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長く愛され、紡いでいく

新年、あけましておめでとうございます。
新年早々から全国各地で心痛む災害や事件、事故が起こっています。被害に遭われた方には心からお見舞い申し上げますとともに、1日でも早い回復を心からお祈り致します。

このご時世、どんなことが起こるのか予想外のことが起こることが多くなった日々。いつ仕事ができなくなるのか、無くなるのかと。
それでも私たち、経営者には責任、使命があり雇用などを守っていかなくてはなりません。

●2024年に100周年を迎える企業

2024年に節目の100周年を迎える企業は帝国データバンクによると“2019社”

  上場企業では空調メーカーの「ダイキン工業」、大手菓子メーカーの「ブルボン」
総合玩具メーカーの「タカラトミー」などが100周年を迎えるそうです。

 2024年に節目の周年企業は全国で13万社あり50周年の企業は“1万8376社“です。250周年以上は31社
 その中で、「建設業」、「サービス業」も2業種が過半数を占めています。

 周年を迎える企業のうち、最も歴史が長いのは「カステラ本家福砂屋」で、400周年を迎える。1624年に創業し、現在まで16代続いている。
※ 創業者」と「同族承継」を合わせたファミリー企業は80.7%。 

・世界1古い企業は“日本”
 世界で一番古い会社といわれているのは、大阪で社寺建築を手掛ける金剛組。創業が578年なので、1400年以上続いている。

金剛家には今に伝わる系図があるそうで歴代当主の名前と業績が書かれていて、広げると3メートル以上になるという。
 これはすごい。ヨダレ案件ですね。

・そこまで続いていくのには大きな理由があるはず。何10年、何100年と社会から必要とされ続けいているには本当に素晴らしいことであり、計り知れない苦労と血が滲む努力、そして愛され続けるための情熱があるんだなと。考えるだけで面白いです。

●「長く愛され紡いでいく企業」に隠されていること。

驚くことに世界長寿企業ランキングは日本が世界1位。
 なぜか昔からあるお菓子など、親から子供まで知っているモノなど。

「日本は老舗企業大国だ」といわれるくらい日本人には身近すぎて気づきづらい。
 本当に何故、ここまで老舗企業が多いのでしょうか。

◯ 日本は短い期間で利益を大きくするよりも、長く存続することに価値をおいている企業が多いとされている。

 時代が変化したら事業を終わりにし、また新たなことを始めるという会社より、一つの事業を時代の流れに合わせて成長させていき、長く安定した経営をするといった会社の方が信頼できると感じる人もいる。

 日本は戦争や災害、不況などに見舞われてきそれらの壁を幾度となく乗り越え、今日に至るというのは日本人としても世界に誇るべきことだと思います。
→こういった歴史があるから、「安定した職業につきなさい」と言われる理由、思想があるのがわかってきます。

●「不易流行」の大切さ。

俳聖松尾芭蕉が「奥の細道」の旅をする中で体得した概念だと言われています。

「不易」は、いくら世の中が変わっても変わらないもの、変えてはいけないもの。

「流行」とは世の中の変化とともに変わっていくもの。

松尾芭蕉が唱えた「不変の真理を知らなければ基礎が確立せず、変化を知らなければ新たな進展がない」これはすごい深いです。

・私が学生の頃には教科書で勉強していたのが今の小学生には1人1台タブレットが配布されそれで授業を受ける。

勉強の“本質”は変わらず、学び方が変わっていく。
「両者の根本は1つである」

「不易」と「流行」両者が共存しておりどちらか一方では崩れてしまう。

・これをビジネスに落とし込んでいくと
 伝統的なこと、企業の使命や価値を忘れることなく時代に沿って変えていくこと、取り入れていくこと。


●長く愛され、紡いでいくには

「不易流行」を落とし込み長期的な利益に持ち込むことが大きな鍵を握るのかなと。

 世の中の動向やニーズからビジネスをしていることが多くみられる現在。短期的にヒットを生み出すこともありますが、流行は流行。根底がなくては草花のように、すぐに散ってしまう。
 ニーズからの商品・サービス開発は、他の誰かに真似されやすい、というのも事実です。

だからこそ

四天王寺を守り続け7回も再建された五重塔。1400年以上続いている「金剛組」のように何代も受け継がれてきた技術、製法を行っていくことを根底においておくのが大切なポイント。

 自分たちの企業の方針を起点に商品開をし「不易」をしっかりと捉えた上での「流行」も捉えていく。

それが長期的なファンを獲得し、「長く愛され、紡いでいく」ことなのかなと。


●まとめ

なんだかんだ描き始めると熱くなってしまいました笑
今の世の中を見てみて私も含めSNSなどに左右されやすい若者が多いのかなと。フォトワー数など画面上の数値でしたないのにそれを追い求めること。

それはただ単に「流行」であり

「不易」根っこをしっかり生やしてそこから「流行」を追い求める。

順番が間違えやすい世の中ですが長く経営する、「生きていく」ことにも非常に重要な
「不易流行」という言葉を再認識でき感謝です。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

みんなで日本をよりよくしていきましょう!


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