見出し画像

[これでOK]今から始めるDTM

これまで音楽をやる/作ることに費やした金額は考えることすら恐ろしい自分ですが、その分ハードもソフトもたくさん持っています。プロと呼ばれる人達はみんなそんなもんですが、それらを全て失って「いま1からDTMを始めるとしたら何を揃えるか?」と言うのがたまに仲間内で話題になります。まぁ飲み会のネタみたいなものですが。

なので「今からDTMを始めるとしたら何を揃えるか」と言う事を書いていこうと思います。懐事情も二十代前半設定でポンポン買える状況では無く”これさえあればOK”のものだけをチョイスするスタンスで。

DTMを始めたい/始めたばかりの人にも参考の一つになるかも知れません。
そして今回はパソコンとオーディオインターフェイスは既に持っている体でソフトに絞って書いていきたいと思います。

DAW

「デジタルオーディオワークステーション」略してDAWは音楽制作ソフトの枢軸となるソフトです。シーケンスソフトとも呼ばれますがこれは色んなwabで言われるように有名ブランドを選ぶのが吉

Cubase
Logic Pro
Studio One

辺りの自分の環境に合いそうなものを選べば間違いありません。今ProToolsを使ってますがサブスクで年会費がかかるので将来スタジオを行き来する狙いが無ければ除外してもいいかなと。
自分の場合Macを使うのでコスパ的にLogic Proを選ぶと思います。プロの1/3は使ってるイメージです。

Instrument音源

いわゆる楽器音源ですがDAW付属の音源も近年どんどん良くなっているのでこれで戦うのでも十分楽しめます
とは言え、そんなことばかり言ってしまうとこの記事の意味がないのでDAW付属の音源よりもワンランク上のものをコスパ良く入手する方法としてNative Instrumentsの詰め合わせ音源「KOMPLETE」が手っ取り早いかと
ドラム、ベース、ピアノ、シンセ、オルガン、ストリングス、ホーンなどなど、把握しきれない程の音源を入手できます。ちなみにプラグインエフェクターも結構同封されます。

色んなランクがありますが「standard」エディションで十分。定価は結構しますが正直定価で買う人は少なく、セールで最低でも半額になった時にえいやって買えます。11月末からの超セールのブラックフライデーも控えてますし。。

特に同封されるマルチ音源&サンプラーの「kontakt」は使える音も多いし、サンプラーとしてめっちゃ優秀なので単品でも持っておきたいです。(コスパ重視なら単品ではなくKOMPLETEの方がやっぱりお得)
グロッケンとかハープシコードとかハープとか主要じゃないけど鳴ってると楽しい楽器もkontaktに大量にあるので持ってると何かと便利。

ドラム音源

詰め合わせ音源がお得〜と言いながらドラム音源はそれに特化したメーカーがいいのかなと思います。なんせ気合いが違います。BFDとかAddictive Drumsとかありますが自分なら今も愛用しているSUPERIOR DRUMMER 3一択です
ドラム音源全般に言えますが多少使い方が難しいけど長年使うとコントロールができるようになります。要は慣れです。
こちらもセールを狙います。

ループ&パーカッション

SPECTRASONICSのStylusと言いたいところだけど、もはや若干古さを否めないのでソフトとは違うけどここはやっぱりspliceですね。詳しくは説明してるサイトがたくさんあるのでそちらを。
気に入ったループを見つけてDAWにぺたり。もはや主流ですね。検索ブラウザも使いやすいしループ系はspliceにおまかせ。なんだったらドラム音源も使わずにspliceでワンショットを集めてリズム組むのも普通です。
サブスクですがうちは確か月千円くらいのコースだった気がします。結構つかってるけどクレジット余まくりです。

ベース音源

ベタなとこで言うとSPECTRASONICSのTRILIANとかIK MULTIMEDIAのMODO BASSあたりでしょうか。MODO BASSは使ったことないですけどTRILIANは現在所有してます。と言ってもシンベ用ですが。
私がベーシストなのでベースには多少こだわりがあるわけで、そんな私の超オススメするのは『FuruBass』シリーズです。自分が製作者と言うのもありますが、そこを差し引いてもベース音源としては凄く良いもので、仮にエレキベースを打ち込まなければいけないとしたらこれしか使いません。
上にも出てきたkontaktのサンプラーを使って使用するので、kontaktを持っていれば音源一つあたり現在2000円〜4700円で購入できて使用できるコスパ最強音源です。

FuruBassシリーズの詳細は過去のnoteに色々書いているので興味がある方はそちらをご覧ください。↓↓↓

その他の楽器

音源に関して言えばぶっちゃけKOMPLETEで十分楽しいし、spliceもあればジャンルによってかなりのことができます。ですがドラム音源同様に各楽器に特化した音源はこだわりがあって良いものです。予算があれば必要に応じて少しずつ集めていく感じのものを主にポップス/ロックで使うものを紹介します

ピアノ

Ivory Grand Pianos
IvoryとKOMPLETEに収録されているピアノ音源使うこと多いです

シンセ

SERUMSpireNEXUS
辺りをセールによって順々と。それまではフリーのVitalで十分

オルガン
IK MULTIMEDIA Hammond B-3X
本当はNIのB4が好きだったけどディスコンになって代替えはこれ

ストリングス

ポップスならLA SCORING STRINGS
もう少しオーケストラっぽいのだったらSPITFIRE CHAMBER STRINGSかSPITFIRE SYMPHONIC STRINGS(SYMPHONY ORCHESTRAに統合?)

ストリングスに関してはDAW付属のものや何かのマルチ音源に収録されているものと専用音源では段違いにクオリティが違います。
しかしやっぱストリング音源は高い、、うちでも音源で一番お金がかかってるのがストリングスです。ここがやっぱネックかと。

余談ですが私がLA SCORING STRINGSを買った時は15万くらいして、何か一線を超えた感じがしました。

ホーンセクション

これはセクションの組み方が難しいのでとりあえず今気に入って使っているのを
金管=Sample modelingのThe TrumpetThe Trombone
サックス=Audio modelingのSWAM SAXOPHONES

それぞれのパートをちゃんと打ち込むのが好きなんでこんな組み合わせだけど
全体ババっと打ち込むならKOMPLETEに入ってるのでいけるのかも

ブラス

オーケストラっぽいのだったらCineSamplesのCineBrass Coreで手軽にオケ感

*思いつき次第、追加更新するかもです。

プラグインエフェクト

プラグインエフェクトに関しては必要なものとそれ以上の数の必要のないものを買ってきた自分としてはまず"一からまた揃えることは考えたくもないと"言うのが本音ですが()それを加味して揃え方としては大前提は

プラグインエフェクトで"魔法"はかからないし
付属のプラグインで十分戦える

と言うことです。
今どきのDAWには主要なプラグインエフェクトは揃ってますからね。
だがしかし今回の最低限という括りでDAW付属のプラグインエフェクト以外のもので自分が何としても使いたいのを紹介します

EQ

EQは色々ありますがグライコならFabfilter Pro-Q3一択です。操作性、視認性をとってもこれが一番やりやすい。これだけあれば他のグライコ入りませんというレベルです。

コンプ

ぶっちゃけEQだけでも良いのだけどせめてコンプくらいも。こちらもFabFilterのPro-C2。コンプ本来の大きい音量を叩くという使い方ならこれも操作性、視認性合わせて使いやすい。EQのPro-QとこのPro-Cが我が家のデフォルトです。こちろん76系とか色の強いコンプとか色々使いますが"最初に揃えておく"と今変えたらこの辺です。

その他のエフェクト

リバーブやディレイなどの空間系やモジュレーション系もとりあえずはDAW付属のプラグインで結構色々できます。
しいてもう一つ挙げるなら自分としてはサチュレーション系が欲しいですね。FabFilterのSaturnとか。でもDAW付属のサチュレーション系も案外良かったりするので順番としては後ですかね。

まとめ

そんなわけで”今からDTMを始めるとしたら何を揃えるか”という視点で色々書いてみました。

1,兎にも角にもDAWソフト
2,質の良い音源+エフェクト詰め合わせセット
3,自分が大事にするパートの専用音源
4,EQやコンプなどの最低限のプラグインエフェクト

という感じでDAW付属の音源やエフェクターを最大限に活用をしてくのが前提です。
世の中、音源もプラグインも溢れてますからね。セールに釣られて買ってみたものの使わなくなるってのは良くある話ですが無駄な出費を抑えるのにある程度の指標になるかもしれません。

これからDTMを始めようと思っている方の参考に少しでもなれば幸いです。


お知らせ

自作ベース音源作りました。
ラインナップは
・ジャズベース版(指弾き、ピック弾き&スラップ!)
・プレシジョンベース版(ミュート機能、サスティーンコントロール付き)
・アクティブベース版(指弾き、スラップ、5弦音域対応)
多くの人に導入していただいて嬉しい限りです。誰かの制作の力になれたら幸いです。

販売ページ↓

ベース音源制作note↓


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?