先の見えない将来を考えるけど、結局夏休みが好きだという話。

何か文章が書きたくなった。

多分最近アウトプットってやつをしていないから。インプットばかりで、私の中で何かが飛び出したそうにソワソワしている。

この数ヶ月、たくさんライブに行って、たくさん人と話して、本を読んで、映画を観て、ドラマやアニメを観て。好きなものにめいっぱい触れていた。不規則な毎日に退屈しながらも刺激を受けていた。

ふと、この生活を手放したくないと思った。就職しても、誰かが表現したモノに刺激を受けていたいと思った。

敷かれたレールに沿って進んできた21年間だけど、自分なりの逆張り精神で「人とは違うコト」をしてきたつもりだ。

就活という定期ミッションもとりあえずやってみている。あぁ、私って偉い。

昨年の冬ごろからそれっぽいことをして、気がつけば半年が過ぎた。スーツを着てみたり、説明会に参加してみたり、先輩に質問なんかしちゃってみたり。

何もワクワクしなかった。人生で初めて心が動かなかった。感情が生まれなかった。

やりたくない。そう思う仕事ばかりで、全く将来が見えない。街ですれ違う大人に「この人も就活したのか。すごいな。やりたくないことできるってすごいな」なんて生意気に思ったりしている。

でも私という人間は大変に意気地なしで、休学や留学で卒業を遅らせるなんて大それたことはできなかった。

こうなったらフリーターか……。でも新卒って今しか使えないカードだし……。そんな葛藤で溺れ死にそうだ。誰か私を深すぎる怠惰の海から引き上げてくれ。息をするだけで必死な魚のように、のたうちまわるだけかもしれないが。

夢とかやりたいこととかある人はいいなあ。眩しいくらいに輝いていて、そんな人を前にすると思わず深海に身を潜めたくなる。

なんて文章を書いているが、死ぬほどつまらないなこれ。起承転結が何もない。

また明日がやってくる。大学に2限から授業を受けて、課題をやらなきゃいけない。今度の面接対策もしなくては。明日って希望に満ちてそうな言葉だけど、今は最強最悪の敵にしか見えない。

何も書きたいことがなくなった。眠い。そんなもんだよな。早く夏休みにならんかな。かき氷食べたい。

夏休みは何回経験しても良いモノだ。面白いことに毎年ウキウキで夏休みを迎えると「あれ？去年の夏休みって何してたっけ？」となる。

思い出そうとするけど、建物が重なって見えない花火みたいに、その実態は見えない。

それでも去年より今年は楽しい夏休みにしようと思ってしまう。あの感じがたまらない。

早く夏休みになれ。暇すぎて暇すぎて、ぼーっと外を眺める夕方とか、特に用もないけど何か悪いことがしたくてコンビニに行く夜中とか。

今の私にはそんな時間が必要だ。