AWS Transit Gatewayはリージョン間ピアリングをサポートします(2019/12/3)

はじめに

本投稿は、英語とAWSの勉強のためにAWSのannouncements等を翻訳したものになります。基本的に東京リージョンに関係のあるものを翻訳したいと思いますが、興味があれば直接関係がないものもやりたいと思います。タイトルの日付はAWSの記事の公開日になります。平日はできるだけ毎日１記事翻訳したいと思います。

注意事項

原文中には詳細な製品ページなどへのリンクが貼られていることが多いですが、翻訳内容にはつけていないので、知りたい方は原文をご参照ください。
また、本投稿内容で読者の方が何か不利益を被ったとしても当方は一切責任を負いませんので予めご了承の程よろしくお願いいたします。何かご指摘などありましたら、ご連絡いただければ幸いです。

翻訳元URL

https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2019/12/aws-transit-gateway-supports-inter-region-peering/

翻訳

AWS Transit Gateway now supports the ability to establish peering connections between Transit Gateways in different AWS Regions. Transit Gateway is a service that enables customers to connect thousands of Amazon Virtual Private Clouds (Amazon VPCs) and their on-premises networks using a single gateway. With AWS Transit Gateway, customers only have to create and manage a single connection from a central regional gateway to each Amazon VPC, on premises data center, or remote office across their networks.

AWS Transit Gatewayは別のAWSリージョンのTransit Gateway間のピアリング接続をサポートするようになりました。Transit Gatewayは数千ものVPC間および1つのゲートウェイを使ってオンプレミスネットワークとの接続を構築するサービスです。Transit Gatewayによって、利用者は中央のリージョンのゲートウェイからそれぞれのVPC、オンプレミスのデータセンターやネットワークにまたがったリモートオフィスまでのたった1つの接続を作成、管理するだけでよいです。

The ability to peer Transit Gateways between different AWS Regions enables customers to extend this connectivity and build global networks spanning multiple AWS Regions. Traffic using inter-region Transit Gateway peering always stays on the AWS global network and never traverses the public internet, thereby reducing threat vectors, such as common exploits and DDoS attacks. Inter-region Transit Gateway peering encrypts inter-region traffic with no single point of failure.

リージョン間のTransit Gatewayピアリング機能はコネクティビティを拡張し複数のリージョンへ広がるグローバルなネットワークを構築することができます。リージョン間Transit Gatewayピアリングにおけるトラフィックは、いつでもAWSのグローバルネットワーク上にありパブリックなインターネットを横断することはなく、それによって、脆弱性攻撃やDDoSなどの脅威を少なくすることができます。Transit Gatewayピアリングはリージョン間トラフィックを単一障害点(SPOF)なしで暗号化します。

Inter-region Transit Gateway peering is available in US East (N. Virginia), US East (Ohio), US West (Oregon), EU (Ireland), and EU (Frankfurt) AWS Regions. Support for other AWS Regions is coming soon. For more information, see the AWS Transit Gateway product page and documentation.

リージョン間Transit GatewayピアリングはUS東部(北バージニア)、US東部(オハイオ)、US西部(オレゴン)、EU(アイルランド)、EU(フランクフルト)のリージョンで利用可能です。他のリージョンもすぐにサポート予定です。より詳しい情報は、Transit Gatewayの製品ページとドキュメントをご覧ください。

所感

いやー、re:Inventでたくさんのサービスの紹介がありますね。そして久々に1記事訳してみたら東京リージョンは未対応だという。。。
Inter-regionということで、リージョン間と訳しました。もともとintermission(休憩時間、ミッションの間)やintersection(交差点、建物や敷地の間)みたいに覚えていたので、今回改めて調べてみたらやはりinterはbetweenやamongという意味がありますね。