見出し画像

リーバイスの大戦モデル、S501XXを育てる〜リジッドの水通しと糊付け


デニムを育てたくなる動画

今日はデニムの話。

先日Youtubeの「木村さ〜〜ん!」デニム特集をしていました。

リーバイスとベルベルジンのコラボデニム、42501が紹介されていたのですが、キムタクがリジッドを水通しして糊付けされたデニムを嬉しそうに穿いてる姿を見て、私も久しぶりにデニムを育てたいなと思いました。

リーバイスの大戦モデル、44501を購入

ということで、早速オンラインで通称大戦モデルと呼ばれている44501のリジッドを購入。

エコバッグもついてきました

44501の「44」は1944年製のデニムの復刻版という意味で、第二次世界大戦中で物資を節約するために、ポケットのアキュエイトステッチがペンキで書かれていたり、オリジナルのボタンから汎用品の月桂樹のドーナツボタンに変更されていたりと、特徴的なディティールのモデルです。

For the Durationは「(戦争が終わるまでの)当分の間」
通称ペンキステッチ
S501XXのSはSimplified(簡素化された)
月桂樹のドーナツボタン

リジッド(rigid)は英語では「固い、硬直した」という意味ですが、デニムにおいては未洗いで、糊が付けられている状態を指します。

リジッドの糊を落として、糊を塗り込む

タグを外して、まずは糊落とし。バスタブにお湯を溜めてデニムを15分くらい漬けます。

糊が落ちたら、洗濯機で7分程度脱水。大体2インチ(5センチ)くらいウエストが縮みます。

脱水が完了したら、デニムを裏返して糊付けスタート。45リットルのゴミ袋を割いて、糊付けする場所を用意します。

糊がガッツリつくので、捨てられるゴミ袋を敷きます

色々調べてみましたが、どんな糊でも良さそうなので、以前ダイソーで買った洗濯糊を使います。

糊をデニムに垂らして、伸ばしていきます。

糊をデニムに垂らして
肌が弱めなので、手袋をして糊を広げていきます
片面終わったら裏返して全体に塗りこみます

ちなみに、擦れて痛くなったりするみたいなので、インシームには塗らなくていいそうです。

ということで、塗り終わったら裏返して乾かしていきます。

洗いたてのデニムはドス黒くてなんかいい

糊付け完了、デニムが立ちました

待つこと約半日。いい感じに乾きました。糊がついてるデニムはバキバキに固いので、立ちます。

出来上がったら早速穿いてみます。ゴワゴワしてかなり穿き辛いですが、ウエストもレングスも縮んでちょうどいいサイズ感に。

穿けたら、歩いたり屈伸したりして、自分に合った穿きジワをつけていきます。

いい感じにシワがつきました。これでヒゲやハチノスもいい感じに出てきそうです。

1日穿いた後のコンディション

1日穿いた後はこんな感じ。

ヒゲもちゃんと入ってますね
44501はポケットが正方形に近くて無骨
ハチノスもしっかり入りました
裾もチェーンステッチでいい感じ

制服のように穿いて育てる

糊付けの儀式も無事に終わり、サイズ感もぴったりだったので大満足でした。
これから制服のように毎日穿いて、育てていきたいと思います。

ということで、今回はリーバイスのお話でした。これから不定期で育成状況を投稿したいと思います。

続編のこの動画もとても面白かったです。糊をつける際にも参考になりました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?