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【古の名作】後染め剤DYRONで色褪せたデニムを復活させる【リーバイスレッド】

1999年に革新的なジーンズを生み出すというコンセプトで生まれた、リーバイスのプレミアムラインである、Levi’s RED(リーバイスレッド)。
私はこのシリーズが好きで、様々なモデルをコレクションしてます。

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これはそのごく一部。1999-2001年位の間にローンチされた初期のモデルです。

ただジーンズというものは履けば履くほど色が落ちていく儚いものです(もちろん、色落ちの魅力はありますが)。

長年履き込まれた1st Standardはもう色もほとんど残っておらず、お尻のところも破れてしまっています。

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こんな感じでもう白に近い色に。

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お尻のところの生地は擦れて破れも出てきてしまっています。

ですが、このモデルはデザインもシルエットもとてもいいのでまだまだ履いていたい。ということで、後染めと補修をして、蘇らせようと思います。

まずは色。これについては、DYRONというイギリス産の後染め剤を使っていきたいと思います。

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色々なレビューを見たのですが、これとカラーストップ(色落ち防止剤)が一番良さそうだったので、セット(1400円)で購入。

全然染まらないと言ってるレビューもいくつかあるのですが、それはDYRONの数が少なかったり、ちゃんと揉み込んだりしてないからのようです。DYRON公式ではジーンズを濃色で染めるなら2-4袋を推奨と言っていますので、それに従いましょう。

デニムは青ですが、せっかくなので他にはないオリジナリティを出したいと思い、黒で後染めすることにしました。

袋に説明書がついているので、それに沿って染めていきます。

6リットル/80℃のお湯にDYRONと塩30gを入れてかき混ぜます。
そこに洗濯済みのデニムをいれて、40分くらい揉み込みながら漬け込んでいきます。
この工程をサボると色がマダラに入ったりしてしまうそうなので、がんばりました(ちなみに80℃って結構熱いので、100均で売ってるトングなどを使うと良いです)。

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こんな感じで漬け込んだ後、すすぎます。
最初は真っ黒の水が止めどなく出てきますが、問題ないということなので、水が透明になるくらいまですすぎます。

そして次に、40℃のお湯にカラーストップを混ぜて、そこに20分くらいつけます。

そしてつけた後は洗濯機ですすぎと脱水をして、陰干しします(日なただと変色するそうです)。

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だいぶいい感じに見えるので、このまま仕上がるといいな、、。

乾いたら、今度はお尻の破れの補修。100均で買ってきた黒の補修クロスを使います。

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穴よりかなり大きめにクロスを切って、アイロンで破けている部分に裏側から貼り付けます。

破けているところに

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クロスを当ててアイロンで貼り付けます。

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こんなかんじで目立たない感じになりました。

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ということで一通り作業が終わりましたので、見てみたいと思います。

まずは前面。

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黒というよりは濃いブルーグレーという感じで、ムラなく綺麗に染まっています。漆黒ではないですが、デニムの元の良さも出た良い色かなと思います。

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元々ほとんど白になってしまっていた背面も、きれいに染まっています。

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個人的には黒と金糸とのコントラストが好きです。

染めてない同型のデニムと比べると違いがよくわかります。

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ということで、色的にも他に見たことのないオリジナリティあるデニムになり、手塩にかけた愛着も生まれ、個人的には大満足の結果となりました。

1400円とちょっと手間(3h程度)をかけるだけで、お気に入りの服が蘇りますので、色褪せなどで諦めている服をお持ちの方は、ぜひ試してみてください。

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