構大変だった気がします。製品を作る事自体結構大変だったのに、販売するに色んな準備が必要ですね。思いつくのだけでも書くと

・値段設定

ここが一番悩みました。ソフト音源ってなかなか高いのですが個人制作はフリーのものからピンキリです。制作にあたって結構大変なので気持ち的には高くしたいのですが、手に取りやすさを第一にギリギリ自分の許せる範囲で決めました。
よく『安すぎる!』って言ってもらえるのですが、2024年4月現在すべてのラインナップ(ジャズベ版指引き&ピック弾きフルセット+スラップの全奏法セットプレベ版)を導入すると6700円で現在のレートで50ドルより安いくらだからいいとこなのかなと。自分以外にコストも掛かっていませんし。
導入しやすい値段設定のおかげか現在もちょこちょこ新規導入してもらえていて、個人でなくベース音源の制作依頼がきたらこれくらい請求するかなってくらいは売り上げがあった形になりました。
今後数百円くらいの値上げはあるかもですがそれくらいです。何より色んな人に使ってもらえることが単純に嬉しいのです

・取扱説明書(キーマップ含め)

自分ではソフト音源を導入するときたいして読みはしないのですが取扱説明書も大事です。自分みたいなキャリアが長い連中はどんなソフトも大抵ちょっと触っただけで使い方はわかってしまいますが値段設定的にも初心者の方も理解できる必要があります。
割とものを説明するのが得意な方ですがそれでもなかなか大変な作業でした。

・画像(ショップページのヘッダーや商品画像)

これも慣れてないとなかなかに手間。音楽以外は本当にど素人なので。。

・商品の内容がわかるサウンドデモと動画

上でも書いてますが今時、ソフト音源のサウンドデモは当然として紹介動画があるのは当たり前なのでこれに関しても慣れないことを頑張りました。
もはや取扱説明書みたいなものです。
サウンドデモ自体は製品を作っている時に動作確認などもかねて一緒に作ってしまうけど、動画まで作ると結構な手間です。でも製品に自信があれば十分効果がある大事なことだと思います。
自分としては有名メーカーみたいに一通りやってみたいという興味もあったので挫ける事なくできたのかと思います。

・SNS告知

自分からの告知はX(旧Twitter)でしかしていないのでめちゃくちゃ大事。自分に何十万人のフォロワーがいればワケないのですがそんな影響力は残念ながら持ち合わせていないので地道に宣伝が必要です。
ただ、自分の場合本名でSNSやってますし音楽も長く続けている分キャリアもそれなりにあるので得体の知れない人の謎音源という風には見えないおかげか信頼してもらえることもあるのかなぁと自己分析してます。

また音源を気に入ってくれた同業者の人がSNSで取り上げてくれたってのも大きな要素でした。ちゃんと作られていなければそう言ってもらえないですしね。


などなど色んな準備が大変でした。
とはいえデータのダウンロード販売なのでこれ以上やることはなく、実質ここ数ヶ月はSNSでたまに告知したりと見守っているだけなので大変なのは最初だけですね。
とにかく自分の名前を冠にした音源を作ってみたく、それならば一人でできる限りの事をしてみたいという原動力ってのがあったからできたのだと思います。

あとは本当に色んな人に使えてもらえたら嬉しいなとただただ思うばかりです

以上、BOOTHを使って自作音源を販売してみた所感と個人販売の雑感でした。

お知らせ

自作ベース音源作りました。
ジャズベース(指弾き、ピック弾き&スラップ!)プレシジョンベース(ミュート機能、サスティーンコントロール付き)多くの人に導入していただいて嬉しい限りです。誰かの制作の力になれたら幸いです。

販売ページ↓

ベース音源制作note↓







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